From owner-svn-doc-all@freebsd.org Mon Mar 21 08:45:31 2016 Return-Path: Delivered-To: svn-doc-all@mailman.ysv.freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2001:1900:2254:206a::19:1]) by mailman.ysv.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id 779A6AD78BF; Mon, 21 Mar 2016 08:45:31 +0000 (UTC) (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: from repo.freebsd.org (repo.freebsd.org [IPv6:2610:1c1:1:6068::e6a:0]) (using TLSv1.2 with cipher ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384 (256/256 bits)) (Client did not present a certificate) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTPS id 3E52C9C1; Mon, 21 Mar 2016 08:45:31 +0000 (UTC) (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: from repo.freebsd.org ([127.0.1.37]) by repo.freebsd.org (8.15.2/8.15.2) with ESMTP id u2L8jUJE092393; Mon, 21 Mar 2016 08:45:30 GMT (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Received: (from ryusuke@localhost) by repo.freebsd.org (8.15.2/8.15.2/Submit) id u2L8jUxa092391; Mon, 21 Mar 2016 08:45:30 GMT (envelope-from ryusuke@FreeBSD.org) Message-Id: <201603210845.u2L8jUxa092391@repo.freebsd.org> X-Authentication-Warning: repo.freebsd.org: ryusuke set sender to ryusuke@FreeBSD.org using -f From: Ryusuke SUZUKI Date: Mon, 21 Mar 2016 08:45:30 +0000 (UTC) To: doc-committers@freebsd.org, svn-doc-all@freebsd.org, svn-doc-head@freebsd.org Subject: svn commit: r48447 - head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu X-SVN-Group: doc-head MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit X-BeenThere: svn-doc-all@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.21 Precedence: list List-Id: "SVN commit messages for the entire doc trees \(except for " user" , " projects" , and " translations" \)" List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Mon, 21 Mar 2016 08:45:31 -0000 Author: ryusuke Date: Mon Mar 21 08:45:30 2016 New Revision: 48447 URL: https://svnweb.freebsd.org/changeset/doc/48447 Log: - Merge the following from the English version: r12908 -> r36653 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.xml ============================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.xml Mon Mar 21 01:55:11 2016 (r48446) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/linuxemu/chapter.xml Mon Mar 21 08:45:30 2016 (r48447) @@ -3,7 +3,7 @@ The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project - Original revision: r12908 + Original revision: r36653 $FreeBSD$ --> @@ -22,7 +22,7 @@ 訳: &a.jp.kiroh;、1996 年 9 月 24 日 - + この章では Linux バイナリ互換機能 @@ -30,7 +30,7 @@ Linux - FreeBSD は、Linux を含む Unix-like + FreeBSD は、Linux を含む &unix; like なオペレーティングシステムとのバイナリ互換機能を提供しています。 