From owner-svn-doc-all@freebsd.org Mon Dec 28 14:58:29 2015 Return-Path: Delivered-To: svn-doc-all@mailman.ysv.freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2001:1900:2254:206a::19:1]) by mailman.ysv.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id 58BC0A52E83; Mon, 28 Dec 2015 14:58:29 +0000 (UTC) (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: from repo.freebsd.org (repo.freebsd.org [IPv6:2610:1c1:1:6068::e6a:0]) (using TLSv1.2 with cipher ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384 (256/256 bits)) (Client did not present a certificate) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTPS id 2240F1D00; Mon, 28 Dec 2015 14:58:29 +0000 (UTC) (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: from repo.freebsd.org ([127.0.1.37]) by repo.freebsd.org (8.15.2/8.15.2) with ESMTP id tBSEwSDm031920; Mon, 28 Dec 2015 14:58:28 GMT (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: (from ryusuke@localhost) by repo.freebsd.org (8.15.2/8.15.2/Submit) id tBSEwSmC031919; Mon, 28 Dec 2015 14:58:28 GMT (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Message-Id: <201512281458.tBSEwSmC031919@repo.freebsd.org> X-Authentication-Warning: repo.freebsd.org: ryusuke set sender to ryusuke@FreeBSD.org using -f From: Ryusuke SUZUKI Date: Mon, 28 Dec 2015 14:58:28 +0000 (UTC) To: doc-committers@freebsd.org, svn-doc-all@freebsd.org, svn-doc-head@freebsd.org Subject: svn commit: r47913 - head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot X-SVN-Group: doc-head MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit X-BeenThere: svn-doc-all@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.20 Precedence: list List-Id: "SVN commit messages for the entire doc trees \(except for " user" , " projects" , and " translations" \)" List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Mon, 28 Dec 2015 14:58:29 -0000 Author: ryusuke Date: Mon Dec 28 14:58:28 2015 New Revision: 47913 URL: https://svnweb.freebsd.org/changeset/doc/47913 Log: - Merge the following from the English version: r44627 -> r44628 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml ============================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Mon Dec 28 14:25:21 2015 (r47912) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Mon Dec 28 14:58:28 2015 (r47913) @@ -3,7 +3,7 @@ The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project - Original revision: r44627 + Original revision: r44628 $FreeBSD$ --> @@ -133,8 +133,7 @@ 通常ブートマネージャと呼ばれます。 とりわけユーザとの対話がある場合にそう呼ばれます。 通常ブートマネージャのもっと多くのコードが、 - ディスクの最初のトラック、 - またはファイルシステム上におかれます。 + ディスクの最初のトラック、またはファイルシステム上におかれます。 