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Date:      Thu, 18 Oct 2012 13:29:08 +0000 (UTC)
From:      Ryusuke SUZUKI <ryusuke@FreeBSD.org>
To:        doc-committers@freebsd.org, svn-doc-all@freebsd.org, svn-doc-head@freebsd.org
Subject:   svn commit: r39766 - head/ja_JP.eucJP/books/porters-handbook
Message-ID:  <201210181329.q9IDT8uf046656@svn.freebsd.org>

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Author: ryusuke
Date: Thu Oct 18 13:29:08 2012
New Revision: 39766
URL: http://svn.freebsd.org/changeset/doc/39766

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  - Merge the following from the English version:
  
  	r19736 -> r20257	head/ja_JP.eucJP/books/porters-handbook/book.sgml
  
  Submitted by:	Hiroo Ono <hiroo _at_ jp dot FreeBSD dot org>
  References:	[doc-jp-work 1810, 1828, 1830, 1842, 1846]

Modified:
  head/ja_JP.eucJP/books/porters-handbook/book.xml

Modified: head/ja_JP.eucJP/books/porters-handbook/book.xml
==============================================================================
--- head/ja_JP.eucJP/books/porters-handbook/book.xml	Thu Oct 18 13:10:08 2012	(r39765)
+++ head/ja_JP.eucJP/books/porters-handbook/book.xml	Thu Oct 18 13:29:08 2012	(r39766)
@@ -9,7 +9,7 @@
      The FreeBSD Documentation Project
      The FreeBSD Japanese Documentation Project
 
-     Original revision: r19736
+     Original revision: r20257
      $FreeBSD$
 -->
 
@@ -379,9 +379,22 @@ lib/X11/oneko/mouse.xpm
 	また、port 化したプログラムの短い説明文を
 	バグレポートの <quote>Description</quote> フィールドに追加して、
 	<quote>Fix</quote> フィールドには shar したファイル、
-	もしくは uuencode した tar ファイルを追加するようにしてください。
-	後者は、ports 管理の作業をスクリプトで行なっている
-	コミッターの助けとなります。</para>
+	もしくは uuencode した
+	tar ファイルを追加するようにしてください。</para>
+
+      <note>
+	<para>障害報告の概要 (synopsis) 欄がよく書けていると、
+	  わたしたちが作業しやすくなります。
+	  新しい port を提出するなら
+	  <quote>New port: &lt;カテゴリ&gt;/&lt;port 名&gt;
+	  &lt;短い port の概要&gt;</quote>、
+	  port の更新なら、
+	  <quote>Update port: &lt;カテゴリ&gt;/&lt;port 名&gt;
+	  &lt;短い更新の概要&gt;</quote>
+	  のような形が歓迎されます。
+	  この考え方に沿っていれば、
+	  誰かがあなたの障害報告を時間をおかずに見てくれる可能性が高くなります。</para>
+      </note>
 
       <para>もう一度、<emphasis>オリジナルのソースファイルや
 	<filename>work</filename> ディレクトリ、
@@ -410,18 +423,6 @@ lib/X11/oneko/mouse.xpm
 	  FreeBSD への貢献者</ulink>の一覧やその他のファイルにも載るでしょう。
 	う〜ん、素晴らしい。<!-- smiley -->:-)</para>
       <!-- kuriyama - should use link tag? -->
-
-      <note>
-	<para>わたしたちが作業しやすいように、
-	  障害報告の概要 (synopsis) は適切に記述してください。
-	  たとえば新しい port の提出なら
-	  <quote>New port: &lt;port の簡単な説明&gt;</quote>、
-	  port の更新なら
-	  <quote>Update port: &lt;カテゴリ&gt;/&lt;port 名&gt; &lt;更新内容の簡単な説明&gt;</quote>
-	  といった形式が歓迎されます。
-	  こういう方法で報告するように心がけていれば、あなたの報告 (PR) が
-	  すぐに誰かの目にとまる確率が ぐっと高くなるのです。</para>
-      </note>
     </sect1>
   </chapter>
 
