From owner-svn-doc-all@freebsd.org Thu Dec 31 11:43:02 2015 Return-Path: Delivered-To: svn-doc-all@mailman.ysv.freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2001:1900:2254:206a::19:1]) by mailman.ysv.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id E5372A57D01; Thu, 31 Dec 2015 11:43:02 +0000 (UTC) (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: from repo.freebsd.org (repo.freebsd.org [IPv6:2610:1c1:1:6068::e6a:0]) (using TLSv1.2 with cipher ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384 (256/256 bits)) (Client did not present a certificate) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTPS id A237D17A6; Thu, 31 Dec 2015 11:43:02 +0000 (UTC) (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: from repo.freebsd.org ([127.0.1.37]) by repo.freebsd.org (8.15.2/8.15.2) with ESMTP id tBVBh1Pq082043; Thu, 31 Dec 2015 11:43:01 GMT (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: (from ryusuke@localhost) by repo.freebsd.org (8.15.2/8.15.2/Submit) id tBVBh1m9082042; Thu, 31 Dec 2015 11:43:01 GMT (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Message-Id: <201512311143.tBVBh1m9082042@repo.freebsd.org> X-Authentication-Warning: repo.freebsd.org: ryusuke set sender to ryusuke@FreeBSD.org using -f From: Ryusuke SUZUKI Date: Thu, 31 Dec 2015 11:43:01 +0000 (UTC) To: doc-committers@freebsd.org, svn-doc-all@freebsd.org, svn-doc-head@freebsd.org Subject: svn commit: r47938 - head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11 X-SVN-Group: doc-head MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit X-BeenThere: svn-doc-all@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.20 Precedence: list List-Id: "SVN commit messages for the entire doc trees \(except for " user" , " projects" , and " translations" \)" List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Thu, 31 Dec 2015 11:43:03 -0000 Author: ryusuke Date: Thu Dec 31 11:43:01 2015 New Revision: 47938 URL: https://svnweb.freebsd.org/changeset/doc/47938 Log: - Merge the following from the English version: r42895 -> r42905 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml ============================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml Thu Dec 31 11:35:04 2015 (r47937) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11/chapter.xml Thu Dec 31 11:43:01 2015 (r47938) @@ -3,34 +3,40 @@ The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project - Original revision: r42895 + Original revision: r42905 $FreeBSD$ --> X Window System - + この章では - FreeBSD - では、ユーザに強力なグラフィカルインタフェースを提供するために - X11 を採用しています。 - X11 は、 - &xorg; - (他のソフトウェアパッケージについてはここでは述べません) に実装された、 - フリーで利用できる X Window System です。 - &os; におけるデフォルトかつ公式の X11 サーバは - X.Org Foundation が開発している - &xorg; です。 - &os; に似たライセンスに従って配布されています。 + bsdinstall を用いた &os; + のインストールでは、 + グラフィカルユーザインタフェースは自動的にはインストールされません。 + この章では、グラフィカル環境で使われるオープンソースの + X Window System を提供する &xorg; + のインストールおよび設定方法について説明します。 + その後、 + デスクトップ環境およびウィンドウマネージャの探し方およびインストール方法について説明します。 + + + 自動的に &xorg; を設定し、 + インストール時にウィンドウマネージャを選択できるようなインストール方法を希望するユーザは、 + pcbsd.org + ウェブサイトを参照してください。 + - X11 がサポートするビデオハードウェアについての情報は、 - &xorg; + &xorg; + が対応するビデオハードウェアについてのより多くの情報は、 + x.org のウェブサイトをご覧ください。 この章を読めば以下のことがわかります。 @@ -42,15 +48,17 @@ - X11 のインストールおよび設定方法 + &xorg; + のインストールおよび設定方法 - さまざまなウィンドウマネージャのインストール方法 + さまざまなウィンドウマネージャおよびデスクトップ環境のインストールおよび設定方法 - X11 での &truetype; フォントの使い方 + &xorg; + での &truetype; フォントの使い方 @@ -63,8 +71,8 @@ - サードパーティ製ソフトウェアのインストール方法 - () + + で説明されているサードパーティ製ソフトウェアのインストール方法 @@ -221,17 +229,21 @@ - X11 のインストール + <application>&xorg;</application> のインストール - &os; における X11 の実装は、&xorg; です。 - &xorg; は X.Org Foundation - がリリースしている X Window System のオープンソースな実装です。 - &xorg; は - &xfree86; 4.4RC2 - と X11R6.6 のコードを元にしています。 - 現在 &os; Ports Collection で利用可能な - &xorg; のバージョンは - &xorg.version; です。 + &xorg; は、X.Org Foundation + がリリースしているオープンソースの X Window System の実装です。 + &os; では、package または port からインストールできます。 + X サーバ、クライアント、ライブラリおよびフォントを含む、 + 完全なディストリビューションのメタ port は、x11/xorg にあります。 + 個別にインストール可能なドキュメント、 + ライブラリおよびアプリケーションを除く、 + 最小のディストリビューションは、x11/xorg-minimal です。 + この節では、完全な + &xorg; + ディストリビューションを例として用います。 Ports Collection から &xorg; をビルドしインストールするには、以下のように入力します。 @@ -241,52 +253,35 @@ &xorg; をすべてビルドするには、 - 少なくとも 4 GB の空き容量が必要です。 + 少なくとも 4 GB の空きディスク容量が必要です。 - package から直接 X11 をインストールすることもできます。 - &man.pkg.add.1; ツールで扱われるバイナリパッケージが - X11 についても提供されています。 - &man.pkg.add.1; のリモート取得機能を利用する時は、 - package のバージョンは外してください。 - &man.pkg.add.1; - は自動的にそのアプリケーションの最新版を取得します。 - - ですから、&xorg; - の package を取得してインストールするには、 - 次のように入力します。 + package から直接 &xorg; + をインストールすることもできます。 + pkg_add を用いて package をインストールには、 + 以下のように入力してください。 &prompt.root; pkg_add -r xorg - - 上記の例では、サーバ、クライアント、フォントなどを含んだ - X11 ディストリビューション全体をインストールします。 - 分割された X11 のパッケージや ports も利用できます。 - - 最小の構成で X11 をインストールをするには、 - x11/xorg-minimal - をインストールしてください。 - + かわりに pkg + を用いてインストールするには、 + 以下のようにインストールしてください。 - この章の残りでは、X11 をどのように設定すればよいか、 - また生産性の高いデスクトップ環境をどのように設定するかについて解説します。 + &prompt.root; pkg install xorg - X11 の設定 - - ChristopherShumway寄稿: - + <application>&xorg;</application> の設定 + - &xorg; - X11 + &xorg; - - はじめに - - X11 は、ほとんどの機器を自動で設定します。 + &xorg; は、 + ほとんどの機器を自動で設定します。 古かったり、一般的ではないような機器を使う場合には、設定を始める前に、 以下のハードウェア情報を集めておくと助けになるでしょう。 @@ -335,592 +330,286 @@ ビデオカードのメモリは、 グラフィックアダプタがどの解像度とどの色数で動くことができるかを決めます。 - + + + 注意 + + 最適な解像度に設定できるかどうかは、 + ビデオハードウェアおよびそのドライバの対応に依存します。 + 現時点における、ドライバの対応は以下の通りです。 + + + + NVIDIA: いくつかの NVIDIA ドライバが FreeBSD + Ports Collection の x11 カテゴリから利用できます。NVIDIA + ハードウェアのモデルに対応するドライバをインストールしてください。 + + + + Intel: FreeBSD 9.1 では、IronLake, SandyBridge, および + IvyBridge といったほとんどの Intel グラフィックスの + 3D acceleration に対応しています。 + 現在の KMS の実装により、 + グラフィカルコンソールと仮想コントロールの間を + Crtl+Alt+F# で切り替えることはできません。 + + + + ATI/Radeon: 3D acceleration は ATI または Radeon + カードでは、FreeBSD が TTM への作業が完了するまでは、 + 動作しないでしょう。 + これらのカードは、2D ドライバを設定する必要があります。 + もし、動かないのであれば、Vesa ドライバを使ってください。 + + + + Optimus: 現在では、Optimus + により提供されている二つのグラフィックスアダプタ間の切り替えには対応していません。 + Optimus の実装は変わるので、FreeBSD は、 + すべてのハードウェアにおいてグラフィックスドライバの読み込みに成功するかもしれないし、 + しないかもしれません。 + もし、真黒な画面が表示されるのであれば、BIOS + がグラフィックスアダプタの一つを無効にするオプションを持っていないか、 + または discrete モードの設定方法について調べてください。 + + + - X11 の設定 + <application>&xorg;</application> の設定 &xorg; は、 HAL を用いてキーボードやマウスを自動認識します。 x11/xorg の依存として、 sysutils/hal および devel/dbus port - がインストールされますが、以下のようなエントリを - /etc/rc.conf ファイルに追加し、 + が自動的にインストールされますが、以下のようなエントリを + /etc/rc.conf に追加し、 有効にする必要があります。 hald_enable="YES" dbus_enable="YES" - これらのサービスは、 - &xorg; の設定や起動が行われる前に - (手動や再起動によって) 起動している必要があります。 + &xorg; の設定が行われる前に、 + これらのサービスを起動してください。 + + &prompt.root; service hald start +&prompt.root; service dbus start + + 一度これらのサービスを起動したら、 + 以下のように入力して &xorg; + の自動設定を確認してください。 - &xorg; は、設定をすることなく + &prompt.root; Xorg -configure + + これにより、/root/xorg.conf.new + という、検出されたハードウェアに対し、 + 適切なドライバを読み込むような設定ファイルの雛形が生成されます。 + 次に、以下を実行して、 + 自動的に作成された設定ファイルがそのグラフィックハードウェアで動くことを確認してください。 - &prompt.user; startx + &prompt.root; Xorg -config xorg.conf.new -retro - と入力するだけで起動します。 + もし、うまく動かないような場合には、 へと進んでください。 + うまく動いた場合には、設定ファイルを + /etc/X11/xorg.conf + へとコピーしてください。 - ある種のハードウェアは、自動設定で動作しなかったり、 - 期待したような設定が行われないかもしれません。 - そのような場合には、手動で設定する必要があります。 + &prompt.root; cp xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf GNOME, - KDE および - Xfce などのデスクトップ環境では、 - 解像度などのスクリーンパラメータを簡単に設定できるツールがあります。 - したがって、デフォルトの設定が満足するようなものではない場合でも、 - これらのデスクトップ環境をインストールすることを考えているのであれば、 - デスクトップ環境をインストールして、 - スクリーン設定ツールを利用してください。 + KDE もしくは + Xfce + のようなデスクトップ環境は、 + ビデオ解像度のようなパラメータを設定するグラフィカルなツールを提供しています。 + もし、デフォルトのコンフィグレーションがうまく動く場合には、 + + で説明されているデスクトップ環境のインストール例へと進んでください。 + + - X11 の設定は複数の段階を経て行います。 - まずは初期設定ファイルを作りましょう。 - スーパーユーザになって次のようにしてください。 - - &prompt.root; Xorg -configure + + <application>&xorg;</application> でのフォントの使用 + + - これにより、/root - ディレクトリに xorg.conf.new - という X11 の設定ファイルの雛形が生成されます - (&man.su.1; か直接ログインのどちらを利用したかが、受け継がれる - $HOME 環境変数に影響します)。 - X11 プログラムはシステム上のグラフィックハードウェアを検出し、 - そのハードウェア用の適切なドライバを読み込む設定ファイルを作ります。 + + Type1 フォント - 次のステップは、作成した設定ファイルで + &xorg; + に付いてくるデフォルトのフォントは、 + 通常のデスクトップパブリッシングアプリケーションにとっては理想的とは言えない程度のものです。 + 文字を大きくするとジャギーになりプロフェッショナルとは言えないようなものになりますし、 + 小さなフォントは頭が悪そうに見えます。 + しかし、世の中には質の高い Type1 (&postscript;) + フォントがいくつかあり、 &xorg; - がそのグラフィックハードウェアで動くことを確認することです。 - 以下を実行してください。 + ではそれらを簡単に利用することができます。 + 例えば、URW フォントコレクション + (x11-fonts/urwfonts) + には高品質の Type1 フォント + (Times Roman, + Helvetica, + Palatino など) + が含まれています。freefont コレクション + (x11-fonts/freefonts) + にはもっとたくさんのフォントが含まれていますが、 + それらは Gimp + のようなグラフィックソフトウェアで使用するためのものであり、 + スクリーンフォントとしては十分ではありません。 + さらに、&xorg; + は簡単に &truetype; フォントを使うように設定することも可能です。 + 詳しくは、&man.X.7; のマニュアルページか + &truetype; フォントの節 + を参照してください。 - &prompt.root; Xorg -config xorg.conf.new -retro + 上記の Type1 フォントコレクションを Ports Collection + から入れる場合には次のコマンドを実行してください。 - 黒とグレーのグリッドと - X のマウスポインタが現われればその設定は成功です。 - テストを終了するには、コマンドを実行した仮想コンソールに - - Ctrl - Alt - Fn - (1 番目の仮想コンソールへは F1) - と入力して切り替え、 - - Ctrl - C - と入力してください。 + &prompt.root; cd /usr/ports/x11-fonts/urwfonts +&prompt.root; make install clean - - - - Ctrl - Alt - Backspace - キーの組み合わせでも - &xorg; を終了できます。 - このキー操作を利用する場合には、 - X 端末エミュレータで以下のコマンドを入力してください。 + freefont や他のコレクションでも同じようにします。 + X サーバがこれらのフォントを検出できるようにするには + X サーバ設定ファイル (/etc/X11/xorg.conf) + の適切な場所に次のような行を加えます。 - &prompt.user; setxkbmap -option terminate:ctrl_alt_bksp + FontPath "/usr/local/lib/X11/fonts/URW/" - または、hald 用のキーボード設定ファイル - x11-input.fdi を作成して、/usr/local/etc/hal/fdi/policy - ディレクトリに保存してください。 - このファイルには以下を含める必要があります。 + 別の方法としては、 + X のセッション中に次のようなコマンドラインを実行します。 - <?xml version="1.0" encoding="iso-8859-1"?> -<deviceinfo version="0.2"> - <device> - <match key="info.capabilities" contains="input.keyboard"> - <merge key="input.x11_options.XkbOptions" type="string">terminate:ctrl_alt_bksp</merge> - </match> - </device> -</deviceinfo> + &prompt.user; xset fp+ /usr/local/lib/X11/fonts/URW +&prompt.user; xset fp rehash - hald - がこのファイルを読み込むように、 - コンピュータを再起動してください。 + これは動くのですが、X + のセッションが終了すると消えてしまいます。 + 消えないようにするには X の起動時に読み込まれるファイル + (通常の startx セッションの場合は + ~/.xinitrc, XDM + のようなグラフィカルなログインマネージャを通してログインする時は + ~/.xsession) に加えておきます。 + 三番目の方法は新しい + /usr/local/etc/fonts/local.conf + ファイルを使うことです。 + これに関しては アンチエイリアス + 節をご覧ください。 + - xorg.conf.new の - ServerLayout もしくは ServerFlags - セクションに、以下の行を追加する必要もあるでしょう。 + + &truetype; フォント - Option "DontZap" "off" - + + TrueType フォント + + + フォント + TrueType + - もしマウスが動作しなければ、 - 先へ進む前にマウスの設定を行う必要があります。 - さらに、 - 最近の Xorg では、デバイスの自動認識のため、 - xorg.conf の - InputDevice セクションは無視されます。 - 古い設定の記述を利用するには、 - 以下の行をファイルの ServerLayout もしくは、 - ServerFlags セクションに追加してください。 + &xorg; には、 + &truetype; フォントのレンダリング機能が組み込まれています。 + この機能を実現するために 2 つの異なるモジュールがあります。 + ここでは、freetype + の方が他のフォントレンダリングバックエンドと整合性が高いので、 + このモジュールを使うことにします。 + freetype モジュールを使うためには + /etc/X11/xorg.conf ファイルの + "Module" + セクションに以下の行を追加するだけです。 - Option "AutoAddDevices" "false" + Load "freetype" - これで、以前のバージョンのように、入力デバイスを - (キーボードレイアウトの変更のように) - 必要なオプションを用いて設定できるようになります。 + さて、まずは &truetype; フォント用のディレクトリ + (例えば /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType) + を作り、そこに &truetype; フォントをすべて放り込みましょう。 + &macintosh; の &truetype; + フォントは、そのままでは使うことができませんので注意してください。 + &xorg; で使うには + &unix;/&ms-dos;/&windows; 用のフォーマットでなければなりません。 + ファイルを置いたら ttmkfdir を使って + fonts.dir ファイルを作り、 + X のフォントレンダラが新しいファイルがイントールされたことを分かるようにしてください。 + ttmkfdir は FreeBSD Ports Collection の + x11-fonts/ttmkfdir + からインストールできます。 - - すでに説明したように、デフォルトで - hald - デーモンがキーボードを自動的に認識します。 - キーボードレイアウトやモデルを正しく認識しない場合でも、 - GNOME, - KDE もしくは - Xfce - のようなデスクトップ環境が、 - キーボードの設定ツールを提供している可能性があります。 - しかしながら、 - &man.setxkbmap.1; ユーティリティや - hald の設定を利用することで、 - キーボードのプロパティを直接設定できます。 + &prompt.root; cd /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType +&prompt.root; ttmkfdir -o fonts.dir - たとえば、フランス語のレイアウトの PC 102 - キーボードを使いたい場合には、 - hald のキーボード設定ファイル - x11-input.fdi を作成し、/usr/local/etc/hal/fdi/policy - ディレクトリに保存してください。 - このファイルは以下を含んでいる必要があります。 + 次に &truetype; + フォントのディレクトリをフォントパスに追加します。 + 上の Type1 + フォントの場合と同じように、 - <?xml version="1.0" encoding="iso-8859-1"?> -<deviceinfo version="0.2"> - <device> - <match key="info.capabilities" contains="input.keyboard"> - <merge key="input.x11_options.XkbModel" type="string">pc102</merge> - <merge key="input.x11_options.XkbLayout" type="string">fr</merge> - </match> - </device> -</deviceinfo> + &prompt.user; xset fp+ /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType +&prompt.user; xset fp rehash - このファイルがすでに存在する場合には、 - キーボードの設定に関する部分をただ単にコピーし、 - ファイルに追加してください。 + とするか、もしくは xorg.conf + ファイルに FontPath 行を追加します。 - hald - がこのファイルを読み込むように、 - コンピュータを再起動してください。 + これで終わりです。 + Gimp や + Apache OpenOffice + といったすべての X アプリケーションから + &truetype; フォントを使うことができます。 + (高解像度なディスプレイで見るウェブページ上のテキストみたいな) + とても小さなフォントや + (&staroffice; にあるような) + 非常に大きなフォントもかなり綺麗に見えるようになることでしょう。 + - X 端末やスクリプトから以下のコマンドラインを実行することでも、 - 同様に設定できます。 + + フォントのアンチエイリアス + + - &prompt.user; setxkbmap -model pc102 -layout fr + - - /usr/local/share/X11/xkb/rules/base.lst - ファイルは、利用可能なキーボード、レイアウトおよびオプションの一覧です。 - + + フォントのアンチエイリアス + + + フォント + アンチエイリアス + - X11 のチューニング + /usr/local/lib/X11/fonts/ と + ~/.fonts/ にあるすべての + &xorg; のフォントが、Xft + に対応しているアプリケーションで自動的にアンチエイリアス表示できるようになりました。 + KDE, GNOME および + Firefox + のような最新のアプリケーションは、Xft に対応しています。 - 次に xorg.conf.new - を好みに合うように調整します。 - &man.emacs.1; や &man.ee.1; - のようなテキストエディタでファイルを開いてください。 - モニタが古い場合や、通常とは異なるモデルでは、 - 同期周波数の自動認識に対応していないので、 - これらの値を xorg.conf.new の - "Monitor" - セクションに次のように書き加えます。 + どのフォントがアンチエイリアスされるかを制御するため、 + もしくはアンチエイリアスの特性を設定するために、 + /usr/local/etc/fonts/local.conf + ファイルを作成 (すでに存在しているのなら編集) します。 + 多くの Xft フォントシステムの高度な機能をこのファイルを使って調整できます。 + この節ではいくつか簡単なところだけを紹介します。 + 詳しくは、&man.fonts-conf.5; をご覧ください。 + + XML + + このファイルは XML 形式でなければなりません。 + 大文字小文字の区別に注意を払い、 + すべてのタグが正しく閉じられているか確認してください。 + ファイルは一般的な XML ヘッダで始まり、DOCTYPE 定義と + <fontconfig> + タグがその後にきます。 - Section "Monitor" - Identifier "Monitor0" - VendorName "Monitor Vendor" - ModelName "Monitor Model" - HorizSync 30-107 - VertRefresh 48-120 - EndSection - - - ほとんどのモニタは同期周波数の自動認識に対応しているので、 - これらの値を手動で入力する必要はありません。 - 自動認識に対応していないモニタでは、 - ダメージの可能性を避けるため、 - メーカーが提供している値のみを入力してください。 - - X はモニタが対応していれば DPMS (Energy Star) - 機能を使うことができます。 - &man.xset.1; プログラムでタイムアウトをコントロールしたり、 - 強制的にスタンバイ、サスペンドや電源オフにすることができます。 - モニタの DPMS 機能を有効にしたい場合は、 - "Monitor" - セクションに次の行を加えてください。 - - Option "DPMS" - - - xorg.conf - - - xorg.conf.new - はエディタで開いたままにしておき、 - デフォルトの解像度と色数を好みで選びましょう。 - "Screen" - セクションに以下のように書きます。 - - Section "Screen" - Identifier "Screen0" - Device "Card0" - Monitor "Monitor0" - DefaultDepth 24 - SubSection "Display" - Viewport 0 0 - Depth 24 - Modes "1024x768" - EndSubSection -EndSection - - DefaultDepth というキーワードは - 実行時のデフォルトの色数について記述するためのものです。 - &man.Xorg.1; のコマンドラインスイッチ - が使用された場合はそちらが優先されます。 - Modes というキーワードは、 - 与えられた色数におけるデフォルトの解像度を記述しておくためのものです。 - ターゲットのシステムのグラフィックハードウェアによって定義されている、 - VESA スタンダードモードのみがサポートされていることに注意してください。 - 上の例ではデフォルトの色数はピクセルあたり 24 ビットであり、 - この色数での解像度は 1024 ピクセル× 768 ピクセルです。 - - 最後に、設定ファイルを保存し、 - 上の例にあるようにテストしてみてください。 - - - トラブルシューティングの過程で手助けするツールのひとつに - X11 のログファイルがあります。これには、 - X11 サーバが検知したデバイスそれぞれについての情報があります。 - &xorg; のログファイル名は - /var/log/Xorg.0.log - という形式です。実際のログファイル名は - Xorg.0.log から - Xorg.8.log のように変わります。 - - - すべてうまくいったなら、設定ファイルを &man.Xorg.1; - が見つけることができる共通の場所に置きます。 - これは、通常は /etc/X11/xorg.conf や - /usr/local/etc/X11/xorg.conf です。 - - &prompt.root; cp xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf - - これで X11 の設定は完了です。 - &man.startx.1; ユーティリティで - &xorg; を起動できます。また、 - &man.xdm.1; を使って X11 サーバを起動することもできます。 - - - - 高度な設定 - - - &intel; <literal>i810</literal> - グラフィックチップセットの設定 - - - Intel i810 graphic chipset - - - &intel; i810 統合チップセットを設定するには、 - X11 にカードを制御させるために - AGP プログラミングインタフェースである - agpgart が必要になります。 - 詳しくは、&man.agp.4; - ドライバのマニュアルページをご覧ください。 - - このドライバを用いることで、 - 他のグラフィックカードと同様に設定を行うことができるようになります。 - カーネルに &man.agp.4; ドライバが組み込まれていないシステムでは、 - このモジュールを &man.kldload.8; - を使って読み込もうとしても動作しないことに注意してください。 - このドライバは、 - 起動時にカーネル内に存在するようにカーネル内部に組み込むか、 - /boot/loader.conf - を使わなければなりません。 - - - - ワイドスクリーンフラットパネルの追加 - - - ワイドスクリーンフラットパネルコンフィグレーション - - - この章では、設定に関する幾分高度な知識を必要とします。 - これまでに述べた標準ツールを使って設定に失敗する場合は、 - ログファイルを参照してください。 - ログファイルには、 - 設定のために有用な情報が十分含まれています。 - テキストエディタを使用する必要があるでしょう。 - - 現在のワイドスクリーン - (WSXGA, WSXGA+, WUXGA, WXGA, WXGA+ など) は、 - 16:10 や 10:9 形式、または - (問題を含む可能性のある) 他のアスペクト比に対応しています。 - 以下は、16:10 アスペクト比のスクリーン解像度の例です。 - - - - 2560x1600 - - - - 1920x1200 - - - - 1680x1050 - - - - 1440x900 - - - - 1280x800 - - - - これらの解像度のひとつを以下のように - "Screen" セクション の - Mode に追加してください。 - - Section "Screen" -Identifier "Screen0" -Device "Card0" -Monitor "Monitor0" -DefaultDepth 24 -SubSection "Display" - Viewport 0 0 - Depth 24 - Modes "1680x1050" -EndSubSection -EndSection - - &xorg; は、I2C/DDC - を通してワイドスクリーンの解像度に関する情報を取得できるので、 - モニタの周波数や解像度の範囲を把握しています。 - - もし、これらの ModeLines - についての情報がドライバに存在しないのであれば、 - &xorg; - にヒントを与えなけれならないでしょう。 - ModeLine - を手動で設定するのに十分な情報を - /var/log/Xorg.0.log - から得ることができます。 - 以下のような情報を探してください。 - - (II) MGA(0): Supported additional Video Mode: -(II) MGA(0): clock: 146.2 MHz Image Size: 433 x 271 mm -(II) MGA(0): h_active: 1680 h_sync: 1784 h_sync_end 1960 h_blank_end 2240 h_border: 0 -(II) MGA(0): v_active: 1050 v_sync: 1053 v_sync_end 1059 v_blanking: 1089 v_border: 0 -(II) MGA(0): Ranges: V min: 48 V max: 85 Hz, H min: 30 H max: 94 kHz, PixClock max 170 MHz - - これは EDID と呼ばれる情報です。 - この情報を用いて ModeLine - を作成するには、 - 正しい順番に数字を入力するだけです。 - - ModeLine <name> <clock> <4 horiz. timings> <4 vert. timings> - - この例では "Monitor" セクションの ModeLine - は以下のようになります。 - - Section "Monitor" -Identifier "Monitor1" -VendorName "Bigname" -ModelName "BestModel" -ModeLine "1680x1050" 146.2 1680 1784 1960 2240 1050 1053 1059 1089 -Option "DPMS" -EndSection - - 以上の簡単な編集作業が終わったら、 - 新しいワイドスクリーンモニタ上で X が動作するでしょう。 - - - - - - X11 でのフォントの使用 - - MurrayStokely寄稿: - - - - - - Type1 フォント - - X11 に付いてくるデフォルトのフォントは、 - 通常のデスクトップパブリッシングアプリケーションにとっては理想的とは言えない程度のものです。 - 文字を大きくするとジャギーになりプロフェッショナルとは言えないようなものになりますし、 - 小さなフォントは頭が悪そうに見えます。 - しかし、世の中には質の高い Type1 (&postscript;) - フォントがいくつかあり、 - X11 ではそれらを簡単に利用することができます。 - 例えば、URW フォントコレクション - (x11-fonts/urwfonts) - には高品質の Type1 フォント - (Times Roman, - Helvetica, - Palatino など) - が含まれています。freefont コレクション - (x11-fonts/freefonts) - にはもっとたくさんのフォントが含まれていますが、 - それらは Gimp - のようなグラフィックソフトウェアで使用するためのものであり、 - スクリーンフォントとしては十分ではありません。さらに、X11 - は簡単に &truetype; フォントを使うように設定することも可能です。 - 詳しくは、&man.X.7; のマニュアルページか - &truetype; フォントの節 - を参照してください。 - - 上記の Type1 フォントコレクションを Ports Collection - から入れる場合には次のコマンドを実行してください。 - - &prompt.root; cd /usr/ports/x11-fonts/urwfonts -&prompt.root; make install clean - - freefont や他のコレクションでも同じようにします。 - X サーバがこれらのフォントを検出できるようにするには - X サーバ設定ファイル (/etc/X11/xorg.conf) - の適切な場所に次のような行を加えます。 - - FontPath "/usr/local/lib/X11/fonts/URW/" - - 別の方法としては、 - X のセッション中に次のようなコマンドラインを実行します。 - - &prompt.user; xset fp+ /usr/local/lib/X11/fonts/URW -&prompt.user; xset fp rehash - - これは動くのですが、X - のセッションが終了すると消えてしまいます。 - 消えないようにするには X の起動時に読み込まれるファイル - (通常の startx セッションの場合は - ~/.xinitrc, XDM - のようなグラフィカルなログインマネージャを通してログインする時は - ~/.xsession) に加えておきます。 - 三番目の方法は新しい - /usr/local/etc/fonts/local.conf - ファイルを使うことです。 - これに関しては アンチエイリアス - 節をご覧ください。 - - - - &truetype; フォント - - - TrueType フォント - - - フォント - TrueType - - - &xorg; には、 - &truetype; フォントのレンダリング機能が組み込まれています。 - この機能を実現するために 2 つの異なるモジュールがあります。 - ここでは、freetype - の方が他のフォントレンダリングバックエンドと整合性が高いので、 - このモジュールを使うことにします。 - freetype モジュールを使うためには - /etc/X11/xorg.conf ファイルの - "Module" - セクションに以下の行を追加するだけです。 - - Load "freetype" - - さて、まずは &truetype; フォント用のディレクトリ - (例えば /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType) - を作り、そこに &truetype; フォントをすべて放り込みましょう。 - &macintosh; の &truetype; - フォントは、そのままでは使うことができませんので注意してください。 - X11 で使うには &unix;/&ms-dos;/&windows; - 用のフォーマットでなければなりません。 - ファイルを置いたら ttmkfdir を使って - fonts.dir ファイルを作り、 - X のフォントレンダラが新しいファイルがイントールされたことを分かるようにしてください。 - ttmkfdir は FreeBSD Ports Collection の - x11-fonts/ttmkfdir - からインストールできます。 - - &prompt.root; cd /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType -&prompt.root; ttmkfdir -o fonts.dir - - 次に &truetype; - フォントのディレクトリをフォントパスに追加します。 - 上の Type1 - フォントの場合と同じように、 - - &prompt.user; xset fp+ /usr/local/lib/X11/fonts/TrueType -&prompt.user; xset fp rehash - - とするか、もしくは xorg.conf - ファイルに FontPath 行を追加します。 - - これで終わりです。 - Gimp や - Apache OpenOffice - といったすべての X アプリケーションから - &truetype; フォントを使うことができます。 - (高解像度なディスプレイで見るウェブページ上のテキストみたいな) - とても小さなフォントや - (&staroffice; にあるような) - 非常に大きなフォントもかなり綺麗に見えるようになることでしょう。 - - - - フォントのアンチエイリアス - - Joe MarcusClarke更新 : - - - - - - - フォントのアンチエイリアス - - - フォント - アンチエイリアス - - - /usr/local/lib/X11/fonts/ と - ~/.fonts/ にあるすべての X11 のフォントが、Xft - に対応しているアプリケーションで自動的にアンチエイリアス表示できるようになりました。 - KDE, GNOME および - Firefox - のような最新のアプリケーションは、Xft に対応しています。 - - どのフォントがアンチエイリアスされるかを制御するため、 - もしくはアンチエイリアスの特性を設定するために、 - /usr/local/etc/fonts/local.conf - ファイルを作成 (すでに存在しているのなら編集) します。 - 多くの Xft フォントシステムの高度な機能をこのファイルを使って調整できます。 - この節ではいくつか簡単なところだけを紹介します。 - 詳しくは、&man.fonts-conf.5; をご覧ください。 - - XML - - このファイルは XML 形式でなければなりません。 *** DIFF OUTPUT TRUNCATED AT 1000 LINES ***