From owner-dev-commits-doc-all@freebsd.org Wed May 12 09:49:38 2021 Return-Path: Delivered-To: dev-commits-doc-all@mailman.nyi.freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2610:1c1:1:606c::19:1]) by mailman.nyi.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id 2B46F6385C3 for ; Wed, 12 May 2021 09:49:38 +0000 (UTC) (envelope-from git@FreeBSD.org) Received: from mxrelay.nyi.freebsd.org (mxrelay.nyi.freebsd.org [IPv6:2610:1c1:1:606c::19:3]) (using TLSv1.3 with cipher TLS_AES_256_GCM_SHA384 (256/256 bits) key-exchange X25519 server-signature RSA-PSS (4096 bits) server-digest SHA256 client-signature RSA-PSS (4096 bits) client-digest SHA256) (Client CN "mxrelay.nyi.freebsd.org", Issuer "R3" (verified OK)) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTPS id 4Fg94L0kZDz3wDg; Wed, 12 May 2021 09:49:38 +0000 (UTC) (envelope-from git@FreeBSD.org) Received: from gitrepo.freebsd.org (gitrepo.freebsd.org [IPv6:2610:1c1:1:6068::e6a:5]) (using TLSv1.3 with cipher TLS_AES_256_GCM_SHA384 (256/256 bits) key-exchange X25519 server-signature RSA-PSS (4096 bits) server-digest SHA256) (Client did not present a certificate) by mxrelay.nyi.freebsd.org (Postfix) with ESMTPS id 0BF1BCD6; Wed, 12 May 2021 09:49:38 +0000 (UTC) (envelope-from git@FreeBSD.org) Received: from gitrepo.freebsd.org ([127.0.1.44]) by gitrepo.freebsd.org (8.16.1/8.16.1) with ESMTP id 14C9nban045692; Wed, 12 May 2021 09:49:37 GMT (envelope-from git@gitrepo.freebsd.org) Received: (from git@localhost) by gitrepo.freebsd.org (8.16.1/8.16.1/Submit) id 14C9nbvW045691; Wed, 12 May 2021 09:49:37 GMT (envelope-from git) Date: Wed, 12 May 2021 09:49:37 GMT Message-Id: <202105120949.14C9nbvW045691@gitrepo.freebsd.org> To: doc-committers@FreeBSD.org, dev-commits-doc-all@FreeBSD.org From: Ryusuke SUZUKI Subject: git: c2663ed351 - main - 989d921f5d -> cf11db8dc4 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=utf-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit X-Git-Committer: ryusuke X-Git-Repository: doc X-Git-Refname: refs/heads/main X-Git-Reftype: branch X-Git-Commit: c2663ed351aefffd5fe25e24b2f1675cfa2fa95b Auto-Submitted: auto-generated X-BeenThere: dev-commits-doc-all@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.34 Precedence: list List-Id: Commit messages for all branches of the doc repository List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Wed, 12 May 2021 09:49:38 -0000 The branch main has been updated by ryusuke: URL: https://cgit.FreeBSD.org/doc/commit/?id=c2663ed351aefffd5fe25e24b2f1675cfa2fa95b commit c2663ed351aefffd5fe25e24b2f1675cfa2fa95b Author: Ryusuke SUZUKI AuthorDate: 2021-05-12 09:49:17 +0000 Commit: Ryusuke SUZUKI CommitDate: 2021-05-12 09:49:17 +0000 989d921f5d -> cf11db8dc4 --- .../content/ja/books/handbook/x11/_index.adoc | 57 ++++++++++++++++++---- 1 file changed, 47 insertions(+), 10 deletions(-) diff --git a/documentation/content/ja/books/handbook/x11/_index.adoc b/documentation/content/ja/books/handbook/x11/_index.adoc index 46256ecb55..6babf21db2 100644 --- a/documentation/content/ja/books/handbook/x11/_index.adoc +++ b/documentation/content/ja/books/handbook/x11/_index.adoc @@ -3,6 +3,8 @@ title: 第5章 X Window System part: パートI. 導入 prev: books/handbook/ports next: books/handbook/partii +description: この章では、グラフィカル環境で使われるオープンソースの X Window System を提供する Xorg のインストールおよび設定方法について説明します。 +tags: ["X11", "Xorg", "TrueType", "DE", "KDE", "Plasma", "Xfce", "Gnome", "XDM", "SDDM", "GDM", "KMS", "Intel", "AMD", "NVIDIA", "Anti-Aliased"] --- [[x11]] @@ -210,7 +212,28 @@ Xorg は、 複数のディレクトリから設定ファイルを探します [[x-config-video-cards]] === ビデオカード -最近の FreeBSD では、Ports または packages 形式で提供されるグラフィックドライバを利用できるようになりました。 そのようなものとして、ユーザは package:graphics/drm-kmod[] で提供される以下のドライバを利用できます。 +Ports のフレームワークは、X11 が最近のハードウェア上で動作するために必要となる drm グラフィックドライバを提供します。 +そのようなドライバとしては、package:graphics/drm-kmod[] で提供されるドライバがあります。 +これらのドライバは、通常プライベートなカーネルのインタフェースを使用するため、`PORTS_MODULES` 変数を利用して ports システムのドライバを構築することが強く推奨されています。 +`PORTS_MODULES` に設定されたカーネルモジュールを含む port は、カーネルを構築するたびに、アップデートされたソースに対応するよう再構築されます。 +これにより、カーネルモジュールはカーネルと同期することが保証されます。 +カーネルと ports ツリーは最大限に互換性を持つように共にアップデートされる必要があります。 +[.filename]#/etc/make.conf# ファイルで `PORTS_MODULES` を設定することで、カーネルを構築する際に、設定されたモジュールも再構築されるようになります。 +上級のユーザの中には、カーネルコンフィグレーションファイルに `makeoptions` ディレクティブで追加するユーザもいます。 +GENERIC を走らせていて、freebsd-update を使用している場合には、`freebsd-update install` 実行後に [.filename]#graphics/drm-kmod# または [.filename]#x11/nvidia-driver# port を構築してください。 + +[example] +==== +[.filename]#/etc/make.conf# + +[.programlisting] +.... +SYSDIR=path/to/src/sys +PORTS_MODULES=graphics/drm-kmod x11/nvidia-driver +.... +この設定はすべてを再構築します。 +使用している GPU /グラフィックカードに応じて、ひとつだけ選択したり、別のドライバを選択できます。 +==== [[x-config-video-cards-ports]] Intel KMS driver:: @@ -249,6 +272,17 @@ NVIDIA:: NVIDIA: いくつかの NVIDIA ドライバが Ports Collection の [.filename]#x11# カテゴリから利用できます。 ビデオカードのモデルに対応するドライバをインストールしてください。 + 参考情報については link:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Nvidia_graphics_processing_units[] をご覧ください。 ++ +NVIDIA カードに対応しているカーネルは [.filename]#x11/nvidia-driver# port または [.filename]#x11/nvidia-driver-xxx# port にあります。 +最新のカードは、前者の port を使います。 +古いカードは、-xxx ports を使うことになります。 +ここで xxx はドライバのバージョンを表す 304, 340 または 390 のどれかです。 +これらのドライバを使うには、 http://download.nvidia.com/XFree86/FreeBSD-x86_64/465.19.01/README/[対応している NVIDIA GPU プロトコル] ページを参照して、`-xxx` の部分を埋めてください。 +このページには、ドライバの各バージョンが対応しているデバイスの一覧があります。 +昔のドライバは i386 および amd64 で動作します。 +現在のドライバは amd64 のみに対応しています。 +詳細については、 http://download.nvidia.com/XFree86/FreeBSD-x86_64/465.19.01/README/[NVIDIAドライバのインストールおよび設定] を参照してください。 +ドライバが最大限に安全に動作するように、カーネルを再構築すたびにドライバを再構築することが推奨されていますが、このドライバはプライベートのカーネルインタフェースをほとんど使わないため、通常はカーネルがアップデートしても安全に使用できます。 [[x-config-video-cards-hybrid]] ハイブリッドグラフィックス:: @@ -380,7 +414,7 @@ man:xrandr[1] を使用して、 他のディスプレイモードを選択で + [source,shell] .... -% xrandr --mode 1280x1024 --rate 60 +% xrandr --output DVI-0 --mode 1280x1024 --rate 60 .... + ノートブックコンピュータの外部出力を使用して、 ビデオプロジェクタに接続することがよく行われます。 @@ -797,14 +831,15 @@ Xorg は、 ログインセッションの管理に用いることのできる X === XDM の設定 -XDM をインストールするには、 package:x11/xdm[] package または port を使ってください。 インストール後、コンピュータの起動時に、 XDM を起動するように設定するには、 [.filename]#/etc/ttys# の以下のエントリを変更してください。 +XDM をインストールするには、 package:x11/xdm[] package または port を使ってください。 +インストール後、コンピュータの起動時に、XDM を起動するように設定するには、[.filename]#/etc/ttys# に以下の行を追加してください。 -[source,shell] +[.programlisting] .... -ttyv8 "/usr/local/bin/xdm -nodaemon" xterm off secure +xdm_enable="YES" .... -`off` の部分を `on` に変更して、保存してください。 このエントリの `ttyv8` は、 XDM が 9 番目の仮想端末で起動することを示しています。 +デフォルトでは、XDM は 9 番目の仮想端末で起動します。 XDM の設定用ディレクトリは [.filename]#/usr/local/etc/X11/xdm# です。 このディレクトリには XDM の振る舞いや見た目を変更するために用いられるファイルや、 XDM の動作中にデスクトップを設定するためのスクリプトやプログラムがあります。 <> には、 これらのフィアルの機能についてまとめられています。 これらのファイルの正確な文法や使用方法については、man:xdm[1] に記述されています。 @@ -887,12 +922,13 @@ GNOME を使用するには、 [.filename]#/proc# ファイルシステムをマ proc /proc procfs rw 0 0 .... -GNOME は、 メッセージバスおよびハードウェアアブストラクションに D-Bus および HAL を使います。 これらのアプリケーションは、GNOME の依存として自動的にインストールされます。 [.filename]#/etc/rc.conf# の中で、 システムの起動時にスタートするように有効にしてください。 +GNOME は、メッセージバスおよびハードウェアアブストラクションに D-Bus を使います。 +これらのアプリケーションは、GNOME の依存として自動的にインストールされます。 +[.filename]#/etc/rc.conf# の中で、システムの起動時にスタートするように有効にしてください。 [.programlisting] .... dbus_enable="YES" -hald_enable="YES" .... インストール後、 GNOME を起動するように Xorg を設定してください。 最も簡単な方法は、GNOME ディスプレイマネージャ GDM を使うことです。 GDM は、 GNOME package または port の一部としてインストールされます。 有効にするには、以下の行を [.filename]#/etc/rc.conf# に追加してください。 @@ -952,12 +988,13 @@ KDE では、 [.filename]#/proc# ファイルシステムをマウントする proc /proc procfs rw 0 0 .... -KDE は、 メッセージバスおよびハードウェアアブストラクションに D-Bus および HAL を使います。 これらのアプリケーションは、KDE の依存として自動的にインストールされます。 [.filename]#/etc/rc.conf# の中で、 システムの起動時にスタートするように有効にしてください。 +KDE は、 メッセージバスおよびハードウェアアブストラクションに D-Bus を使います。 +これらのアプリケーションは、KDE の依存として自動的にインストールされます。 +[.filename]#/etc/rc.conf# の中で、システムの起動時にスタートするように有効にしてください。 [.programlisting] .... dbus_enable="YES" -hald_enable="YES" .... KDE Plasma 5 から KDE のディスプレイマネージャ KDM の開発は終了しました。 かわりに推奨されているのが SDDM です。 インストールするには、以下を実行してください。