@@ -847,7 +848,11 @@ lib/X11/oneko/mouse.xpm
 	  新しいオフィシャルベンダーリリースが行なわれた時) には
 	  いつでも 0 にリセットされます。
 	  また、その値が 0 でない場合には package 名に追加されます。
-	  その port から作られる package の内容や構造に
+	  <makevar>PORTREVISION</makevar> の変更は、(例えば
+	  &man.pkg.version.1; 等の) 自動化ツールが、
+	  新たな package が入手できることを示すのに使われます。</para>
+
+	<para>その port から作られる package の内容や構造に
 	  大きな影響を与える変更を行なった時には、
 	  <makevar>PORTREVISION</makevar> を増やしてください。</para>
 
@@ -857,7 +862,7 @@ lib/X11/oneko/mouse.xpm
 	<itemizedlist>
 	  <listitem>
 	    <para>セキュリティ上の脆弱性やバグを修正するため、または
-	      その port に新しい機能性を追加するためのパッチの追加。</para>
+	      その port に新しい機能を追加するためのパッチの追加。</para>
 	  </listitem>
 
 	  <listitem>
@@ -919,9 +924,10 @@ lib/X11/oneko/mouse.xpm
 	      ビルド可能にするための修正 (その port が以前にビルド可能だった
 	      プラットフォームにおいて、その変更により何らかの機能的な
 	      違いが発生しない場合に限ります)。
-	      <makevar>PORTREVISION</makevar> は package の内容を
-	      反映したものなので、その package が以前にビルド可能でなければ
-	      内容の変更も無いため、<makevar>PORTREVISION</makevar> を
+	      <makevar>PORTREVISION</makevar> は package
+	      の内容を反映したものなので、その package
+	      が以前にビルド可能でなかったのなら、変更を示すために、
+	      <makevar>PORTREVISION</makevar> を
 	      増やす必要はありません。</para>
 	  </listitem>
 	</itemizedlist>
@@ -931,9 +937,7 @@ lib/X11/oneko/mouse.xpm
 	  実質的な効能であれ)、アップデートすることにより、
 	  誰もが利益を受けるような何かかどうか、また定期的に ports
 	  ツリーを更新している人に更新を強制するということに値するか自問してみることです。
-	  もし答がイエスであれば、新しい package
-	  が利用可能になった事実を (例えば &man.pkg.version.1; 等の)
-	  自動化ツールが強調することができるように、
+	  もし答がイエスであれば、
 	  <makevar>PORTREVISION</makevar> を上げるべきでしょう。</para>
 	</sect3>
 
@@ -1426,7 +1430,7 @@ PORTEPOCH=      1</programlisting>
 
 	    <tbody>
 	      <row>
-		<entry><filename>accessibility*</filename></entry>
+		<entry><filename>accessibility</filename></entry>
 		<entry>障害を持ったユーザの役に立つ ports</entry>
 		<entry></entry>
 	      </row>
@@ -1696,9 +1700,9 @@ PORTEPOCH=      1</programlisting>
 		  <makevar>CATEGORIES</makevar> 行に書かれている場合、
 		  <literal>misc</literal>
 		  を削除して他のサブディレクトリにおいて良いという意味になります。
-		  このカテゴリにある ports は見落とされる傾向があるので、
-		  可能であれば、<literal>misc</literal>
-		  ports より適切なカテゴリを選んでください。</entry>
+		  このカテゴリに置かれた ports は見落とされやすいので、
+		  可能な限り <literal>misc</literal>
+		  よりふさわしいカテゴリを探してください。</entry>
 	      </row>
 
 	      <row>
@@ -1940,11 +1944,10 @@ PORTEPOCH=      1</programlisting>
 		  ほとんどは他の <filename>x11-*</filename> カテゴリ
 		  (下記参照) に分類されるべきです。
 		  あなたの port が X アプリケーションで、
-		  <makevar>USE_XLIB</makevar> が定義
-		  (<makevar>USE_IMAKE</makevar> を定義すると自動的に定義されます)
-		  されている場合は、適切なカテゴリに分類してください。
-		  また、それらのほとんどは他の <filename>x11-*</filename>
-		  カテゴリ (下記参照) に分類されます。</entry>
+		  <makevar>USE_XLIB</makevar> を定義し
+		  (<makevar>USE_IMAKE</makevar>
+		  を定義すると自動的に定義されます)、
+		  適切なカテゴリに分類してください。</entry>
 	      </row>
 