現時点では、一体なぜ FreeBSD が Linux バイナリを実行できるようにならなければならないのか自問しているのではないでしょうか? @@ -44,39 +44,48 @@ 簡単に言ってしまえば、この機能により全ての Linux アプリケーションの 90% が修正なしに FreeBSD 上で起動できます。 - この中には Star Office や Linux 版の - NetscapeAdobe Acrobat、 - RealPlayer 5 と 7、 - VMWareOracle、 - WordPerfectDoom、 + この中には &staroffice; や Linux 版の + &netscape;, + &adobe; &acrobat;, + &realplayer;, + VMware, + &oracle;, + &wordperfect;, Doom, Quake などがあります。 また、ある状況においては Linux バイナリを Linux で動かすよりも FreeBSD で動かすほうが良いパフォーマンスが出るという報告もあります。 - - Linux - /proc ファイルシステム - しかしながら、いくつかの Linux に特有な OS の機能は FreeBSD ではサポートされていません。 - 例えば、Linux の /proc ファイルシステムを過度に使うような - Linux バイナリは FreeBSD では動きません (FreeBSD の /proc - ファイルシステムとは異なるのです) し、 - 仮想 8086 モードを有効にするような i386 特有の呼び出しも動きません。 + 仮想 8086 モードを有効にするような i386 特有の呼び出しを過度に使うような + Linux バイナリは FreeBSD では動きません。 この章を読むと、以下のことがわかります。 - Linux バイナリ互換機能を有効にする方法。 - Linux 共有ライブラリを追加する方法。 - Linux アプリケーションを - FreeBSD システムにインストールする方法 - FreeBSD における Linux - 互換機能の実装の詳細。 + + Linux バイナリ互換機能を有効にする方法。 + + + + Linux 共有ライブラリを追加する方法。 + + + + Linux アプリケーションを + FreeBSD システムにインストールする方法 + + + + FreeBSD における Linux 互換機能の実装の詳細。 + この章を読む前に、以下のことを理解しておく必要があります。 - サードパーティ製ソフトウェアのインストール方法 () + + サードパーティ製ソフトウェアのインストール方法 + () + @@ -89,26 +98,16 @@ この機能を有効にする最も簡単な方法は、 linux KLD オブジェクト (Kernel LoaDable object) を読み込むことです。 - コマンドプロンプトで linux - と打つだけでモジュールを読み込むことができます。 + root 権限で、 + 以下のコマンドを打つだけでモジュールを読み込むことができます。 + + &prompt.root; kldload linux Linux 互換機能を常に有効にする場合には、 /etc/rc.conf に以下の行を追加してください。 linux_enable="YES" - この設定により、/etc/rc.i386 - では次のような操作が行なわれます。 - - # Start the Linux binary compatibility if requested. -# -case ${linux_enable} in -[Yy][Ee][Ss]) - echo -n ' linux'; linux > /dev/null 2>&1 - ;; -esac - - 望みの KLD モジュールがロードされているか確認したい時には &man.kldstat.8; コマンドを利用します。 @@ -118,13 +117,13 @@ Id Refs Address Size Name 7 1 0xc24db000 d000 linux.ko カーネルオプション - LINUX + COMPAT_LINUX 何らかの理由で Linux KLD をロードしたくない、 あるいはロードできないような場合には、 - options LINUX + options COMPAT_LINUX をカーネルの設定ファイルに指定して、 Linux バイナリ互換機能をカーネルにスタティックリンクしてください。 そして、 @@ -133,16 +132,18 @@ Id Refs Address Size Name Linux ランタイムライブラリのインストール - Linux + Linux Linux ライブラリのインストール これは、linux_base - port を用いるか、もしくは 手動で インストールします。 + port を用いるか、もしくは + 手動で + インストールします。 linux_base の port を用いたインストール - ports collection + Ports Collection ランタイムライブラリをインストールするには最も簡単な方法です。 - &prompt.root; cd /usr/ports/emulators/linux_base + &prompt.root; cd /usr/ports/emulators/linux_base-f10 &prompt.root; make install distclean + + &os; 8.0 よりも前の &os; システムでは、 + emulators/linux_base-f10 + ではなく、emulators/linux_base-fc4 port + を使う必要があります。 + + これで Linux バイナリ互換機能が使えるはずです。 