From owner-freebsd-users-jp@freebsd.org Mon Jul 11 18:25:22 2016 Return-Path: Delivered-To: freebsd-users-jp@mailman.ysv.freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2001:1900:2254:206a::19:1]) by mailman.ysv.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id 5C659B923AD for ; Mon, 11 Jul 2016 18:25:22 +0000 (UTC) (envelope-from maruyama@ism.ac.jp) Received: from amogha.ism.ac.jp (amogha.ism.ac.jp [133.58.120.10]) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id EDDAA14E8 for ; Mon, 11 Jul 2016 18:25:21 +0000 (UTC) (envelope-from maruyama@ism.ac.jp) Received: from indra.ism.ac.jp (amogha.ism.ac.jp [133.58.120.10]) by amogha.ism.ac.jp (8.14.5/8.14.5) with ESMTP id u6BIPI4L044697; Tue, 12 Jul 2016 03:25:18 +0900 (JST) (envelope-from maruyama@ism.ac.jp) Received: (from maruyama@localhost) by indra.ism.ac.jp (8.15.2/8.15.2/Submit) id u6BIPIoB066277; Tue, 12 Jul 2016 03:25:18 +0900 (JST) (envelope-from maruyama@ism.ac.jp) X-Authentication-Warning: indra.ism.ac.jp: maruyama set sender to maruyama@ism.ac.jp using -f From: maruyama@ism.ac.jp (=?iso-2022-jp?B?GyRCNF07M0Q+PjsbKEI=?=) To: KAWAGUTI Ginga Cc: freebsd-users-jp@freebsd.org In-Reply-To: <20160711034759.GB2499@ginganet.org> (message from KAWAGUTI Ginga on Mon, 11 Jul 2016 12:47:59 +0900) Organization: =?iso-2022-jp?B?GyRCRX03Vz90TX04JjVmPWobKEI=?= Reply-To: maruyama@ism.ac.jp Date: Tue, 12 Jul 2016 03:25:17 +0900 Message-ID: MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Subject: [FreeBSD-users-jp 95848] Re: =?iso-2022-jp?b?aW5zdGFsbGVyIFpGU1Jvb3QbJEIkRyRONS9GMEBfGyhC?= =?iso-2022-jp?b?GyRCRGobKEI=?= X-BeenThere: freebsd-users-jp@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.22 Precedence: list List-Id: Discussion relevant to FreeBSD communities in Japan List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Mon, 11 Jul 2016 18:25:22 -0000 統計数理研究所の丸山です。 Mon, 11 Jul 2016 12:47:59 +0900 KAWAGUTI Ginga writes: >今過渡期(を過ぎつつある?)で, > >* UFS/ZFS >* MBR/GPT >* BIOS/UEFI >* (ACTIVEパーティション) >* その他の個別事情? > >という感じのパラメータ・選択肢の組合せがあって,選択間違えると >当然起動しないのでしょうけど,それをみなさん当たり前のように間違えずに >選べているんでしょうか,という. 私もまだ十分にこのあたりの経験を積んだとは言えないのですが、 {UFS,ZFS}-{MBR,GPT}-{BIOS,UEFI} の8通りのうち、{UFS,ZFS}-MBR-UEFIの2通り を除く6通りは全部可能であると理解しています。要はそれぞれの条件に合った boot loader が適切にインストールされているかどうか、だけの問題でしょう。 {UFS,ZFS}-MBR-BIOS は普段使っているノートPCがそのようにインストールして あって、Gnu-grubで ufsパーティションとzfsパーティションを切り替えてboot できるようにしてあります。Windows 7 も入っていて、これもgrubの起動選択画 面で選べます。Gnu-grubは PC-BSDインストーラーが入れたもので、デフォルト ではzfsのPC-BSDとWindows7しか選べませんが、/boot/grub/custom.cfg をちょっ といじると、 ufsパーティションからの起動も可能になります。Windows7, zfs のPC-BSD10.2, それに古い版の PC-BSD を2個 ufs に入れてあります。一個の diskにzfs を2個入れることも原理的にはできると理解していますが、それをや るとGrubのメニュー作成がやたら煩雑になることが予想されるので、zfsは一個 のdiskに一個、残りの容量には ufsを入るだけ入れるという主義でやっています。 {UFS,ZFS}-GPT-BIOS は私のメールサーバーがそうなっています。元々はMBRの diskだったのですが、Windowsを入れていないので、 MBRを継続する必要性がな いのです。少し慣れると MBRより GPTの方が使いやすいので、最近MBRからGPTに 切り直しました。これもboot loader は Gnu-Grubです。 {UFS,ZFS}-GPT-UEFI の経験を私は少ししか持っていません。UEFI のマシンを1 台しか持っていないからです。この1個のマシンを PC-BSD10.3のインストール USBで起動すると、ちゃんと起動します。このUSBは UFS-GPTなので、 UFS-GPT-UEFIの起動が可能である一つの証拠にはなっています。ZFS-GPT-UEFIの 組み合わせは今奮闘中。できないはずはないと思っています。 UFS or ZFS? UFSとZFSのパーフォーマンス上の優劣はなかなか判断しにくいのですが、 ZFS を使う理由は Boot Environmentが使えるからです。ただ、一個のdiskにzfsを2 個入れるとgrubのメニュー生成がやたら面倒になることが予想されるので、zfs はdisk一個に一個としています。 MBR or GPT? これは GPT の方が絶対に良いです。それはGPTをちょっと使ってみればわかりま すので、理由の説明は省略します。ただし Windows 7以前の Windows を disk上に共存させたいのであれば、 MBR にせざるを得ません。 BIOS or UEFI? 古いマシンでは BIOSしかできないので、選択の余地はありません。最近のマシ ンでは、BIOS/UEFIを切り替えることができるものが出回っているようですが、 私のただ一台のUFEIマシン(DynabookN51)をBIOSモードにしてFreeBSDを動かして みると、 power management bios が正常に働きません。halt -p で電源が切れ ない、 zzz が正常に動かない、など。従ってこのようなマシンはUEFIで動かす べし、ということになると思います。 ># おまけ.USBメモリのインストーラがそもそも起動しないパターン ># (限りなく,個別機種依存な気はします) うーん、どういう原因か私には想像もつきませんが、一つ私が知っていることを ここに書いておきます。Xorg がサポートしていない graphic chipに対してvesa driver がこれまで使われてきましたが、この dviver は UEFIモードでは動きま せん。代わりにscfb driver(https://wiki.freebsd.org/Graphics/SCFB)を使う 必要があるのですが、PC-BSD10.3のインストーラーではこのことに対する配慮が まったくないので、私のdynabookN51は、UEFIでインストーラーを起動した時、 グラフィックインストールモードは自動では立ち上がりません。手動でscfbドラ イバーを /etc/X11/xorg.conf に設定して startx をやる必要があります。 以上、十分にお役には立たないと思いますが、参考まで。 -------- 丸山直昌@統計数理研究所