 	      <row>
@@ -2075,8 +2078,8 @@ PORTEPOCH=      1</programlisting>
 	<para><makevar>DISTNAME</makevar>
 	  は製作者が決めたソフトウェアの名前です。
 	  デフォルトでは <makevar>DISTNAME</makevar> は
-	  <literal>${PORTNAME}-${PORTVERSION}</literal> になりますが、
-	  必要に応じて書き換えることができます。
+	  <literal>${PORTNAME}-${PORTVERSION}</literal> になりますので、
+	  必要にな場合だけ書き換えるようにしてください。
 	  <makevar>DISTNAME</makevar> は二つの場所でしか使われません。
 	  一つ目は配布ファイルリスト (<makevar>DISTFILES</makevar>) のデフォルト
 	  <makevar>${DISTNAME}</makevar><makevar>${EXTRACT_SUFX}</makevar>
@@ -2093,7 +2096,7 @@ PORTEPOCH=      1</programlisting>
 	    <makevar>${PORTNAME}-${PORTVERSION}${EXTRACT_SUFX}</makevar> という
 	    名前ではないのに、<makevar>WRKSRC</makevar> を
 	    <filename>work/<makevar>${PORTNAME}-${PORTVERSION}</makevar></filename>
-	    と設定している場合、おそらく <makevar>DISTNAME</makevar>
+	    と設定しているなら、おそらく <makevar>DISTNAME</makevar>
 	    はそのままにしておく必要があることに注意してください &mdash;
 	    <makevar>DISTNAME</makevar> と <makevar>WRKSRC</makevar>
 	    の両方を (そして おそらく <makevar>EXTRACT_SUFX</makevar> も)
@@ -2137,7 +2140,7 @@ MASTER_SITE_SUBDIR=   applications</prog
 
 	<para>これらの変数は <filename>/usr/ports/Mk/bsd.sites.mk</filename>
 	  で定義されています。
-	  いつでも新しいアーカイブサイトが追加されますので、
+	  いつでも新しい項目が追加されて行きますので、
 	  port を提出する前に このファイルの最新版を
 	  チェックするように心掛けてください。</para>
 
@@ -2974,7 +2977,9 @@ PATCHFILES=     patch1:test</programlist
 	お願いします。
 	<!-- smiley --><emphasis remap="tt">:-)</emphasis></para>
 
-      <para><literal>user@hostname.domain</literal>
+      <para><makevar>MAINTAINER</makevar>
+	の値は、コメント部のない単一のアドレスしか受け付けられません。
+	<literal>user@hostname.domain</literal>
 	という形式を利用してください。この項目には、
 	あなたの本名などの説明用のテキストは一切いれないでください。
 	(そうしても、ただ <filename>bsd.port.mk</filename>
@@ -2986,9 +2991,6 @@ PATCHFILES=     patch1:test</programlist
 	Makefile 中の MAINTAINER</ulink> の
 	セクションを参照してください。</para>
  
-      <para><makevar>MAINTAINER</makevar> の値としては、
-	コメント部のないアドレスだけが受け付けられます。</para>
-
       <para>Port のメンテナがユーザからの更新要求に
 	(主な公休日を除いて) 2 週間返答しなかったら、
 	保守担当者の持ち時間が切れたとみなして、
@@ -3019,6 +3021,10 @@ PATCHFILES=     patch1:test</programlist
 
       <para><filename>Makefile</filename> 中で、
 	COMMENT 変数は MAINTAINER 変数の直後においてください。</para>
+
+      <para>COMMENT 行は、port
+	の 1 行の要約としてユーザに示されるので、
+	70 文字未満に抑えるようにしてください。</para>
     </sect1>
 
     <sect1 id="makefile-depend">
@@ -3026,7 +3032,7 @@ PATCHFILES=     patch1:test</programlist
 
       <para>多くの port は他の port に依存しています。
 	必要なものすべてがユーザのマシン上に存在することを
-	保証するために使用可能な、5 つの変数が用意されています。
+	保証するために使用可能な、7 つの変数が用意されています。
 	よくあるケースのためにあらかじめ設定された依存変数に加え、
 	いくつかの依存関係の制御のための変数があります。</para>
 
