From owner-svn-doc-all@FreeBSD.ORG Sat Jun 23 14:28:40 2012 Return-Path: Delivered-To: svn-doc-all@freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2001:4f8:fff6::34]) by hub.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id 1D971106566B; Sat, 23 Jun 2012 14:28:40 +0000 (UTC) (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: from svn.freebsd.org (svn.freebsd.org [IPv6:2001:4f8:fff6::2c]) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id 079C48FC0C; Sat, 23 Jun 2012 14:28:40 +0000 (UTC) Received: from svn.freebsd.org (localhost [127.0.0.1]) by svn.freebsd.org (8.14.4/8.14.4) with ESMTP id q5NESdua046031; Sat, 23 Jun 2012 14:28:39 GMT (envelope-from ryusuke@svn.freebsd.org) Received: (from ryusuke@localhost) by svn.freebsd.org (8.14.4/8.14.4/Submit) id q5NESdix046028; Sat, 23 Jun 2012 14:28:39 GMT (envelope-from ryusuke@svn.freebsd.org) Message-Id: <201206231428.q5NESdix046028@svn.freebsd.org> From: Ryusuke SUZUKI Date: Sat, 23 Jun 2012 14:28:39 +0000 (UTC) To: doc-committers@freebsd.org, svn-doc-all@freebsd.org, svn-doc-head@freebsd.org X-SVN-Group: doc-head MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit Cc: Subject: svn commit: r39096 - in head/ja_JP.eucJP/books/handbook: introduction linuxemu X-BeenThere: svn-doc-all@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.5 Precedence: list List-Id: "SVN commit messages for the entire doc trees \(except for " user" , " projects" , and " translations" \)" List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Sat, 23 Jun 2012 14:28:40 -0000 Author: ryusuke Date: Sat Jun 23 14:28:39 2012 New Revision: 39096 URL: http://svn.freebsd.org/changeset/doc/39096 Log: - Merge the following from the English version: r38685 -> r39064 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/introduction/chapter.sgml r9555 -> r9954 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.sgml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/introduction/chapter.sgml head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.sgml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/introduction/chapter.sgml ============================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/introduction/chapter.sgml Sat Jun 23 03:17:58 2012 (r39095) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/introduction/chapter.sgml Sat Jun 23 14:28:39 2012 (r39096) @@ -2,7 +2,7 @@ The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project - Original revision: 1.145 + Original revision: r39064 $FreeBSD$ --> @@ -859,17 +859,22 @@ これまでに蓄積された膨大な量の履歴によって、 CVS の持つ技術的な限界が明かになってきたためです。 - メインリポジトリは SVN + base リポジトリは SVN によって管理されますが、 SVN リポジトリにおける変更点は CVS に反映されるので、 csup といった CVS - のクライアントツールはこれまで通り正常に動きます。 - 現在はベースシステムのみが - SVN を採用し、 - ドキュメント、World Wide Web および Ports リポジトリは、 - これまでと同じく CVS + のクライアントツールはこれまで通り正常に動きます。 + + 2012 年 5 月、ドキュメンテーションプロジェクトのリポジトリも + CVS から SVN + へと移行しました。 + ベースシステムとは異なり、ドキュメンテーションの + SVN リポジトリは、 + CVS へと反映されません。 + + Ports リポジトリは、現在 CVS によって管理されています。 &os; の メインリポジトリは米国カリフォルニア州のサンタクララ市に存在し、 Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.sgml ============================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.sgml Sat Jun 23 03:17:58 2012 (r39095) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.sgml Sat Jun 23 14:28:39 2012 (r39096) @@ -2,7 +2,7 @@ The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project - Original revision: 1.38 + Original revision: r9954 $FreeBSD$ --> @@ -16,6 +16,11 @@ この章では + Linux バイナリ互換機能 + + バイナリ互換機能 + Linux + この章では FreeBSD における Linux バイナリとの互換機能について、 インストール方法やその仕組みを解説します。 @@ -36,6 +41,10 @@ VMWare、Oracle、WordPerfect、Doom、Quake などがあります。 また、ある状況においては Linux バイナリを Linux で動かすよりも FreeBSD で動かすほうが良いパフォーマンスが出るという報告もあります。 + + Linux + /proc ファイルシステム + しかしながら、いくつかの Linux に特有な OS の機能は FreeBSD ではサポートされていません。 例えば、Linux の /proc ファイルシステムを過度に使うような @@ -52,6 +61,7 @@ 3.0-RELEASE以降であればカーネルのコンフィギュレーションファイルに options LINUXoptions COMPAT_LINUX といった行を加える必要はありません。 + KLD (kernel loadable object) Linux バイナリ互換機能は今は KLD オブジェクト (Kernel LoaDable object) として実現されており、リブートしなくても @@ -79,6 +89,10 @@ esac Id Refs Address Size Name 1 2 0xc0100000 16bdb8 kernel 7 1 0xc24db000 d000 linux.ko + + カーネルオプション + LINUX + 何らかの理由で Linux KLD をロードしたくない、 @@ -91,16 +105,21 @@ Id Refs Address Size Name Linux ランタイムライブラリのインストール + + Linux + Linux ライブラリのインストール + これは、linux_base - の port を用いるか、もしくは手動でインストールします。 + port を用いるか、もしくは 手動で インストールします。 linux_base の port を用いたインストール + ports collection ランタイムライブラリをインストールするには最も簡単な方法です。 - ports コレクションから他の port + Ports Collection から他の port をインストールするのと全く同じようにできます。 &prompt.root; cd /usr/ports/emulators/linux_base @@ -140,6 +159,7 @@ Id Refs Address Size Name シェアードライブラリの追加 + 共有ライブラリ linux_base port をインストールした後に、 アプリケーションが必要なライブラリが存在しないというエラーを出したらどうしたらよいでしょうか? @@ -164,6 +184,7 @@ libXt.so.3 (DLL Jump 3.1) => /usr/X11 libX11.so.3 (DLL Jump 3.1) => /usr/X11/lib/libX11.so.3.1.0 libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) => /lib/libc.so.4.6.29 + シンボリックリンク 最後のカラムに表示されているすべてのファイルを持って来て、 /compat/linux の下に置き、 最初のカラムに示されるファイル名にシンボリックリンクを張ります。 @@ -218,6 +239,10 @@ libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) => /lib/ Linux の ELF バイナリのインストール + + Linux + ELF バイナリ + ELF のバイナリを使うためには、 マークをつける (branding) 作業が必要になります。 @@ -233,6 +258,7 @@ Abort &prompt.user; brandelf -t Linux my-linux-elf-binary + GNU ツールチェイン 今では GNU のツールたちが ELF バイナリに自動的に適切なマークを付加するようになったので、 今後はこの作業もだんだんと必要なくなってゆくでしょう。 @@ -269,9 +295,13 @@ multi on Mathematica のインストール - Mathematica 4.x 用に &a.murray; + Mathematica 4.X 用に &a.murray; がアップデートし、Bojan Bistrovic bojanb@physics.odu.edu がマージしました。 + + アプリケーション + Mathematica + この章では、Mathematica 4.X Linux 版の FreeBSD へのインストールについて説明します。 @@ -308,8 +338,7 @@ multi on ELF バイナリすべての扱いを、デフォルトで Linux バイナリとすることが可能です。 - &prompt.root; sysctl -w kern.fallback_elf_brand=3 - + &prompt.root; sysctl -w kern.fallback_elf_brand=3 これは FreeBSD システムに対して、 マーク付けされていない ELF バイナリが @@ -322,6 +351,10 @@ multi on Mathematica を起動する前に Wolfram から自分の マシン ID に対応したパスワードを取得しなければいけません。 + + イーサネット + MAC アドレス + 一旦 Linux 互換ランタイムライブラリをインストールし、 Mathematica を展開すれば Install ディレクトリにある @@ -391,6 +424,7 @@ disco.example.com 7115-70839-20412XFree86 サーバを使用しているなら、 /etc/XF86Config に加えることでこれらのフォントを自動的に読み込むことができます。 + フォント /usr/X11R6/lib/X11/fonts/Type1 という @@ -406,6 +440,10 @@ disco.example.com 7115-70839-20412Marcel Moolenaar 寄贈 marcel@cup.hp.com + + アプリケーション + Oracle + はじめに @@ -426,7 +464,7 @@ disco.example.com 7115-70839-20412 もし賢いエージェント (intelligent agent) を起動したいなら - Red Hat TCL パッケージ tcl-8.0.3-20.i386.rpm + Red Hat Tcl パッケージ tcl-8.0.3-20.i386.rpm もインストールする必要があるでしょう。 公式の RPM パッケージをインストールするには一般的に次のようにします。 @@ -446,6 +484,7 @@ disco.example.com 7115-70839-20412 カーネルのチューニング + カーネルのチューニング Oracle インストールガイドにあるように、 シェアードメモリーの最大サイズを設定しなければいけません。 @@ -647,6 +686,10 @@ export PATH Holger Kipp 寄稿 holger.kipp@alogis.com SGML への変換 &a.logo; + + アプリケーション + SAP R/3 + まえがき @@ -668,7 +711,7 @@ export PATH ソフトウェア - SAP のインストールには以下の CD-ROM を使いました。 + SAP のインストールには以下の CDROM を使いました。 @@ -812,7 +855,7 @@ export PATH 通常、インストール後には一部のテーブル領域を拡張する必要があります。 私は、800MHz の Pentium III を 2 個、Adaptec 29160 - Ultra160 SCSI アダプタ (40/80 GB DLT テープドライブと CD-ROM + Ultra160 SCSI アダプタ (40/80 GB DLT テープドライブと CDROM にアクセスするため)、Mylex AcelleRAID (2 チャンネル、ファームウェアバージョン 6.00-1-00、32MB RAM) を積んだデュアルプロセッサボードを使いました。Mylex RAID @@ -1029,6 +1072,7 @@ DOCSUPFILE= /usr/share/examples/cvsup 必要な RPM のインストール + RPMs R3SETUP プログラムを動かすには、pam サポートが必要になります。 @@ -1059,7 +1103,7 @@ DOCSUPFILE= /usr/share/examples/cvsup &prompt.root; rpm -i --ignoreos --nodeps --root /compat/linux --dbpath /var/lib/rpm pam-0.68-7.i386.rpm Oracle が intelligent agent - を動作させるには、次の RedHat TCL package を (FreeBSD + を動作させるには、次の RedHat Tcl package を (FreeBSD ハンドブックにあるように) インストールしなければなりませんでした。 tcl-8.0.5-30.i386.rpm (そうしないと、 Oracle @@ -1293,11 +1337,12 @@ sapmsIDS 3600/tcp # SAP Message Server. 必要となるロケール + ロケール SAP は、デフォルトの RedHat のインストールでは入らないロケールを少なくとも 2 つ必要とします。 - SAP は、必要な RPM を ftp + SAP は、必要な RPM を FTP サーバからダウンロードする形で提供しています (OSS アクセス契約している顧客でなければアクセスできません)。 必要な RPM の一覧は note 0171356 をご覧ください。 @@ -1320,6 +1365,7 @@ en_US.ISO-8859-1 カーネルのチューニング + カーネルのチューニング SAP R/3 システムには多くのリソースが必要です。 そのため、私はカーネルコンフィグレーションファイルに @@ -1353,12 +1399,12 @@ options SEMUME=100 #number of UNDO keys< SAP R/3 のインストール - SAP CD-ROM の準備 + SAP CDROM の準備 インストールの際にマウントしてアンマウントしなければならない - CD-ROM が山ほどあります。十分な数の - CD-ROM ドライブを持っていれば、 - すべてマウントしてしまえばよいでしょう。私は、CD-ROM + CDROM が山ほどあります。十分な数の + CDROM ドライブを持っていれば、 + すべてマウントしてしまえばよいでしょう。私は、CDROM の中身をそれぞれに対応するディレクトリにコピーすることにしました。 /oracle/IDS/sapreorg/<cd-name> @@ -1668,7 +1714,7 @@ options SEMUME=100 #number of UNDO keys< 元の RedHat システムから持ってきて使うこともできるでしょう。 インテリジェントエージェントをコンパイルするために、 - RedHat TCL パッケージがインストールされていなければなりません。 + RedHat Tcl パッケージがインストールされていなければなりません。 tcl-8.0.3-20.i386.rpm が入手できないなら、RedHat 6.1 用の tcl-8.0.5-30.i386.rpm @@ -2128,6 +2174,7 @@ drwxrwxr-x 11 idsadm sapsys 512 May 4 14 どのように動くのでしょう? + execution class loader FreeBSD は、“実行クラスローダ (execution class loader) ” と呼ばれる抽象的な機構を持っています。これは &man.execve.2 @@ -2139,7 +2186,7 @@ drwxrwxr-x 11 idsadm sapsys 512 May 4 14 ローダのリストを持っているのです。 - 歴史的には、UNIX プラットフォーム上の唯一のローダーがマジックナンバー + 歴史的には、Unix プラットフォーム上の唯一のローダーがマジックナンバー (一般的にはファイルの先頭の 4 ないし 8 バイトの部分) の検査を行ないシステムで実行できるバイナリかどうかを検査し、 もしそうならバイナリローダーを呼び出すというようになっていました。 @@ -2159,11 +2206,13 @@ drwxrwxr-x 11 idsadm sapsys 512 May 4 14 その際、空白文字までの文字列をインタプリタとして認識する、 通常の #! ローダを用いるため、 該当するものが存在しなければ最終的に /bin/sh がロードされます。 + ELF Linux ABI をサポートするため、FreeBSD は ELF バイナリを示すマジックナンバを確認します。 (ただし、この段階では FreeBSD、Solaris、Linux、そしてその他の ELF イメージ形式を使っている OS を区別することはできません)。 + Solaris ELF ローダは、特殊なマーク (brand) があるかどうか探します。 このマークとは、ELF イメージのコメントセクションのことです。 @@ -2178,11 +2227,15 @@ drwxrwxr-x 11 idsadm sapsys 512 May 4 14 上のようにすることで、指定されたファイルは Linux のマークが付けられ、 ELF ローダが認識できるようになります。 + + ELF + branding + ELF ローダが Linux マークを確認すると、 ローダは proc 構造体内の ある一つのポインタを置き換えます。システムコールは全て、 - このポインタ (伝統的な UNIX システムではこれは構造体の配列 sysent[] + このポインタ (伝統的な Unix システムではこれは構造体の配列 sysent[] で、システムコールが含まれています) を通してインデックスされます。 さらに、そのプロセスには Linux カーネルモジュールに必要な シグナルトランポリンコード (訳注: