From owner-freebsd-users-jp@freebsd.org Sat Aug 13 03:53:11 2016 Return-Path: Delivered-To: freebsd-users-jp@mailman.ysv.freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2001:1900:2254:206a::19:1]) by mailman.ysv.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id 4F0C0BB51BA for ; Sat, 13 Aug 2016 03:53:11 +0000 (UTC) (envelope-from junchoon@dec.sakura.ne.jp) Received: from dec.sakura.ne.jp (dec.sakura.ne.jp [210.188.226.8]) (using TLSv1.2 with cipher ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384 (256/256 bits)) (Client did not present a certificate) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTPS id F13041F9D for ; Sat, 13 Aug 2016 03:53:10 +0000 (UTC) (envelope-from junchoon@dec.sakura.ne.jp) Received: from fortune.joker.local (123-48-23-227.dz.commufa.jp [123.48.23.227]) (authenticated bits=0) by dec.sakura.ne.jp (8.15.2/8.15.2/[SAKURA-WEB]/20080708) with ESMTPA id u7D3r2UP037611; Sat, 13 Aug 2016 12:53:03 +0900 (JST) (envelope-from junchoon@dec.sakura.ne.jp) Date: Sat, 13 Aug 2016 12:53:01 +0900 From: Tomoaki AOKI To: freebsd-users-jp@freebsd.org Message-Id: <20160813125301.4c285205cf2ed2aef699662b@dec.sakura.ne.jp> In-Reply-To: <20160812154257.DFCC.F7F21E74@kens.fm> References: <20160810153344.1E96.F7F21E74@kens.fm> <48BF6063-096B-4B2F-B2FC-142006A2FF7E@gmail.com> <20160812154257.DFCC.F7F21E74@kens.fm> Organization: Junchoon corps X-Mailer: Sylpheed 3.5.1 (GTK+ 2.24.29; amd64-portbld-freebsd11.0) Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 7bit Subject: [FreeBSD-users-jp 95935] Re: ELF interpreter /usr/libexec/ld-elf.so.1 not found X-BeenThere: freebsd-users-jp@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.22 Precedence: list List-Id: Discussion relevant to FreeBSD communities in Japan List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Sat, 13 Aug 2016 03:53:11 -0000 青木@名古屋です。 On Fri, 12 Aug 2016 15:42:58 +0900 "kenji@kens.fm" wrote: > > 念の為確認ですが、brandelf -t Linuxした状態のバイナリを実行する際は > > linux_enable="YES"(かつlinux.koをロード済)で試していますよね? > > はい > kldload linux.ko して > kldstat で確認してテスト後 > kldunload linux.ko しました まずは本当にLinuxバイナリで【ない】ことは確認できましたね。 > svnlite checkout https://svn.FreeBSD.org/base/stable/10 -r r286665 /usr/src > > stable/10 の r286665〜r297262 までを試して > r293448 まではOK > r293449 以降がNG > と言う事がわかりました > r293448とr293449の間で変更されているのは > > sys/kern/imgact_elf.c > https://svnweb.freebsd.org/base/stable/10/sys/kern/imgact_elf.c?r1=293318&r2=293449 > だけのようです。 私の頭に引っ掛かっていたのは多分その次のr295366だったと思いますが、 それはさておき、  ・r293499をbackoutするとどうなるか?    ※上記で引用頂いたURLの画面上方の「patch」をクリックすると     パッチが手に入りますので、これをファイルに落とし、     /usr/srcで       patch -p2 -R -i パッチファイル名     で当てれば大丈夫です。      ※パッチ内のパスのうち「stable/10/」の部分を無視させる       必要があるので -p2 が必須です。  ・上記だけで駄目な場合、さらにr295366もbackoutするとどうなるか? を試してみてはどうでしょうか? もしこれで動くなら、POLA violationと してBugzillaにPR登録してfreebsd-stable MLにもその旨報告すると、認め られれば次のSAのタイミングでENとして対応してもらえるかもしれません。  ※POLA violationをまともに考慮するのはstableブランチからですので、   今回のように「従来動いていたものが動かなくなった」というケースは   freebsd-currentで報告してもとりあって貰えないかもしれません。 なお、素直にこのファイルだけr293448以前に戻せと言わないのは、さらに次の r295454がシステムの他の部分の更新と絡んでいるため、迂闊にこのファイル だけ戻すと何が起こるか不安だからです。 > 10.2-RELEASE-p8 と stableの 10.2p8 は全く別物ですか? > revision番号は各ブランチ共通みたいですが portsは別管理ですが、base(OS本体部分)はご察しのとおり、共通です。 また、stableブランチにはp8やp10のようなパッチレベルは無く、ただただ リビジョンが進むのみです。 一応説明すると、*.0-RELEASEまでの流れは割と知られていると思いますので 置いておいて、その後の更新に絞ると、   ・開発はhead(所謂-current)で進む。   ・headである程度以上の有効性・安全性が確認され、K[P|B]I・A[P|B]I    を壊さないものがstableにマージされる。(MFC 乃至 MFH)   ・stableブランチで新たな問題が発生しなかった【SA/EN関連】の修正が    relengブランチにマージされる。(MFS)   ・必要な更新が出揃い、relengブランチでの動作検証をパスしたところで    relengブランチのバージョン情報を更新し、freebsd-update用のバイナリ    をビルド、提供開始(10.2-p18や10.3-p4等)。 という流れになります。 そのため、正式にSAやENが出るより少しでも早く セキュリティ修正を取り込みたい(リスク覚悟)場合、relengブランチを 追いかけてソースからビルドして更新するのがお薦めです。  ※特殊な環境や一部のアーキティクチャでのみ不具合が発生し、SAの   発行が大幅に遅れるケースもありますので。 手間や検証未完の   リスクとのトレードオフですが。 さらに早くというならさらに   リスクは上がりますがstableブランチの追いかけです。 > > SA-16:25 > これとの関係は判りませんが SA-16:25 の反映済みと思われる > 10.3-RELEASE-p7 でも例の古いバイナリは動きませんでした。 上述のとおり、今回発見して頂いた変化点を含む全てのリビジョンが アウトと考えるのが自然です。 今回は問題のリビジョンでの変更が 1ファイルのみ・1箇所のみ(もう1件も変更箇所は増えるものの1ファイル のみで個々の変更は小さい)ため、それだけを外してみるのを提案させて 頂きました。 stable/10で今回のトライアルがうまく行ったら、そのままstable/10を 使うのも一手ですし、基本10.3-RELEASEからfreebsd-updateでuserlandを 更新しつつカーネルだけソースで更新(今回同様、patch -p2 -Rで手動 backout)するのも可でしょう。 いずれにせよ、これで駄目ならもう私の現状では白旗を上げざるを得ません。 > > > -- > けんずふぁみりー > _______________________________________________ > freebsd-users-jp@freebsd.org mailing list > https://lists.freebsd.org/mailman/listinfo/freebsd-users-jp > To unsubscribe, send any mail to "freebsd-users-jp-unsubscribe@freebsd.org" > -- 青木 知明 [Tomoaki AOKI]