@@ -3185,9 +3191,58 @@ PATCHFILES=     patch1:test</programlist
       </sect2>
 
       <sect2>
+	<title><makevar>EXTRACT_DEPENDS</makevar></title>
+
+	<para>この変数には、この port
+	  の展開に必要な実行ファイルや、他のファイルを指定します。
+	  前の変数と同じく、これは
+	  <replaceable>path</replaceable>:<replaceable>dir</replaceable><optional><replaceable>:target</replaceable></optional>
+	  のタプルの一覧です。たとえば、<programlisting>EXTRACT_DEPENDS=
+	    unzip:${PORTSDIR}/archivers/unzip</programlisting>
+	  は、<command>unzip</command>
+	  という実行形式のファイルがあるかどうか確認し、
+	  見つからなければ、ports ツリーの
+	  <filename>archivers/unzip</filename>
+	  サブディレクトリに降りてビルドおよびインストールを行います。</para>
+
+	<para>依存関係は <maketarget>extract</maketarget>
+	  ターゲットにおいて確認されます。
+	  <replaceable>target</replaceable> 部分が
+	  <makevar>DEPENDS_TARGET</makevar>
+	  と同じなら、省いて構いません。</para>
+
+	<note>
+	  <para>この変数は、展開が働いておらず
+	    (デフォルトでは <command>gzip</command> を仮定しています)、
+	    <xref linkend="use-vars"/> で説明されている
+	    <makevar>USE_ZIP</makevar> や <makevar>USE_BZIP2</makevar>
+	    を使っても動かない場合にだけ使ってください。</para>
+	</note>
+      </sect2>
+
+      <sect2>
+	<title><makevar>PATCH_DEPENDS</makevar></title>
+
+	<para>この変数は、この port
+	  がパッチを当てる際に必要とする実行ファイルや他のファイルを指定します。
+	  前の変数と同じく、これは
+	  <replaceable>path</replaceable>:<replaceable>dir</replaceable><optional><replaceable>:target</replaceable></optional>
+	  のタプルの一覧です。たとえば、<programlisting> PATCH_DEPENDS=
+	    ${NONEXISTENT}:${PORTSDIR}/java/jfc:extract
+	    </programlisting> は、ports ツリーの
+	  <filename>java/jfc</filename> サブディレクトリに移動して、
+	  ビルドおよびインストールを行います。</para>
+
+	<para>依存関係は、<maketarget>patch</maketarget>
+	  ターゲットにおいて確認されます。<replaceable>target</replaceable>
+	  部分が <makevar>DEPENDS_TARGET</makevar>
+	  と同じなら省略して構いません。</para>
+      </sect2>
+
+      <sect2>
 	<title><makevar>DEPENDS</makevar></title>
 
-	<para>上記の四つのいずれにもあてはまらないような依存関係がある場合、
+	<para>上記のいずれにもあてはまらないような依存関係がある場合、
 	  または他の port がインストールされているだけではなく
 	  ソースが展開されている必要がある場合には、この変数を使います。
 	  これは上記の四つと違い、特に<quote>確認</quote>するものが
@@ -3199,7 +3254,7 @@ PATCHFILES=     patch1:test</programlist
 	  と同じ場合には省略することができます。</para>
       </sect2>
 
-      <sect2>
+      <sect2 id="use-vars">
 	<title><makevar>USE_<replaceable>*</replaceable></makevar></title>
 
 	<para>多くの ports に共通の依存関係をカプセル化するために、
@@ -3301,6 +3356,15 @@ PATCHFILES=     patch1:test</programlist
 	      </row>
 
 	      <row>
+		<entry><makevar>USE_SDL</makevar></entry>
+
+		<entry>その port のビルドや実行に
+		  <literal>SDL</literal> が使われます。
+		  <makevar>USE_SDL</makevar> の使い方について、詳しくは
+		  <xref linkend="using-sdl"/> をご覧ください。</entry>
+	      </row>
+
+	      <row>
 		<entry><makevar>NO_INSTALL_MANPAGES</makevar></entry>
 
 		<entry><maketarget>install.man</maketarget>
@@ -3621,14 +3685,22 @@ LDCONFIG_DIRS=  %%PREFIX%%/lib/foo %%PRE
 
