From owner-freebsd-users-jp@freebsd.org Tue Jul 12 04:00:23 2016 Return-Path: Delivered-To: freebsd-users-jp@mailman.ysv.freebsd.org Received: from mx1.freebsd.org (mx1.freebsd.org [IPv6:2001:1900:2254:206a::19:1]) by mailman.ysv.freebsd.org (Postfix) with ESMTP id A9DD7B927D1 for ; Tue, 12 Jul 2016 04:00:23 +0000 (UTC) (envelope-from kiri@kx.openedu.org) Received: from kx.openedu.org (flets-sg1027.kamome.or.jp [202.216.24.27]) (using TLSv1 with cipher DHE-RSA-AES256-SHA (256/256 bits)) (Client did not present a certificate) by mx1.freebsd.org (Postfix) with ESMTPS id 5E9CD188C for ; Tue, 12 Jul 2016 04:00:22 +0000 (UTC) (envelope-from kiri@kx.openedu.org) Received: from kx.openedu.org (kx.openedu.org [103.15.187.19]) by kx.openedu.org (8.14.5/8.14.5) with ESMTP id u6C40KKc095941; Tue, 12 Jul 2016 13:00:20 +0900 (JST) (envelope-from kiri@kx.openedu.org) Message-Id: <201607120400.u6C40KKc095941@kx.openedu.org> Date: Tue, 12 Jul 2016 13:00:20 +0900 From: KIRIYAMA Kazuhiko To: freebsd-users-jp@freebsd.org Cc: KIRIYAMA Kazuhiko , maruyama@ism.ac.jp In-Reply-To: References: <201607112059.u6BKxDYa089095@kx.openedu.org> User-Agent: Wanderlust/2.14.0 (Africa) SEMI/1.14.6 (Maruoka) FLIM/1.14.9 (=?ISO-8859-4?Q?Goj=F2?=) APEL/10.6 MULE XEmacs/21.4 (patch 22) (Instant Classic) (amd64--freebsd) MIME-Version: 1.0 (generated by SEMI 1.14.6 - "Maruoka") Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Subject: [FreeBSD-users-jp 95852] Re: =?iso-2022-jp?b?aW5zdGFsbGVyIFpGU1Jvb3QbJEIkRyRONS9GMEBfGyhC?= =?iso-2022-jp?b?GyRCRGobKEI=?= X-BeenThere: freebsd-users-jp@freebsd.org X-Mailman-Version: 2.1.22 Precedence: list List-Id: Discussion relevant to FreeBSD communities in Japan List-Unsubscribe: , List-Archive: List-Post: List-Help: List-Subscribe: , X-List-Received-Date: Tue, 12 Jul 2016 04:00:23 -0000 # To を ML に変更しました At Tue, 12 Jul 2016 10:44:46 +0900, 丸山直昌 wrote: > > 丸山です。 > > Tue, 12 Jul 2016 05:59:13 +0900 > KIRIYAMA Kazuhiko writes: > > >> UFS or ZFS? > >> UFSとZFSのパーフォーマンス上の優劣はなかなか判断しにくいのですが、 ZFS > >> を使う理由は Boot Environmentが使えるからです。ただ、一個のdiskにzfsを2 > > > >ちょっと教えてください.Boot Environment って何ですか? > > zfsはファイルシステムの「世代管理」ができる仕組みを持っています。それを > 利用して、ある時点のシステムのスナップショットを取っておいて、以後のシス > テム変更があっても、起動し直せばスナップショットを取った時点の状態を再現 > できる、というような仕組みです。 > > 例えば、インストール直後の状態のスナップショットを取っておいて、その後色々 > pkg add をやって一段落したらまたスナップショットを取って、さらに freebsd > update をやったところでスナップショットを取って、というようにしておくと、 > いつでもインストール直後の状態とか、pkg add をやった後の状態に戻してみる > ことができます。万一 freebsd updateがバグっていて起動不能に陥るようなこ > とがあっても、スナップショットを取ってあれば、前の状態に戻れるので安心で > す。(とは言え、disk損傷による zfs そのものの破壊に対する備えにはなりませ > ん。) > > PC-BSDではこの Boot Environment(BE) が標準でインストールされます。GUIに > よるBE管理機能がついていますが、コマンドラインでの管理もできます。beadm > というコマンドです。勿論 FreeBSDの package として実現されているので、 > PC-BSDでなくての zfs create と beadm と grub-install を使えばできるでしょ > う。元祖 FreeBSDのインストーラーが Boot Environmentにどう対応しているか > は、私は知りませんが、インストール時の選択でできるのでしょう。それの解説 > は別の方にお願いしたいと思います。 ある意味,Emacs の auto-save 機能をファイルシステム全体でリ カーシブにやっているようなかんじですね.しかし,これ ON にし たままだと,ディスクスペースを急激に消費しません? 詳しいこ とは知らないけど,ZFS のスナップショットは i-node を動的に管 理していて実際のブロックデータは共有しているようなこと聞いた ことはあるけど,たとえ差分データだけとしてもファイルシステム 全体となるとどうなんだろう.... # 確かに # # zfs snapshot zroot/usr/src@org # # zfs clone zroot/usr/src@org zroot/usr/src.org # とか瞬時にできるのには感動しますが... > > 実は PC-BSDでは、パッケージのアップデートを GUIでやるとシステムが起動不 > 能になる、ということが頻繁に起こっています。従ってBE利用による自己防衛は > 必須です。 GUI のせいではなくて,基本的に今の ports/packages システムで は pakcages だけでアプリケーションをアップデートし続けていく ことは不可能だと思いますが.... > > ちょっと話が脱線しますが、PC-BSDでは「自動アップデートon」が出荷時設定に > なってるので、インターネット接続がある状態でインストールをやって20〜30分 > 放っておくといきなりパッケージの自動アップデートが始まって、いきなり起動 > 不能に陥る、ということがあります。一度でもこれを経験すると「PC-BSDなど金 OS のバージョンが同一な packages か,freebsd-update してまず 最新の OS の状態にしてから pkg delete -ayf してから -current な pacakges をインストールするなら問題は無いと思いますが,た ぶん,OS のバージョンが古い状態で古い packages をインストー ルした状態から pkg upgrade -fy とかやってるんじゃないんでしょ うか? > 輪際使わない」という気分になること間違いないのですが、これがPC-BSDのほと > んど唯一の、重大な欠点と言えると思います。インストール直後に自動アップデー > トをoff に設定する、これさえ守ればPC-BSDは極めて快適に使えるデスクトップ > 環境です。 > > -------- > 丸山直昌@統計数理研究所 > --- KIRIYAMA Kazuhiko