Date: Mon, 28 Dec 2015 14:25:22 +0000 (UTC) From: Ryusuke SUZUKI <ryusuke@FreeBSD.org> To: doc-committers@freebsd.org, svn-doc-all@freebsd.org, svn-doc-head@freebsd.org Subject: svn commit: r47912 - head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot Message-ID: <201512281425.tBSEPMJR021810@repo.freebsd.org>
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Author: ryusuke Date: Mon Dec 28 14:25:21 2015 New Revision: 47912 URL: https://svnweb.freebsd.org/changeset/doc/47912 Log: - Merge the following from the English version: r44609 -> r44627 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml ============================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Sat Dec 26 16:03:06 2015 (r47911) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/boot/chapter.xml Mon Dec 28 14:25:21 2015 (r47912) @@ -3,7 +3,7 @@ The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project - Original revision: r44609 + Original revision: r44627 $FreeBSD$ --> @@ -21,7 +21,7 @@ <para>計算機を起動しオペレーティングシステムをロードするプロセスは、 <quote>ブートストラッププロセス</quote>、 - もしくは単に <quote>起動</quote> と呼ばれます。 + もしくは <quote>起動</quote> と呼ばれます。 &os; の起動プロセスを使えば、 システムをスタートするときに起きることをかなり柔軟にカスタマイズすることができます。 同じ計算機にインストールされた別のオペレーティングシステムを選択することもできますし、 @@ -49,18 +49,27 @@ </listitem> <listitem> - <para>&man.device.hints.5; の基本的な記述方法</para> + <para>ブートスプラッシュスクリーンの設定方法</para> + </listitem> + + <listitem> + <para>device hints の基本的な記述方法</para> + </listitem> + + <listitem> + <para>シングルユーザもしくはマルチユーザモードでの起動方法、 + および &os; システムのシャットダウンの方法</para> </listitem> </itemizedlist> <note> - <para>この章では Intel x86 システム上で動作する &os; + <para>この章では Intel x86 および amd64 システム上で動作する &os; の起動プロセスだけを扱います。</para> </note> </sect1> <sect1 xml:id="boot-introduction"> - <title>起動時の問題</title> + <title>&os; の起動プロセス</title> <para>計算機の電源を入れ、オペレーティングシステムをスタートさせるのには、 おもしろいジレンマがあります。定義により、 @@ -87,8 +96,7 @@ <para>x86 ハードウェアでは、基本入出力システム (Basic Input/Output System: <acronym>BIOS</acronym>) にオペレーティングシステムをロードする責任があります。 - オペレーティングシステムをロードするために、 - <acronym>BIOS</acronym> がハードディスク上のマスターブートレコード + <acronym>BIOS</acronym> はハードディスク上のマスターブートレコード (Master Boot Record: <acronym>MBR</acronym>) を探します。 <acronym>MBR</acronym> はハードディスク上の特定の場所になければなりません。 @@ -98,6 +106,20 @@ 場合によっては <acronym>BIOS</acronym> の助けを得た上で <acronym>MBR</acronym> が実行できることを仮定しています。</para> + <note> + <para>amd64 ハードウェアは、上位互換性を持ち、 + <acronym>BIOS</acronym> に対応しています。 + 最近の新しいハードウェアでは <acronym>MBR</acronym> から、 + GUID Partition Table (<acronym>GPT</acronym>) へと移行しています。 + &os; は <acronym>MBR</acronym> または <acronym>GPT</acronym> + パーティションから起動できます。 + <acronym>GPT</acronym> から起動するときには、 + &os; はレガシーな <acronym>BIOS</acronym> または Extensible + Firmware Interface (<acronym>EFI</acronym>) から起動できます。 + Unified Extensible Firmware Interface (<acronym>UEFI</acronym>) + への対応は進行中です。