       <important>
 	<para>port 作成者として、あなたには、使用許諾条件をよく読み、
-	  FTP または CD-ROM
+	  FTP/HTTP または CD-ROM
 	  で再配布してはいけないソースコードやコンパイルされたバイナリを配布してしまい、
 	  その責任が FreeBSD プロジェクトにかかってくることのないよう注意する義務があります。
 	  疑わしい場合には &a.ports; で聞いてみてください。</para>
       </important>
 
-      <para>そのような場合、次の変数を設定してください。
-	また、<filename>ports/LEGAL</filename> も更新すべきです。</para>
+      <para>そのような場合、次の節で説明されている変数が設定できます。</para>
+
+      <note>
+	<para><makevar>RESTRICTED</makevar>
+	  は、それだけを設定すれば済むように、暗黙のうちに
+	  <makevar>NO_CDROM</makevar> と <makevar>NO_PACKAGE</makevar>
+	  を設定します。それに対して、
+	  <makevar>NO_PACKAGE</makevar> と <makevar>NO_CDROM</makevar>
+	  は独立で、同時に設定可能です。</para>
+      </note>
 
       <sect2>
 	<title><makevar>NO_PACKAGE</makevar></title>
@@ -3641,7 +3713,8 @@ LDCONFIG_DIRS=  %%PREFIX%%/lib/foo %%PRE
 	<para>また、<makevar>NO_PACKAGE</makevar>
 	  は、バイナリパッケージが汎用的ではなく、
 	  いつもアプリケーションをソースコードからコンパイルすべき場合にも利用すべきです。
-	  たとえば、アプリケーションにサイト特有の設定情報がコンパイル時にハードコードされるような場合です。</para>
+	  たとえば、アプリケーションにサイト特有の設定情報がコンパイル時にハードコードされるような場合には、
+	  <makevar>NO_PACKAGE</makevar> を設定してください。</para>
 
 	<para><makevar>NO_PACKAGE</makevar> には、
 	  パッケージを作成すべきではない理由を述べた文字列を設定すべきです。</para>
@@ -3650,43 +3723,51 @@ LDCONFIG_DIRS=  %%PREFIX%%/lib/foo %%PRE
       <sect2>
 	<title><makevar>NO_CDROM</makevar></title>
 
-	<para>この変数は、
-	  バイナリパッケージの作成は許可されていますが、
-	  そのパッケージや port の <makevar>DISTFILES</makevar>
-	  を販売用の CDROM (や DVD-ROM)
-	  に載せるのは許されていないことを表します。
-	  <makevar>DISTFILES</makevar> は、FTP (設定次第では HTTP)
-	  で入手可能です。</para>
-
-	<para><makevar>NO_PACKAGE</makevar> と <makevar>NO_CDROM</makevar>
-	  は、同時に設定できます。</para>
+ 	<para>この変数は、バイナリパッケージの作成は許可されていますが、
+	  その package や port の <makevar>DISTFILES</makevar>
+	  を販売用の CD-ROM (や DVD-ROM)
+	  に載せるのは許されていないことを表します。なんにせよ、
+	  バイナリパッケージと port の <makevar>DISTFILES</makevar>
+	  は、FTP/HTTP で入手できます。</para>
+
+	<para><makevar>NO_CDROM</makevar> には、その port が何故 CD-ROM
+	  で再配布できないか説明する文字列を設定するべきです。
+	  これはたとえば、その port のライセンスが<quote>非商用</quote>
+	  利用に限っている場合に使うべきです。</para>
       </sect2>
 
       <sect2>
 	<title><makevar>RESTRICTED</makevar></title>
 
-	<para>アプリケーションのライセンスが、FTP (設定次第では HTTP)
-	  でそのアプリケーションの
-	  <makevar>DISTFILES</makevar> をミラーすることも禁じていたら、
+	<para>アプリケーションのライセンスが、FTP/HTTP
+	  で、そのアプリケーションの <makevar>DISTFILES</makevar>
+	  をミラーすることや、
+	  バイナリパッケージを配布することを禁じていたら、
 	  この変数を設定してください。</para>
 