いくつかのプログラムはシステムライブラリのマイナーバージョンが違うと文句を言うかもしれませんが一般的には大した問題ではありません。 + + Linux ディストリビューションおよびバージョンに対応して、 + 複数のバージョンの emulators/linux_base port が用意されています。 + インストールを考えている Linux アプリケーションが必要とする条件に近い + port をインストールする必要があります。 + @@ -204,7 +221,8 @@ Id Refs Address Size Name 次の例を見てみましょう。 - FTP を使って Doom の Linux バイナリを取ってきて、 + FTP を使って Doom + の Linux バイナリを取ってきて、 アクセスできる Linux システムに置いたとしましょう。 次のように ldd linuxdoom とするだけでどのシェアードライブラリが必要かチェックできます。 @@ -223,7 +241,8 @@ libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) => /lib/ /compat/linux/usr/X11/lib/libXt.so.3 -> libXt.so.3.1.0 /compat/linux/usr/X11/lib/libX11.so.3.1.0 /compat/linux/usr/X11/lib/libX11.so.3 -> libX11.so.3.1.0 -/compat/linux/lib/libc.so.4.6.29 /compat/linux/lib/libc.so.4 -> libc.so.4.6.29 +/compat/linux/lib/libc.so.4.6.29 +/compat/linux/lib/libc.so.4 -> libc.so.4.6.29
@@ -269,7 +288,7 @@ libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) => /lib/ Linux の ELF バイナリのインストール - Linux + Linux ELF バイナリ @@ -281,8 +300,8 @@ libc.so.4 (DLL Jump 4.5pl26) => /lib/ ELF binary type not known Abort - カーネルが FreeBSD の ELF バイナリと Linux のバイナリとを - 見分けられるようにするためには、&man.brandelf.1; + カーネルが FreeBSD の ELF バイナリと Linux + のバイナリとを見分けられるようにするためには、&man.brandelf.1; ユーティリティを以下のようにして使ってください。 &prompt.user; brandelf -t Linux my-linux-elf-binary @@ -294,6 +313,25 @@ Abort + Random Linux RPM ベースのアプリケーションのインストール + + FreeBSD は、(&linux; ports を含む) すべての ports の追跡に使われる独自の + package データベースを持っています。 + そのため、&linux; RPM データベースは必要ありません (対応していません)。 + + しかしながら、random &linux; RPM + ベースのアプリケーションをインストールする必要があるのでしたら、 + 以下のように実行してください。 + + &prompt.root; cd /compat/linux +&prompt.root; rpm2cpio -q < /path/to/linux.archive.rpm | cpio -id + + その後、インストールした ELF + (ライブラリではなく) バイナリに brandelf を実行してください。 + 綺麗にアンインストールできないかもしれませんが、試験の手助けとなります。 + + + ホストネームリゾルバの設定 DNS がうまく動作しなかったり、 @@ -322,19 +360,12 @@ multi on - Mathematica のインストール - - - Murray - Stokely - Mathematica 4.X 向けの改訂: - - + &mathematica; のインストール - Bojan - Bistrovic - マージ作業: + Boris + Hollas + Mathematica 5.X 向けの改訂: @@ -344,91 +375,108 @@ multi on Mathematica - この章では、Mathematica 4.X Linux 版の FreeBSD - へのインストールについて説明します。 - - Linux 版の Mathematica は - FreeBSD においても完璧に動きます。 - ただ、実行する際に Linux ABI を用いる必要があることを - FreeBSD に教えるために、Wolfram によって出荷されているバイナリにマーク付け - (branded) をする必要があります。 + この章では、&mathematica; 5.X + Linux 版の FreeBSD へのインストールについて説明します。 - Mathematica や - Mathematica for Students の Linux 版は Wolfram + Linux 版の &mathematica; または + &mathematica; for Students は、Wolfram (http://www.wolfram.com/) から直接注文することができます。 - Linux バイナリへのマーク付け (branding) + &mathematica; インストーラの実行 + + 最初に、&os; 対して &mathematica; + の Linux バイナリが、Linux ABI を使用していることを指定する必要があります。 + 最も簡単な方法は、すべてのマーク付けされていないコマンドに対し、 + デフォルトの ELF ブランドを Linux に設定することです。 - Linux 用バイナリは Wolfram の Mathematica - CD-ROM の Unix ディレクトリにあります。 - インストーラーを起動する前にこのディレクトリをローカルディスクにコピーし、 - &man.brandelf.1; により Linux バイナリにマークを付けます。 + &prompt.root; sysctl kern.fallback_elf_brand=3 + + これにより、&os; はマーク付が行われていない ELF バイナリは + Linux ABI を使用すると見なすので、CDROM から直接インストーラを実行できます。 + + MathInstaller + ファイルをハードディスクにコピーしてください。 &prompt.root; mount /cdrom -&prompt.root; cp -rp /cdrom/Unix/ /localdir/ -&prompt.root; brandelf -t Linux /localdir/Files/SystemFiles/Kernel/Binaries/Linux/* -&prompt.root; brandelf -t Linux /localdir/Files/SystemFiles/FrontEnd/Binaries/Linux/* -&prompt.root; brandelf -t Linux /localdir/Files/SystemFiles/Installation/Binaries/Linux/* -&prompt.root; brandelf -t Linux /localdir/Files/SystemFiles/Graphics/Binaries/Linux/* -&prompt.root; brandelf -t Linux /localdir/Files/SystemFiles/Converters/Binaries/Linux/* -&prompt.root; brandelf -t Linux /localdir/Files/SystemFiles/LicenseManager/Binaries/Linux/mathlm -&prompt.root; cd /localdir/Installers/Linux/ -&prompt.root; ./MathInstaller - - また以下のようにすると、マーク付けされていない - ELF バイナリすべての扱いを、デフォルトで Linux - バイナリとすることが可能です。 - - &prompt.root; sysctl -w kern.fallback_elf_brand=3 - - これは FreeBSD システムに対して、 - マーク付けされていない ELF バイナリが - Linux ABI を利用するように設定します。こうすることで、 - CDROM から直接インストーラを実行することが可能になります。 +&prompt.root; cp /cdrom/Unix/Installers/Linux/MathInstaller /localdir/ + + このファイルの中で、最初の行の /bin/sh + を /compat/linux/bin/sh に置き換えてください。 + これにより、インストーラは Linux 版の &man.sh.1; + により実行されるようになります。 + 次に、テキストエディタもしくは次の節で説明するスクリプトを用いて、 + Linux)FreeBSD) + に置き換えてください。 + この置き換えにより、&mathematica; + のインストーラ (オペレーティングシステムを決定するのに + uname -s を用います) が、 + &os; を Linux like なオペレーティングシステムとして扱うようになります。 + MathInstaller を実行すると、 + &mathematica; をインストールします。 - Mathematica パスワードの取得 + &mathematica; 実行ファイルの変更 + + &mathematica; + がインストール中に作成したシェルスクリプトは、使用する前に変更する必要があります。 + &mathematica; の実行ファイルが置かれているディレクトリが + /usr/local/bin とすると、 + math, mathematica, + Mathematica および + MathKernel + といったファイルへのシンボリックリンクがこのディレクトリにあります。 + どちらの場合でも、 + 次に、テキストエディタもしくは以下のスクリプトを用いて、 + Linux)FreeBSD) + に置き換えてください。 + + #!/bin/sh +cd /usr/local/bin +for i in math mathematica Mathematica MathKernel + do sed 's/Linux)/FreeBSD)/g' $i > $i.tmp + sed 's/\/bin\/sh/\/compat\/linux\/bin\/sh/g' $i.tmp > $i + rm $i.tmp + chmod a+x $i +done + + + + &mathematica; パスワードの取得 - Mathematica を起動する前に Wolfram から自分の - マシン ID に対応したパスワードを取得しなければいけません。 - イーサネット - MAC アドレス + イーサネット + MAC アドレス - 一旦 Linux 互換ランタイムライブラリをインストールし、 - Mathematica を展開すれば Install ディレクトリにある - mathinfo プログラムを起動して - マシン ID を得ることができます。 - このマシン ID は、最初に見つかったイーサネットカードの MAC アドレスをベースに生成されます。 - - &prompt.root; cd /localdir/Files/SystemFiles/Installation/Binaries/Linux -&prompt.root; mathinfo -disco.example.com 7115-70839-20412 + 初めて &mathematica; を起動すると、 + パスワードを尋ねられます。 + Wolfram からパスワードをまだ入手していないのであれば、 + インストールディレクトリにある mathinfo + というプログラムを実行して、マシン ID を入手してください。 + このマシン ID は、最初に見つかったイーサネットカードの + MAC アドレスのみをベースとして作成されるので、他のコンピュータで + &mathematica; を実行することはできません。 電子メールや電話、FAX などで Wolfram に登録する時にはこの マシン ID を渡します。 - するといくつかの数字から構成されるパスワードが返されるので、 - 他の Mathematica - プラットホームでするのと全く同じように最初に - Mathematica - を立ち上げる時にその情報を入力します。 + するといくつかの数字から構成されるパスワードが返されます。 - ネットワーク経由での Mathematica フロントエンドの起動 + ネットワーク経由での &mathematica; フロントエンドの起動 - Mathematica + &mathematica; は標準フォントセットにない特別な記号 (積分記号、総和記号、ギリシャ文字など) を表示するために特殊なフォントを使用します。 X プロトコルは、これらのフォントが ローカルマシンに インストールされていることを要求します。 - これはつまり、ローカルマシンに (CD-ROM や Mathematica + これはつまり、ローカルマシンに (CD-ROM や + &mathematica; がインストールされているホストマシンから) そのフォントをコピーしなければならないということです。 これらのフォントは通常、CD-ROM の @@ -444,7 +492,7 @@ disco.example.com 7115-70839-20412fonts.dir にフォント名を追加し、 先頭行のフォント総数を変更することも必要になります。 あるいは、フォントをコピーしたディレクトリで - mkfontdir を実行するだけでもかまいません。 + &man.mkfontdir.1; を実行するだけでもかまいません。 もう一つの方法は、 /usr/X11R6/lib/X11/fonts/ @@ -467,9 +515,10 @@ disco.example.com 7115-70839-20412xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/MathType1 &prompt.root; xset fp rehash - XFree86 サーバを使用しているなら、 - /etc/XF86Config - に加えることでこれらのフォントを自動的に読み込むことができます。 + &xorg; サーバを使用しているなら、 + xorg.conf + ファイルに加えることでこれらのフォントを自動的に読み込むことができます。 + フォント @@ -482,7 +531,7 @@ disco.example.com 7115-70839-20412 - Maple のインストール + &maple; のインストール Aaron @@ -507,7 +556,9 @@ disco.example.com 7115-70839-20412Maple - Maple は Mathematica に似た商用の数式処理プログラムです。 + &maple; + は &mathematica; + に似た商用の数式処理プログラムです。 ソフトウェアを http://www.maplesoft.com/ で購入し、 @@ -523,12 +574,14 @@ disco.example.com 7115-70839-20412/usr/local/maple です。 - ライセンスがなければ、 - Maple Waterloo Software (http://register.maplesoft.com) で登録し、 + &maple; + のライセンスがなければ、 + Maple Waterloo Software (http://register.maplesoft.com") で登録し、 /usr/local/maple/license/license.dat にコピーしてください。 - Maple についてくる + &maple; についてくる INSTALL_LIC というインストールシェルスクリプトを実行し、 FLEXlm @@ -537,7 +590,7 @@ disco.example.com 7115-70839-20412 以下のパッチを - usr/local/maple/bin/maple.system.type + /usr/local/maple/bin/maple.system.type ファイルにあててください。 ----- snip ------------------ *** maple.system.type.orig Sun Jul 8 16:35:33 2001 @@ -554,13 +607,14 @@ disco.example.com 7115-70839-20412 - "FreeBSD"|\ の後に空白を入れてはいけません。 + "FreeBSD"|\ + の後に空白を入れてはいけません。 - このパッチにより Maple は、 + このパッチにより &maple; は、 FreeBSD を Linux システムと認識します。 bin/maple シェルスクリプトは bin/maple.system.type を呼び出します。 - このスクリプトは、uname -a を実行し、 + このスクリプトは、uname -a を実行し、 オペレーティングシステムの名前を入手します。 OS 名にから、どのバイナリを使用するかを判断します。 @@ -568,7 +622,7 @@ disco.example.com 7115-70839-20412/usr/local/etc/rc.d/lmgrd.sh としてインストールされる、以下のスクリプトは、 - lmgrd を起動する便利な方法です。 + lmgrd を起動する便利な方法です。 ----- snip ------------ @@ -582,14 +636,14 @@ LOG=/var/log/lmgrd.log case "$1" in start) - lmgrd -c ${LICENSE_FILE} 2>> ${LOG} 1>>2 + lmgrd -c ${LICENSE_FILE} 2>> ${LOG} 1>&2 echo -n " lmgrd" ;; stop) - lmgrd -c ${LICENSE_FILE} -x lmdown 2>> ${LOG} 1>>2 + lmgrd -c ${LICENSE_FILE} -x lmdown 2>> ${LOG} 1>&2 ;; *) - echo "Usage: `basename $0` {start|stop}" 1>>2 + echo "Usage: `basename $0` {start|stop}" 1>&2 exit 64 ;; esac @@ -598,9 +652,11 @@ exit 0 ----- snip ------------ - maple の試験的に起動してください。 - &prompt.user; cd /usr/local/maple/bin -&prompt.user; ./xmaple + &maple; + を試験的に起動してください。 + + &prompt.user; cd /usr/local/maple/bin +&prompt.user; ./xmaple maple を使う用意はできました。 ネイティブ FreeBSD 版を希望していることを @@ -611,8 +667,8 @@ exit 0 落とし穴 - FLEXlm ライセンスマネージャは、 - 動かすことが難しいツールでもあります。 + FLEXlm + ライセンスマネージャは、動かすことが難しいツールでもあります。 http://www.globetrotter.com/ にも文書が用意されています。 @@ -633,19 +689,275 @@ FEATURE Maple maplelmg 2000.0831 permane PLATFORMS=i86_r ISSUER="Waterloo Maple Inc." \ ISSUED=11-may-2000 NOTICE=" Technische Universitat Wien" \ SN=XXXXXXXXX - + シリアル番号およびキーは 'X' に置き換えています。 - "chillig" は、ホスト名です。 + chillig は、ホスト名です。 ライセンスファイルを編集する際に、 - (ライセンスキーで保護されている) "FEATURE" + (ライセンスキーで保護されている) FEATURE の行を書き換えてしまうと、動かなくなるでしょう。 + + + &matlab; のインストール + + + + Dan + Pelleg + + 寄稿: + + + + + + + applications + MATLAB + + + この節では、&os; システムへ、Linux 版の + &matlab; version 6.5 + をインストールするプロセスについて説明します。 + &java.virtual.machine; + ( をご覧ください) を除けば、 + 極めてよく動作します。 + + Linux 版の &matlab; は、 + MathWorks (http://www.mathworks.com) + から直接注文することができます。 + ライセンスファイルを入手するか、 + ライセンスファイルを作成する手順を確認してください。 + 彼らに対して、ネイティブの &os; 版を必要としていることを伝えてください。 + + + &matlab; のインストール + + &matlab; + をインストールするには、以下のようにしてください。 + + + + インストール CD を挿入して、マウントしてください。 + インストールスクリプトで推奨されているように、 + root になってください。 + 以下のように入力して、インストールスクリプトを実行してください。 + + &prompt.root; /compat/linux/bin/sh /cdrom/install + + + インストーラはグラフィカルです。 + ディスプレイを表示できないエラーが起きるようでしたら、 + setenv HOME ~USER + と実行してください。ここで、 + USER は、&man.su.1; を実行したユーザ名です。 + + + + + + &matlab; + ルートディレクトリの入力を求められたら、 + /compat/linux/usr/local/matlab + と入力してください。 + + + 残りのインストールプロセスでの入力を簡単にするために、 + シェルプロンプトで、 + set MATLAB=/compat/linux/usr/local/matlab + と実行してください。 + + + + + &matlab; + ライセンスを入手時の手順に従い、ライセンスファイルを編集してください。 + + + あなたがいつも使っているエディタを使って、このファイルを準備してください。 + そして、インストーラが + $MATLAB/license.dat を編集するように尋ねる前に、 + $MATLAB/license.dat + にコピーしてください。 + + + + + インストールプロセスを完了してください。 + + + + この時点で、&matlab; + のインストールは終わりました。 + 以下の手順は、&os; システムに結びつけるための + glue です。 + + + + ライセンスマネージャの起動 + + + ライセンスマネージャのスクリプトへのシンボリックリンクを作成してください。 + + &prompt.root; ln -s $MATLAB/etc/lmboot /usr/local/etc/lmboot_TMW +&prompt.root; ln -s $MATLAB/etc/lmdown /usr/local/etc/lmdown_TMW + + + + スタートアップファイルを + /usr/local/etc/rc.d/flexlm.sh + に作成してください。 + 以下の例は、配布されている + $MATLAB/etc/rc.lm.glnx86 + の改良版です。 + 変更点はファイルの位置、Linux エミュレーションでライセンスマネージャを起動する点です。 + + #!/bin/sh +case "$1" in + start) + if [ -f /usr/local/etc/lmboot_TMW ]; then + /compat/linux/bin/sh /usr/local/etc/lmboot_TMW -u username && echo 'MATLAB_lmgrd' + fi + ;; + stop) + if [ -f /usr/local/etc/lmdown_TMW ]; then + /compat/linux/bin/sh /usr/local/etc/lmdown_TMW > /dev/null 2>&1 + fi + ;; + *) + echo "Usage: $0 {start|stop}" + exit 1 + ;; +esac + +exit 0 + + + ファイルに対し実行の権限を指定してください。 + + &prompt.root; chmod +x /usr/local/etc/rc.d/flexlm.sh + + ここで、上記のコマンドの中の、 + username を + (root ではなく) + システムに存在するユーザの名前に置き換えてください。 + + + + + 以下のコマンドでライセンスマネージャを起動してください。 + + &prompt.root; /usr/local/etc/rc.d/flexlm.sh start + + + + + + &java; Runtime Environment のリンク + + &java; Runtime + Environment (JRE) のリンクを、&os; の作業場所に変更してください。 + + &prompt.root; cd $MATLAB/sys/java/jre/glnx86/ +&prompt.root; unlink jre; ln -s ./jre1.1.8 ./jre + + + + &matlab; 起動スクリプトの作成 + + + + 以下の起動スクリプトを + /usr/local/bin/matlab + に置いてください。 + + #!/bin/sh +/compat/linux/bin/sh /compat/linux/usr/local/matlab/bin/matlab "$@" + + + + その後、 + chmod +x /usr/local/bin/matlab + コマンドを実行してください。 + + + + + 使用している + emulators/linux_base + のバージョンによっては、 + このスクリプトを実行するとエラーが出ることがあります。 + これを避けるためには、 + /compat/linux/usr/local/matlab/bin/matlab + ファイルを編集して、以下の行を変更してください。 + + if [ `expr "$lscmd" : '.*->.*'` -ne 0 ]; then + + この行 (バージョン 13.0.1 では、410 行目にあります) を、 + 以下に置きかえてください。 + + if test -L $newbase; then + + + + + &matlab; シャットダウンスクリプトの作成 + + 以下のスクリプトは、&matlab; が正常に終了しない問題を解決します。 + + + + $MATLAB/toolbox/local/finish.m + ファイルを作成して、以下の一行を加えてください。 + + ! $MATLAB/bin/finish.sh + + ここで $MATLAB は、 + 文字通り入力してください。 + + + 同じディレクトリの中には、 + finishsav.m および + finishdlg.m というファイルがあります。 + それらのファイルは、終了する前にワークスペースを保存します。 + これらのうちどちらかを使うには、 + save コマンドのすぐ後に、 + 上記の行を挿入してください。 + + + + 以下の行を含む、 + $MATLAB/bin/finish.sh + ファイルを作成してください。 + + #!/usr/compat/linux/bin/sh +(sleep 5; killall -1 matlab_helper) & +exit 0 + + + + ファイルを実行可能に設定してください。 + + &prompt.root; chmod +x $MATLAB/bin/finish.sh + + + + + + &matlab; を使用する + + この時点で、 + matlab を実行できるようになったので、 + 起動して使用してください。 + + + - Oracle のインストール + &oracle; のインストール MarcelMoolenaar寄贈: @@ -660,46 +972,45 @@ FEATURE Maple maplelmg 2000.0831 permane はじめに - このドキュメントでは Oracle 8.0.5 と Oracle 8.0.5.1 Enterprise Edition + このドキュメントでは &oracle; 8.0.5 + と &oracle; 8.0.5.1 Enterprise Edition の Linux 版を FreeBSD にインストールするための手順を解説します。 Linux 環境のインストール - まずは Ports Collection から linux_base と - linux_devtools をインストールしてください。 - これらの ports は FreeBSD 3.2 のリリース後にコレクションに加えられました。 - もし FreeBSD 3.2 もしくはそれよりも古いものを使っている場合は - ports コレクションをアップデートしましょう。ついでに FreeBSD - をアップデートするのもいいでしょう。もし linux_base-6.1 - や linux_devtools-6.1 でうまくいかなければ - 5.2 を試してみてください。 + まずは Ports Collection から emulators/linux_base と + devel/linux_devtools をインストールしてください。 + もしこれらの ports がうまく動かなければ、package もしくは Ports Collection + で利用可能な古いバージョンを試してみてください。 もし賢いエージェント (intelligent agent) を起動したいなら Red Hat Tcl パッケージ tcl-8.0.3-20.i386.rpm もインストールする必要があるでしょう。 - 公式の RPM パッケージをインストールするには一般的に次のようにします。 + 公式の RPM port (archivers/rpm) + をインストールするには一般的に次のようにします。 &prompt.root; rpm -i --ignoreos --root /compat/linux --dbpath /var/lib/rpm package - パッケージのインストール時にエラーが出てはいけません。 + package のインストール時にエラーが出てはいけません。 - Oracle 環境の構築 + &oracle; 環境の構築 - Oracleをインストールする前に、適切な環境を設定する必要があります。 + &oracle; をインストールする前に、 + 適切な環境を設定する必要があります。 このドキュメントでは、 - Oracle のインストールガイドに書いてあるようなことではなく - FreeBSD で Linux 用 Oracle + &oracle; のインストールガイドに書いてあるようなことではなく + FreeBSD で Linux 用 &oracle; を動かすために特別に必要なことのみを解説します。 カーネルのチューニング カーネルのチューニング - Oracle インストールガイドにあるように、 + &oracle; インストールガイドにあるように、 シェアードメモリーの最大サイズを設定しなければいけません。 FreeBSD では SHMMAX を使わないようにしてください。 SHMMAX は単に SHMMAXPGS @@ -715,7 +1026,7 @@ options SEMMNS=200 options SEMMNI=70 options SEMMSL=61 - これらのオプションを意図した Oracle + これらのオプションを意図した &oracle; の使い方に合わせて設定してください。 また、 @@ -728,22 +1039,27 @@ options SYSVMSG #SysV interprocess commu - Oracle 用アカウント + &oracle; 用アカウント - 他のアカウントを作るのと同じように Oracle 用のアカウントを作ります。 - Oracle 用のアカウントに特別なのは Linux のシェルを割り当てるところだけです。 + 他のアカウントを作るのと同じように oracle + 用のアカウントを作ります。 + oracle 用のアカウントに特別なのは + Linux のシェルを割り当てるところだけです。 /etc/shells/compat/linux/bin/bash - を加え、Oracle 用のアカウントに設定します。 + を加え、oracle 用のアカウントに設定します。 環境設定 ORACLE_HOMEORACLE_SID - といった通常の Oracle 用の変数の他に次の変数も設定しなければなりません。 + といった通常の &oracle; + 用の変数の他に次の変数も設定しなければなりません。 - + + + 変数 @@ -802,16 +1118,19 @@ export PATH - Oracle のインストール + &oracle; のインストール インストーラーを起動する前に、/var/tmp.oracle という名前のディレクトリを作る必要がありますが、 これは Linux エミュレーターにおけるちょっとした不整合のためです。 - このディレクトリは誰でもが書けるか、もしくは oracle ユーザーのものにしておきます。 - これで特に問題なく Oracle がインストールできるでしょう。 - もし問題が起こったら、まずは Oracle の配布物や設定をチェックしてください。 - Oracle のインストールが終わったら次の二つのサブセクションで解説するパッチを当てます。 + このディレクトリは oracle + ユーザーのものにしておきます。 + これで特に問題なく &oracle; がインストールできるでしょう。 + もし問題が起こったら、まずは &oracle; + の配布物や設定をチェックしてください。 + &oracle; + のインストールが終わったら次の二つのサブセクションで解説するパッチを当てます。 *** DIFF OUTPUT TRUNCATED AT 1000 LINES ***