</para> + </note> + <indexterm><primary>マスターブートレコード (Master Boot Record: <acronym>MBR</acronym>)</primary></indexterm> @@ -110,44 +132,33 @@ <para><acronym>MBR</acronym> 内部のコードは、 通常<emphasis>ブートマネージャ</emphasis>と呼ばれます。 とりわけユーザとの対話がある場合にそう呼ばれます。 - その場合は、通常もっと多くのブートマネージャのコードが、 - ディスクの最初の<emphasis>トラック</emphasis> - またはオペレーティングシステムのファイルシステム上におかれます - ブートマネージャは<emphasis>ブートローダ</emphasis> - と呼ばれることもありますが、 - &os; はこの言葉を起動のもっと後の段階に対して使います。 - よく使われるブートマネージャには、<application>Boot Easy</application> + 通常ブートマネージャのもっと多くのコードが、 + ディスクの最初のトラック、 + またはファイルシステム上におかれます。 + ブートマネージャの例としては、<application>Boot Easy</application> とも呼ばれる &os; 標準のブートマネージャの - <application>boot0</application>, - <application>Grub</application>, <application>GAG</application> や - <application>LILO</application> 等があります。 - <acronym>MBR</acronym> 内に収まるのは - <application>boot0</application> だけです。</para> + <application>boot0</application>、 + 多くの &linux; ディストリビューションが採用している + <application>Grub</application> 等があります。</para> <para>ディスク上にインストールされているオペレーティングシステムが - 1 つであれば、標準の PC <acronym>MBR</acronym> で十分です。 - この <acronym>MBR</acronym> はディスク上の最初の起動可能な + 1 つの時は、<acronym>MBR</acronym> はディスク上の最初の起動可能な (アクティブな) スライスを探し、 そのスライスにあるコードを起動してオペレーティングシステムの残りをロードします。 - デフォルトで &man.fdisk.8; がインストールする <acronym>MBR</acronym> - は、このような <acronym>MBR</acronym> で、<filename>/boot/mbr</filename> - を基にしています。</para> - - <para>ディスク上に複数のオペレーティングシステムが存在しているのなら、 + ディスク上に複数のオペレーティングシステムが存在しているのなら、 複数のオペレーティングシステムの一覧を表示できて、 起動するオペレーティングシステムを選択できるような、 - 別のブートマネージャをインストールすることもできます。 - 次の節では 2 つのブートマネージャについて説明します。</para> + 別のブートマネージャをインストールすることもできます。</para> <para>&os; のブートストラップシステムの残りは 3 段階に分かれます。 - 第 1 ステージは <acronym>MBR</acronym> によって起動されるもので、 - MBR は計算機を特定の状態にするために必要なことだけ知っていて、 + 第 1 ステージは、 + 計算機を特定の状態にするために必要なことだけを知っていて、 第 2 ステージを起動します。 第 2 ステージでは、第 3 ステージを起動する前に、 もうちょっとやることができます。 第 3 ステージでオペレーティングシステムのロード作業を完了します。 起動作業が 3 段階に分かれているのは、 - PC の規格がステージ 1 とステージ 2 + <acronym>MBR</acronym> がステージ 1 とステージ 2 で実行できるプログラムのサイズに制限を課しているからです。 これらの作業をつなぎ合わせることによって、 &os; はより柔軟なローダ (loader) を提供しているのです。</para> @@ -158,15 +169,17 @@ <para>その後カーネルが起動し、デバイスの検出と初期化を開始します。 そしてカーネルの起動が終わると、制御はユーザープロセスの &man.init.8; へ移されます。&man.init.8; - はまずディスクが利用可能であることを確かめ、 + はディスクが利用可能であることを確認し、 ファイルシステムのマウント、 ネットワークで利用するネットワークカードのセットアップ、 - そして起動時に &os; システムで起動されるように設定されたプロセスの起動、 + そしてブート時に起動されるように設定されたプロセスの起動、 といったユーザーレベルでのリソース (資源) 設定を行ないます。</para> - </sect1> - <sect1 xml:id="boot-boot0"> - <title>ブートマネージャと起動ステージ</title> + <para>この章では、これらのステージについてより詳細に、また、&os; + ブートプロセスにおける対話的な設定方法について説明します。</para> + + <sect2 xml:id="boot-boot0"> + <title>ブートマネージャ</title> <indexterm><primary>ブートマネージャ</primary></indexterm> @@ -174,17 +187,12 @@ (<acronym>MBR</acronym>)</primary></indexterm> <para><acronym>MBR</acronym> - やブートマネージャのコードは起動プロセスの<emphasis>第 + のブートマネージャのコードは起動プロセスの<emphasis>第 0 ステージ</emphasis>と呼ばれることがあります。 - この節では 2 つのブートマネージャ、 - <application>boot0</application> と <application>LILO</application> - について説明します。</para> - - <formalpara> - <title><application>boot0</application> ブートマネージャ</title> + デフォルトでは、&os; は <application>boot0</application> + を使います。</para> - <para>&os; のインストーラや &man.boot0cfg.8; - がインストールする <acronym>MBR</acronym> は、 + <para>&os; のインストーラがインストールする <acronym>MBR</acronym> は、 <filename>/boot/boot0</filename> を基にしています。 <application>boot0</application> のサイズと機能は、 スライステーブルおよび <acronym>MBR</acronym> @@ -193,7 +201,6 @@ <application>boot0</application> と複数のオペレーティングシステムをインストールした場合、 起動時に以下のようなメッセージが表示されます。</para> - </formalpara> <example xml:id="boot-boot0-example"> <title><filename>boot0</filename> のスクリーンショット</title> @@ -204,7 +211,7 @@ F2 FreeBSD Default: F2</screen> </example> - <para>他のオペレーティングシステム、特に &windows; は、 + <para>他のオペレーティングシステムは、 &os; の後にインストールを行うと、既存の <acronym>MBR</acronym> を上書きしてしまいます。 もしそうなってしまったら、 @@ -224,34 +231,7 @@ Default: F2</screen> などとなります。 <acronym>MBR</acronym> の設定をカスタマイズしたい場合は、 &man.boot0cfg.8; を参照してください。</para> - - <formalpara> - <title>LILO ブートマネージャ</title> - - <para>このブートマネージャをインストールして &os; - を起動するようにするには、Linux を起動して - <filename>/etc/lilo.conf</filename> - コンフィグレーションに以下を追加してください。</para> - </formalpara> - - <programlisting>other=/dev/hdXY -table=/dev/hdX -loader=/boot/chain.b -label=FreeBSD</programlisting> - - <para>&os; のプライマリパーティションとドライブを - Linux の識別子を使って指定してください。 - <replaceable>X</replaceable> を Linux のドライブ文字に、また - <replaceable>Y</replaceable> を Linux - のプライマリパーティション番号に置き換えてください。 - <acronym>SCSI</acronym> ドライブに対しては、 - <replaceable>/dev/hd</replaceable> を - <replaceable>/dev/sd</replaceable> に変えてください。 - 同じドライブ上に両方のオペレーティングシステムが置いてあるなら、 - <option>loader=/boot/chain.b</option> 行は不要です。 - 次に <command>/sbin/lilo -v</command> - を実行して、新しい変更を反映してください。 - 画面のメッセージを見て変更を確認してください。</para> + </sect2> <sect2 xml:id="boot-boot1"> <title>起動ステージ 1 と起動ステージ 2</title> @@ -260,19 +240,17 @@ label=FreeBSD</programlisting> ステージはハードディスクの同じ領域上の同一のプログラムの部分部分です。 スペースの制約のため 2 つに分割されていますが、 いつも一緒にインストールされます。 - インストーラまたは &man.bsdlabel.8; は、両者を 1 つにまとめた + &os; のインストーラまたは <command>bsdlabel</command> は、 + 両者を 1 つにまとめた <filename>/boot/boot</filename> をコピーします。</para> - <para>第 1 ステージと第 2 ステージは、ファイルシステムの外部、 + <para>これらの 2 つのステージは、ファイルシステムの外部、 起動スライスの最初のトラックに置かれ、 先頭が最初のセクタにきます。 - boot0 (<xref linkend="boot-boot0"/>) - またはその他のブートマネージャは、 - 起動プロセスを続けるために必要なプログラムがそこにあると想定しています。 - 使用されるセクタの数は、<filename>/boot/boot</filename> - の大きさから簡単に分かります。</para> + <application>boot0</application> またはその他のブートマネージャは、 + 起動プロセスを続けるために必要なプログラムがそこにあると想定しています。</para> - <para><filename>boot1</filename> は + <para>最初のステージの <filename>boot1</filename> は、 512 バイトの大きさでなければならないという制限があるので、 非常に単純なプログラムです。 