-	<para>また、
-	  アプリケーションのライセンスが利用者について一般的な制限をかけている場合も、
-	  この変数を設定してください。
-	  たとえば、非商用利用限定のアプリケーションなどがあります。</para>
-
-	<para>Ports のソースコード管理者 (committer) は、
-	  その制限が何を要求しているかを正確に述べた項目を
-	  <filename>/usr/ports/LEGAL</filename> に追加すべきです。</para>
+	<para><makevar>RESTRICTED</makevar> には、その port
+	  が何故再配布できないか説明する文字列を設定するべきです。
+	  典型的な場合としては、その port
+	  がプロプライエタリなソフトウェアを含んでいて、
+	  <makevar>DISTFILES</makevar>
+	  を、おそらくソフトウェアに関する登録を行ったり、
+	  <acronym>EULA</acronym> を承諾した後で、
+	  手動でダウンロードしなければならないことを表します。</para>
       </sect2>
 
       <sect2>
 	<title><makevar>RESTRICTED_FILES</makevar></title>
 
-	<para>一部の配布ファイルだけに制限がかかっていたら、
-	  この変数にそのファイルのリストを設定してください。デフォルトでは、
+	<para><makevar>RESTRICTED</makevar> や <makevar>NO_CDROM</makevar>
+	  が設定されている時は、この変数はデフォルトで
 	  <literal>${DISTFILES} ${PATCHFILES}</literal>
-	  になります。</para>
+	  になります。それ以外は空です。
+	  一部の配布ファイルだけに制限がかかっていたら、
+	  この変数にそのファイルのリストを設定してください。</para>
+
+	<para>port committer は、設定した配布ファイル毎に
+	  <filename>/usr/ports/LEGAL</filename>
+	  に制限の内容を説明する項目を追加すべきことに注意してください。</para>
       </sect2>
     </sect1>
 
@@ -3714,6 +3795,31 @@ LDCONFIG_DIRS=  %%PREFIX%%/lib/foo %%PRE
 	    </row>
 
 	    <row>
+	      <entry><makevar>USE_PERL5_BUILD</makevar></entry>
+
+	      <entry>その port をビルドするのに <literal>perl 5</literal>
+		を使用することを示します。</entry>
+	    </row>
+
+	    <row>
+	      <entry><makevar>USE_PERL5_RUN</makevar></entry>
+
+	      <entry>その port を実行するのに <literal>perl 5</literal>
+		を使用することを示します。</entry>
+	    </row>
+
+	    <row>
+	      <entry><makevar>PERL</makevar></entry>
+
+	      <entry>システムまたは port からインストールされた
+		<literal>perl 5</literal>
+		の完全なパスからバージョン番号を省いたもの。
+		スクリプトの
+		<quote><literal>#!</literal></quote>
+		行を置き換える必要があれば使ってください。</entry>
+	    </row>
+
+	    <row>
  	      <entry><makevar>PERL_CONFIGURE</makevar></entry>
  
  	      <entry>Perl の MakeMaker
@@ -3762,6 +3868,21 @@ LDCONFIG_DIRS=  %%PREFIX%%/lib/foo %%PRE
 		がアーキテクチャ依存のライブラリをインストールする場所。
 		デフォルトは <literal>${ARCH}-freebsd</literal>。</entry>
 	    </row>
+
+	    <row>
+	      <entry><makevar>PERL_PORT</makevar></entry>
+
+	      <entry>インストールされている <literal>perl</literal>
+		の port の名称 (例えば <literal>perl5</literal>)。</entry>
+	    </row>
+
+	    <row>
+	      <entry><makevar>SITE_PERL</makevar></entry>
+
+	      <entry>サイト独自の <literal>perl</literal>
+		パッケージの入るディレクトリ名。
+		この値は PLIST_SUB に追加されます。</entry>
+	    </row>
 	  </tbody>
 	</tgroup>
       </table>
@@ -4019,7 +4140,7 @@ LDCONFIG_DIRS=  %%PREFIX%%/lib/foo %%PRE
 
       <para>FreeBSD/GNOME プロジェクトは、ある特定の port
 	が使っている GNOME コンポーネントを特定するために
-	<literal>GNOMENG</literal> というシステムを利用しています。
+	独自の変数群を使っています。
 	FreeBSD/GNOME プロジェクトのページに
 	<ulink url="http://www.FreeBSD.org/gnome/docs/porting.html">その変数のわかりやすい一覧</ulink>;
 	があります。</para>
@@ -4119,6 +4240,107 @@ LDCONFIG_DIRS=  %%PREFIX%%/lib/foo %%PRE
 