ブートマネージャの例としては、Boot Easy とも呼ばれる &os; 標準のブートマネージャの boot0、 @@ -175,41 +174,41 @@ そしてブート時に起動されるように設定されたプロセスの起動、 といったユーザーレベルでのリソース (資源) 設定を行ないます。 - この章では、これらのステージについてより詳細に、また、&os; - ブートプロセスにおける対話的な設定方法について説明します。 + この章では、これらのステージについてより詳細に、また、&os; + ブートプロセスにおける対話的な設定方法について説明します。 - - ブートマネージャ + + ブートマネージャ - ブートマネージャ + ブートマネージャ - マスターブートレコード - (MBR) - - MBR - のブートマネージャのコードは起動プロセスの第 - 0 ステージと呼ばれることがあります。 - デフォルトでは、&os; は boot0 - を使います。 + マスターブートレコード + (MBR) + + MBR + のブートマネージャのコードは起動プロセスの第 + 0 ステージと呼ばれることがあります。 + デフォルトでは、&os; は boot0 + を使います。 &os; のインストーラがインストールする MBR は、 /boot/boot0 を基にしています。 boot0 のサイズと機能は、 スライステーブルおよび MBR 末尾の識別子 0x55AA のため、 - 446 バイトの大きさに制限されます。もし、 - boot0 + 446 バイトの大きさに制限されます。 + もし、boot0 と複数のオペレーティングシステムをインストールした場合、 起動時に以下のようなメッセージが表示されます。 - - <filename>boot0</filename> のスクリーンショット + + <filename>boot0</filename> のスクリーンショット - F1 Win + F1 Win F2 FreeBSD Default: F2 - + 他のオペレーティングシステムは、 &os; の後にインストールを行うと、既存の MBR @@ -276,10 +275,11 @@ boot: インストールされた boot1 と - boot2 を変更するには、bsdlabel - を使ってください。以下の例では、diskslice - は起動するディスクとスライスで、 - たとえば最初の IDE ディスクの 1 番目のスライスは + boot2 を変更するには、 + bsdlabel を使ってください。 + 以下の例では、diskslice + は起動するディスクとスライスで、たとえば最初の + IDE ディスクの 1 番目のスライスは ad0s1 となります。 &prompt.root; bsdlabel -B diskslice @@ -350,22 +350,23 @@ boot: 変数 説明 - - + + - autoboot seconds + autoboot + seconds seconds で与えられた時間内に入力がなければ、 カーネルの起動へと進みます。 カウントダウンを表示します。標準設定では 10 秒間です。 - - boot - -options - kernelname - すぐにカーネルの起動へ進みます。 + + boot + -options + kernelname + すぐにカーネルの起動へ進みます。 オプション、カーネル名が指定されている場合は、 それらが使われます。 unload を実行後、 @@ -374,49 +375,49 @@ boot: 一度読み込まれたカーネルが使われます。 - - boot-conf - すべてのモジュールの設定を、 + + boot-conf + すべてのモジュールの設定を、 起動時と同じように指定された変数 (最も多いのは kernel) にもとづいて自動的に行ないます。 このコマンドは、変数を変更する前に、 最初に unload を行なった場合にのみ有効に働きます。 - + - - help - topic - /boot/loader.help + + help + topic + /boot/loader.help を読み込み、ヘルプメッセージを表示します。 topic に index が指定された場合、 利用可能な topic の一覧を表示します。 - - include filename - … - 指定されたファイルを読み込み、行単位で解釈します。 - エラーが発生した場合、 - include の実行は直ちに停止します。 + + include filename + … + 指定されたファイルを読み込み、行単位で解釈します。 + エラーが発生した場合、 + include の実行は直ちに停止します。 - - load -t - type - filename - 指定されたファイル名のカーネル、 + + load -t + type + filename + 指定されたファイル名のカーネル、 カーネルモジュール、あるいは type に指定された種類のファイルをロードします。 filename 以降に指定された引数はファイルへと渡されます。 - - ls -l - path - 指定された path + + ls -l + path + 指定された path にあるファイルを表示します。 path が指定されていなければ、ルートディレクトリを表示します。 @@ -424,80 +425,80 @@ boot: が指定されていればファイルサイズも表示されます。 - - lsdev - -v - モジュールがロード可能なすべてのデバイスを表示します。 + + lsdev + -v + モジュールがロード可能なすべてのデバイスを表示します。 もし が指定されていれば、 より詳細な出力がされます。 - - lsmod - -v - ロード済みのモジュールを表示します。 + + lsmod + -v + ロード済みのモジュールを表示します。 が指定されていれば、 より詳細な内容が出力されます。 - - more filename - LINES + + more filename + LINES 行を表示するごとに停止しながら指定されたファイルを表示します。 - - reboot - すぐにシステムを再起動します。 + + reboot + すぐにシステムを再起動します。 - - set variable, set - variable=value - ローダの環境変数を設定します。 - - - - unload - すべてのロード済みモジュールを削除します。 + + set variable, set + variable=value + ローダの環境変数を設定します。 + + + + unload + すべてのロード済みモジュールを削除します。 - + - 次にあげるのは、ローダの実践的な使用例です。 - 普段使っているカーネルをシングルユーザモード - シングルユーザモード - で起動します。 + 次にあげるのは、ローダの実践的な使用例です。 + 普段使っているカーネルをシングルユーザモード + シングルユーザモード + で起動します。 - boot -s + boot -s - 普段使っているカーネルとモジュールをアンロードし、 - 古いもしくは別のカーネルをロードするには、 - 以下のように実行してください。 + 普段使っているカーネルとモジュールをアンロードし、 + 古いもしくは別のカーネルをロードするには、 + 以下のように実行してください。 - unload + unload load kernel.old - kernel.GENERIC とすると、 - インストール時のデフォルトカーネルを指定できます。 - また、システムをアップグレードしたり、 - もしくはカスタムカーネルを設定した場合に、 - 直前にインストールされていたカーネルは、 - kernel.old - kernel.old - で指定できます。 + kernel.GENERIC とすると、 + インストール時のデフォルトカーネルを指定できます。 + また、システムをアップグレードしたり、 + もしくはカスタムカーネルを設定した場合に、 + 直前にインストールされていたカーネルは、 + kernel.old + kernel.old + で指定できます。 - 普段のカーネルで使っているモジュールを指定したカーネルでロードする場合は、 - 次のようにします。 + 普段のカーネルで使っているモジュールを指定したカーネルでロードする場合は、 + 次のようにします。 - unload + unload set kernel="kernel.old" boot-conf - カーネルの自動設定スクリプトをロードします。 + カーネルの自動設定スクリプトをロードします。 - load -t userconfig_script /boot/kernel.conf + load -t userconfig_script /boot/kernel.conf カーネル (kernel) @@ -505,12 +506,12 @@ boot: - - 最終ステージ + + 最終ステージ - - &man.init.8; - + + &man.init.8; + カーネルがデフォルトの loader もしくは loader を迂回して @@ -519,155 +520,154 @@ boot: linkend="boot-kernel"/> には、 良く使われる起動フラグがまとめられています。 他の起動フラグの詳細については、 - &man.boot.8; を参照してください。 + &man.boot.8; を参照してください。 カーネル (kernel) 起動フラグ - - 起動時のカーネルオプション +
+ 起動時のカーネルオプション + + + + + オプション + 説明 + + + + + + + カーネル初期化中に、 + ルートファイルシステムとしてマウントするデバイスを尋ねます。 + - - - - オプション - 説明 - - - - - - - カーネル初期化中に、 - ルートファイルシステムとしてマウントするデバイスを尋ねます。 - - - - - CDROM - からルートファイルシステムを起動します。 - - - - - シングルユーザモードで起動します。 - - - - - カーネル起動時に、より詳細な情報を表示します。 - - - -
- - カーネルの起動が完了すると、&man.init.8; - というユーザプロセスに制御が移されます。 - これは /sbin/init、 - もしくは loader の - init_path 変数で指定される場所にあります。 - これは起動プロセスの最終ステージです。 - - 起動シーケンスでは、 - システム上で利用できるファイルシステムの一慣性を確認します。 - もし UFS ファイルシステムにに問題があって - fsck が不一致を修復できなければ、 - 管理者が問題を直接解決できるように、init - はシステムをシングルユーザモードへと移行させます。 - 問題がなければ、システムはマルチユーザモードに移行します。 - - - シングルユーザモード - - シングルユーザモード - コンソール (console) - - このモードには、ユーザが起動時に - を指定した場合、あるいは loader で - boot_single 変数を設定することによって移行します。 - マルチユーザモードから shutdown now - を呼び出すことでもこのモードに移行できます。 - シングルユーザモードは、以下のメッセージで開始します。 + + + CDROM + からルートファイルシステムを起動します。 + + + + + シングルユーザモードで起動します。 + + + + + カーネル起動時に、より詳細な情報を表示します。 + + + + + + カーネルの起動が完了すると、&man.init.8; + というユーザプロセスに制御が移されます。 + これは /sbin/init、 + もしくは loader の + init_path 変数で指定される場所にあります。 + これは起動プロセスの最終ステージです。 + + 起動シーケンスでは、 + システム上で利用できるファイルシステムの一慣性を確認します。 + もし UFS ファイルシステムにに問題があって + fsck が不一致を修復できなければ、 + 管理者が問題を直接解決できるように、init + はシステムをシングルユーザモードへと移行させます。 + 問題がなければ、システムはマルチユーザモードに移行します。 + + + シングルユーザモード + + シングルユーザモード + コンソール (console) + + このモードには、ユーザが起動時に + を指定した場合、あるいは loader で + boot_single 変数を設定することによって移行します。 + マルチユーザモードから shutdown now + を呼び出すことでもこのモードに移行できます。 + シングルユーザモードは、以下のメッセージで開始します。 Enter full pathname of shell or RETURN for /bin/sh: - ユーザが Enter を入力すると、 - システムは Bourne シェルを起動します。 - 別のシェルを使うには、シェルのフルパスを入力してください。 - - シングルユーザモードは、 - 通常ファイルシステムの一貫性に問題があって起動しないシステムを修復したり、 - 起動設定ファイルの間違いを修正するために使われます。 - また、root - パスワードがわからなくなった場合に、 - リセットするために使うことも出来ます。 - シングルユーザモードのプロンプトは、 - ローカルファイルシステムおよび設定ファイルへのアクセスを与えてくれるため、 - これらが可能となりますが、ネットワーク接続は出来ません。 + ユーザが Enter を入力すると、 + システムは Bourne シェルを起動します。 + 別のシェルを使うには、シェルのフルパスを入力してください。 + + シングルユーザモードは、 + 通常ファイルシステムの一貫性に問題があって起動しないシステムを修復したり、 + 起動設定ファイルの間違いを修正するために使われます。 + また、root + パスワードがわからなくなった場合に、 + リセットするために使うことも出来ます。 + シングルユーザモードのプロンプトは、 + ローカルファイルシステムおよび設定ファイルへのアクセスを与えてくれるため、 + これらが可能となりますが、ネットワーク接続は出来ません。 - シングルユーザモードは、システムの修復には有用ですが、 - システムが物理的に安全な場所になければ、 - セキュリティのリスクがもたらされます。 - デフォルトでは、システムに物理的にアクセス可能なユーザは、 - シングルユーザモードで起動後はシステムをすべてコントロールできてしまいます。 - - /etc/ttys - でシステムの console - が insecure に設定されている場合、 - システムはシングルユーザモードに移行する前に - root - のパスワードを入力するように求めます。 - root - パスワードがわからなくなった場合のリセット機能が無効になっている間は、 - セキュリティ対策が必要となります。 - - - <filename>/etc/ttys</filename> の - insecure コンソール + シングルユーザモードは、システムの修復には有用ですが、 + システムが物理的に安全な場所になければ、 + セキュリティのリスクがもたらされます。 + デフォルトでは、システムに物理的にアクセス可能なユーザは、 + シングルユーザモードで起動後はシステムをすべてコントロールできてしまいます。 + + /etc/ttys + でシステムの console + が insecure に設定されている場合、 + システムはシングルユーザモードに移行する前に + root + のパスワードを入力するように求めます。 + root + パスワードがわからなくなった場合のリセット機能が無効になっている間は、 + セキュリティ対策が必要となります。 + + + <filename>/etc/ttys</filename> の + insecure コンソール - # name getty type status comments + # name getty type status comments # # If console is marked "insecure", then init will ask for the root password # when going to single-user mode. console none unknown off insecure - + + + insecure コンソールとは、 + コンソールが物理的に安全でない (insecure) と考えられるため、 + root + のパスワードを知る人だけがシングルユーザモードを使えるという意味です。 + + + + マルチユーザモード + + マルチユーザモード - insecure コンソールとは、 - コンソールが物理的に安全でない (insecure) と考えられるため、 - root - のパスワードを知る人だけがシングルユーザモードを使えるという意味です。 - - - - マルチユーザモード - - マルチユーザモード - - init - がファイルシステムが正常であると判断するか、 - ユーザがシングルユーザモードでのコマンドを終了し、 - exit を入力してシングルユーザモードを終了すると、 - システムはマルチユーザモードへ移行し、 - システムのリソースの設定を開始します。 - - rc ファイル群 - - リソース設定システムはデフォルト設定を - /etc/defaults/rc.conf から、 - また、システム独自の細かな設定を - /etc/rc.conf から読み込みます。 - そして /etc/fstab - に記述されるシステムファイルシステムをマウントします。 - その後、ネットワークサービス、 - さまざまなシステムデーモン、 - そして最後に、ローカルにインストールされた package - の起動スクリプトを実行します。 - - リソース設定システムについてもっと知りたい場合には、 - &man.rc.8; を参照してください。また、/etc/rc.d - にあるスクリプトを実行してみてください。 + init + がファイルシステムが正常であると判断するか、 + ユーザがシングルユーザモードでのコマンドを終了し、 + exit を入力してシングルユーザモードを終了すると、 + システムはマルチユーザモードへ移行し、 + システムのリソースの設定を開始します。 + + rc ファイル群 + + リソース設定システムはデフォルト設定を + /etc/defaults/rc.conf から、 + また、システム独自の細かな設定を + /etc/rc.conf から読み込みます。 + そして /etc/fstab + に記述されるシステムファイルシステムをマウントします。 + その後、ネットワークサービス、さまざまなシステムデーモン、 + そして最後に、ローカルにインストールされた package + の起動スクリプトを実行します。 + + リソース設定システムについてもっと知りたい場合には、 + &man.rc.8; を参照してください。また、/etc/rc.d + にあるスクリプトを実行してみてください。
@@ -678,9 +678,9 @@ console none
--> - - - 起動時のスプラッシュスクリーンの設定 + + + 起動時のスプラッシュスクリーンの設定 @@ -693,126 +693,123 @@ console none - 通常、&os; システムが起動すると、 - コンソールにはシステムの起動の進捗状況を示すメッセージ群が表示されます。 - スプラッシュスクリーンは、 - 起動時の検出メッセージやサービスのスタートアップメッセージを隠すような、 - これまでとは異なる起動画面を表示します。 - スプラッシュスクリーンが有効な場合でも、起動時には、 - 起動オプションメニュー、タイムウェイトカウントダウンプロンプトなど、 - いくつかの起動ローダメッセージは表示されます。 - スプラッシュスクリーンは、起動プロセスの間、 - キーボードから何かのキーを押すことで、 - いつでもやめることができます。 - - &os; には、2 つの基本環境があります。 - ひとつは、レガシーなバーチャルコンソールコマンドライン環境です。 - システムの起動が終わったら、 - コンソールにログインプロンプトが表示されます。 - 2 つ目の環境は、設定可能なグラフィカル環境です。 - では、 - グラフィカルディスプレイマネージャやグラフィカルログインマネージャのインストールおよび設定方法について説明しています。 - - システムの起動後は、スプラッシュスクリーンは、 - スクリーンセーバのデフォルトとなります。 - 一定期間使われないと、スプラッシュスクリーンが表示され、 - イメージの輝度が、明るくから暗くなるように変化し、 - そのサイクルが繰り返されます。 - スプラッシュスクリーンセーバの設定は、 - /etc/rc.confsaver= - 行を追加することで変更できます。 - いくつかのビルトインのスクリーンセーバが用意されており、 - &man.splash.4; で説明されています。 - saver= オプションは、 - 仮想コンソールにのみ適用され、 - グラフィカルディスプレイマネージャには影響しません。 - - http://artwork.freebsdgr.org. - のギャラリから、 - サンプルのスプラッシュスクリーンファイルをダウンロードできます。 - sysutils/bsd-splash-changer package または port - をインストールすると、 - 起動時にスプラッシュイメージのコレクションからランダムに一枚が表示されます。 - - スプラッシュスクリーン機能は、 - 256 色のビットマップ (.bmp), - ZSoft PCX (.pcx) または - TheDraw (.bin) 形式に対応しています。 - .bmp, - .pcx または .bin - イメージは、ルートパーティション、たとえば - /boot に置く必要があります。 - 標準の VGA アダプタで動かすには、 - スプラッシュイメージファイルは 320x200 - ピクセル以下の解像度である必要があります。 - デフォルトのブートディスプレイの解像度 - 256 色、320x200 ピクセル以下の場合には、以下を含むように - /boot/loader.conf を編集してください。 - splash.bmp の部分は、 - 用いるビットマップフィアルの名前に置き換えてください。 + 通常、&os; システムが起動すると、 + コンソールにはシステムの起動の進捗状況を示すメッセージ群が表示されます。 + スプラッシュスクリーンは、 + 起動時の検出メッセージやサービスのスタートアップメッセージを隠すような、 + これまでとは異なる起動画面を表示します。 + スプラッシュスクリーンが有効な場合でも、起動時には、 + 起動オプションメニュー、タイムウェイトカウントダウンプロンプトなど、 + いくつかの起動ローダメッセージは表示されます。 + スプラッシュスクリーンは、起動プロセスの間、 + キーボードから何かのキーを押すことで、 + いつでもやめることができます。 + + &os; には、2 つの基本環境があります。 + ひとつは、レガシーなバーチャルコンソールコマンドライン環境です。 + システムの起動が終わったら、 + コンソールにログインプロンプトが表示されます。 + 2 つ目の環境は、設定可能なグラフィカル環境です。 + では、 + グラフィカルディスプレイマネージャやグラフィカルログインマネージャのインストールおよび設定方法について説明しています。 + + システムの起動後は、スプラッシュスクリーンは、 + スクリーンセーバのデフォルトとなります。 + 一定期間使われないと、スプラッシュスクリーンが表示され、 + イメージの輝度が、明るくから暗くなるように変化し、 + そのサイクルが繰り返されます。 + スプラッシュスクリーンセーバの設定は、 + /etc/rc.confsaver= + 行を追加することで変更できます。 + いくつかのビルトインのスクリーンセーバが用意されており、 + &man.splash.4; で説明されています。 + saver= オプションは、 + 仮想コンソールにのみ適用され、 + グラフィカルディスプレイマネージャには影響しません。 + + http://artwork.freebsdgr.org. + のギャラリから、 + サンプルのスプラッシュスクリーンファイルをダウンロードできます。 + sysutils/bsd-splash-changer package または port + をインストールすると、 + 起動時にスプラッシュイメージのコレクションからランダムに一枚が表示されます。 + + スプラッシュスクリーン機能は、 + 256 色のビットマップ (.bmp), + ZSoft PCX (.pcx) または + TheDraw (.bin) 形式に対応しています。 + .bmp, + .pcx または .bin + イメージは、ルートパーティション、たとえば + /boot に置く必要があります。 + 標準の VGA アダプタで動かすには、 + スプラッシュイメージファイルは 320x200 + ピクセル以下の解像度である必要があります。 + デフォルトのブートディスプレイの解像度 + 256 色、320x200 ピクセル以下の場合には、以下を含むように + /boot/loader.conf を編集してください。 + splash.bmp の部分は、 + 用いるビットマップフィアルの名前に置き換えてください。 - splash_bmp_load="YES" + splash_bmp_load="YES" bitmap_load="YES" bitmap_name="/boot/splash.bmp" - ビットマップフィアルの代わりに、 - PCX ファイルを使う場合は、 - 以下のようにしてください。 + ビットマップフィアルの代わりに、PCX + ファイルを使う場合は、以下のようにしてください。 - splash_pcx_load="YES" + splash_pcx_load="YES" bitmap_load="YES" bitmap_name="/boot/splash.pcx" - TheDraw - 形式のアスキーアートを使うには、以下を追加してください。 + TheDraw + 形式のアスキーアートを使うには、以下を追加してください。 - splash_txt="YES" + splash_txt="YES" bitmap_load="YES" bitmap_name="/boot/splash.bin" - (最大解像度 1024x768 ピクセルまでの) - もう少し大きなイメージを使いたい場合には、 - システムの起動時に - VESA モジュールをロードしてください。 - カスタムカーネルを使っている場合には、VESA - カーネルコンフィグレーションオプションを追加してください。 - スプラッシュスクリーンのために VESA - モジュールを読み込むには、/boot/loader.conf - のこれまでに説明した 3 行の前に以下の行を追加してください。 - - vesa_load="YES" - - 他に興味を持ちそうな loader.conf - のオプションを以下で紹介します。 - - - beastie_disable="YES" - - - カウントダウンのプロンプトを除き、 - ブートオプションメニューを表示しません。 - ブートオプションメニューの画面は利用できませんが、 - タイムウェイトカウントダウンプロンプトが表示されている時に、 - オプションを選択することで対応するブートオプションを設定できます。 - - - - - loader_logo="beastie" - - - このオプションは、カラーの beastie - ロゴと共にブートオプションメニューの右側に表示されている単語 - (デフォルトでは &os;) を置き換えます。 - - - - - より詳細な情報については、&man.splash.4;, - &man.loader.conf.5; および &man.vga.4; をご覧ください。 - + (最大解像度 1024x768 ピクセルまでの) + もう少し大きなイメージを使いたい場合には、システムの起動時に + VESA モジュールをロードしてください。 + カスタムカーネルを使っている場合には、VESA + カーネルコンフィグレーションオプションを追加してください。 + スプラッシュスクリーンのために VESA + モジュールを読み込むには、/boot/loader.conf + のこれまでに説明した 3 行の前に以下の行を追加してください。 + + vesa_load="YES" + + 他に興味を持ちそうな loader.conf + のオプションを以下で紹介します。 + + + beastie_disable="YES" + + + カウントダウンのプロンプトを除き、 + ブートオプションメニューを表示しません。 + ブートオプションメニューの画面は利用できませんが、 + タイムウェイトカウントダウンプロンプトが表示されている時に、 + オプションを選択することで対応するブートオプションを設定できます。 + + + + loader_logo="beastie" + + + このオプションは、カラーの beastie + ロゴと共にブートオプションメニューの右側に表示されている単語 + (デフォルトでは &os;) を置き換えます。 + + + + + より詳細な情報については、&man.splash.4;, + &man.loader.conf.5; および &man.vga.4; をご覧ください。 +