       <para>この節はまだ書かれていません。</para>
     </sect1>
+
+    <sect1 id="using-sdl">
+      <title>SDL の利用</title>
+
+      <para><makevar>USE_SDL</makevar> 変数は、
+	<filename role="package">devel/sdl12</filename> や
+	<filename role="package">x11-toolkits/sdl_gui</filename>
+	など、SDL ベースの ports
+	への依存を自動設定するのに使われます。</para>
+
+      <para>今のところ、次の SDL ライブラリが認識されます。</para>
+
+      <itemizedlist>
+	<listitem>
+	  <para>sdl: <filename role="package">devel/sdl12</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>gfx: <filename role="package">graphics/sdl_gfx</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>gui: <filename role="package">x11-toolkits/sdl_gui</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>image: <filename role="package">graphics/sdl_image</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>ldbad: <filename role="package">devel/sdl_ldbad</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>mixer: <filename role="package">audio/sdl_mixer</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>mm: <filename role="package">devel/sdlmm</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>net: <filename role="package">net/sdl_net</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>sound: <filename role="package">audio/sdl_sound</filename></para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para>ttf: <filename role="package">graphics/sdl_ttf</filename></para>
+	</listitem>
+      </itemizedlist>
+
+      <para>したがって、ある port が
+	<filename role="package">net/sdl_net</filename> と
+	<filename role="package">audio/sdl_mixer</filename>
+	に依存していたら、構文は次のようになります。</para>
+
+      <programlisting>USE_SDL=	  net mixer</programlisting>
+
+      <para><filename role="package">net/sdl_net</filename> と
+	<filename role="package">audio/sdl_mixer</filename>
+	が必要とする <filename role="package">devel/sdl12</filename>
+	の依存も自動的に追加されます。</para>
+
+      <para><makevar>USE_SDL</makevar>
+	を使うと、以下のことが自動的に行われます。</para>
+
+      <itemizedlist>
+	<listitem>
+	  <para><makevar>BUILD_DEPENDS</makevar> に
+	    <application>sdl11-config</application>
+	    への依存を追加します。</para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para><makevar>CONFIGURE_ENV</makevar> に
+	    <makevar>SDL_CONFIG</makevar> 変数を追加します。</para>
+	</listitem>
+
+	<listitem>
+	  <para><makevar>LIB_DEPENDS</makevar>
+	    に選択したライブラリへの依存を追加します。</para>
+	</listitem>
+      </itemizedlist>
+
+      <para>SDL ライブラリが利用できるかどうか調べるためには、
+	<makevar>WANT_SDL</makevar> 変数を使ってください。</para>
+
+      <programlisting>WANT_SDL=yes
+
+.include &lt;bsd.port.pre.mk&gt;
+
+.if ${HAVE_SDL:Mmixer}!=""
+USE_SDL+=   mixer
+.endif
+
+.include &lt;bsd.port.post.mk&gt;</programlisting>
+
+    </sect1>
   </chapter>
 
 <!--
@@ -4867,10 +5089,10 @@ PLIST_SUB=      OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_
  	それ以外の場合には port の <filename>scripts/Makefile</filename> で
 	<filename>/usr/local</filename>
 	(imake を使わない X のプログラムは <filename>/usr/X11R6</filename>)
-	と書いてあるところを
-	<makevar>PREFIX</makevar> に書き換えてください。
+	と書いてあるところを、
+	<makevar>${PREFIX}</makevar> に書き換えてください。
 	この値は port のコンパイルおよび、
-	インストール時に自動的に環境変数として下位 make に渡されます。</para>
+	インストールの全段階において、自動的に下位のプロセスに渡されます。</para>
 
       <para>そのアプリケーションが <makevar>PREFIX</makevar> を
 	使用しないで、何かを直接 <filename>/usr/local</filename> に
@@ -4972,28 +5194,27 @@ PLIST_SUB=      OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_
       の場合は、あなたがアップグレードをしてくださると助かります。
       その場合にはアップグレードを作成した後、
       変更前と変更後のディレクトリの再帰的 <command>diff</command>
-      の出力結果を送ってください
+      の出力結果を保存してください
       (たとえば変更前のディレクトリが
       <filename>superedit.bak</filename>
       という名前でとってあり、変更後のものが
       <filename>superedit</filename>
       に入っているなら、
       <command>diff -ruN superedit.bak superedit</command>
-      の結果を送ってください)。
+      の結果を保存してください)。
       unified または context diff のどちらでも構いませんが
       port のコミッターは一般に unified diff の方を好むようです。
       <literal>-N</literal> オプションの使い方を覚えておいてください。
       これは、新たにファイルが追加されたり、
       古いファイルが削除された場合を diff
-      が正しく扱えるようにする方法です。</para>
-
-    <para>diff の出力を見て、
-      すべての変更が正しくなされているか確認してください。
-      変更箇所については、&man.send-pr.1;
+      が正しく扱えるようにする方法です。わたしたちに差分を送る前に、
+      すべての変更が正しくなされているか出力結果を確認してください。</para>
+  
+    <para>差分を送る一番良い方法は &man.send-pr.1;
       (カテゴリは <literal>ports</literal>)
       に diff の出力結果を添えて、わたしたちに送ってもらうのが一番良いです。
       commit する際に CVS に明確に記述しなければならないので、
-      あなたがその port のメンテナなら、概要 (synopsis) 行の先頭に
+      あなたがその port のメンテナになるなら、概要 (synopsis) 行の先頭に
       <literal>[maintainer update]</literal>
       と記入し、PR の <quote>Class</quote> を
       <literal>maintainer-update</literal> にしてください。
@@ -5274,7 +5495,8 @@ PLIST_SUB=      OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_
     <sect1 id="freebsd-versions">
       <title>__FreeBSD_version の値</title>
 
-      <informaltable frame="none">
+      <table frame="none">
+	<title>__FreeBSD_version values</title>
 	<tgroup cols="2">
 	  <thead>
 	    <row>
@@ -5854,6 +6076,12 @@ PLIST_SUB=      OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_
 	    </row>
 
 	    <row>
+	      <entry>rtld に libmap 機能を MFC した後の
+		4.9-STABLE</entry>
+	      <entry>490102</entry>
+	    </row>
+
+	    <row>
 	      <entry>5.0-CURRENT</entry>
 	      <entry>500000</entry>
 	    </row>
@@ -6235,7 +6463,7 @@ PLIST_SUB=      OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_
 		<filename>&lt;dev/sio/sioreg.h&gt;</filename> から
 		<filename>&lt;dev/ic/ns16550.h&gt;</filename>
 		に移動した後の 5.1-CURRENT。
-		また、rtld が 無条件で libmap 機能をサポートした</entry>
+		また、rtld が 無条件で libmap 機能をサポートした時点。</entry>
 	      <entry>501107</entry>
 	    </row>
 	    <row>
@@ -6274,6 +6502,10 @@ PLIST_SUB=      OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_
 	      <entry>502000</entry>
 	    </row>
 	    <row>
+	      <entry>5.2.1-RELEASE</entry>
+	      <entry>502010</entry>
+	    </row>
+	    <row>
 	      <entry>RELENG_5_2 が分岐した後の 5.2-CURRENT</entry>
 	      <entry>502100</entry>
 	    </row>
@@ -6282,9 +6514,25 @@ PLIST_SUB=      OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_
 		に追加された後の 5.2-CURRENT</entry>
 	      <entry>502101</entry>
 	    </row>
+	    <row>
+	      <entry>デフォルトの pthread ライブラリを
+		libc_r から libpthread に変更した後の
+		5.2-CURRENT</entry>
+	      <entry>502102</entry>
+	    </row>
+	    <row>
+	      <entry>デバイスドライバ API の大規模パッチをあてた後の
+		5.2-CURRENT</entry>
+	      <entry>502103</entry>
+	    </row>
+	    <row>
+	      <entry>getopt_long_only() が追加された後の
+		5.2-CURRENT</entry>
+	      <entry>502104</entry>
+	    </row>
 	  </tbody>
 	</tgroup>
-      </informaltable>
+      </table>
 
       <note>
 	<para>(2.2-STABLE は 2.2.5-RELESE 以後、



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