このプログラムは <filename>boot2</filename> を検索し、 @@ -280,13 +258,14 @@ label=FreeBSD</programlisting> の <firstterm>BSD ラベル</firstterm> に関する最低限の情報だけを持っています。</para> - <para><filename>boot2</filename> はもう少し高機能です。 - これは &os; のファイルシステム上でファイルを見つける機能を持ち、 - 実行するカーネルやローダを指定するための簡単なインタフェースを提供します。</para> - - <para>しかしながら <filename>boot2</filename> により起動される - &man.loader.8; - はさらに高機能で、起動設定が行なえる手段を提供します。</para> + <para>次のステージの <filename>boot2</filename> はもう少し高機能です。 + これは &os; のファイルシステム上でファイルを見つける機能を持ちます。 + 実行するカーネルやローダを指定するための簡単なインタフェースを提供します。 + <filename>boot2</filename> により起動される + <application>loader</application> はさらに高機能で、 + 起動設定が行なえる手段を提供します。 + ステージ 2 で起動プロセス中断した時には、 + 次のようながインタラクティブなが画面が表示されます。</para> <example xml:id="boot-boot2-example"> <title><filename>boot2</filename> のスクリーンショット</title> @@ -296,26 +275,22 @@ Default: 0:ad(0,a)/boot/loader boot:</screen> </example> - <para>&man.bsdlabel.8; を用いて、 - インストールされた <filename>boot1</filename> と - <filename>boot2</filename> を変更できます。</para> - - <screen>&prompt.root; <userinput>bsdlabel -B <replaceable>diskslice</replaceable></userinput></screen> - - <para><replaceable>diskslice</replaceable> + <para>インストールされた <filename>boot1</filename> と + <filename>boot2</filename> を変更するには、<command>bsdlabel</command> + を使ってください。以下の例では、<replaceable>diskslice</replaceable> は起動するディスクとスライスで、 たとえば最初の <acronym>IDE</acronym> ディスクの 1 番目のスライスは <filename>ad0s1</filename> となります。</para> - <warning> - <title>Dangerously Dedicated Mode</title> + <screen>&prompt.root; <userinput>bsdlabel -B <replaceable>diskslice</replaceable></userinput></screen> + <warning> <para><filename>ad0</filename> のようにディスク名だけを指定すると、 - &man.bsdlabel.8; は、スライスを持たない - <quote>危険な専用ディスク</quote>を作成してしまいます。 + <command>bsdlabel</command> は、スライスを持たない + <quote>危険な専用モード</quote>を作成してしまいます。 これはおそらく、あなたが望んでいることではないでしょうから、 <keycap>Return</keycap> キーを押す前に、 - &man.bsdlabel.8; に与える <replaceable>diskslice</replaceable> + <replaceable>diskslice</replaceable> の部分を二重にチェックしてください。</para> </warning> </sect2> @@ -325,16 +300,18 @@ boot:</screen> <indexterm><primary>ブートローダ (boot-loader)</primary></indexterm> - <para>ローダは三段階の起動プロセスの最終段階です。 - ローダは通常、ファイルシステム上の + <para><application>loader</application> + は三段階の起動プロセスの最終段階です。 + これは通常、ファイルシステム上の <filename>/boot/loader</filename> として存在しています。</para> - <para>ローダは、 + <para><application>loader</application> は、 よりさまざまなコマンド群をサポートした強力なインタプリタによって提供される組み込みコマンド群を利用することで、 インタラクティブな設定手段となるように設計されています。</para> - <para>ローダは初期化の際にコンソールとディスクの検出を行ない、 + <para><application>loader</application> + は初期化の際にコンソールとディスクの検出を行ない、 どのディスクから起動しているかを調べます。 そして必要な変数を設定してからインタプリタを起動し、 スクリプトからコマンドを送ったり手でコマンドを入力したりできます。</para> @@ -342,7 +319,8 @@ boot:</screen> <indexterm><primary>ローダ</primary></indexterm> <indexterm><primary>ローダの設定</primary></indexterm> - <para>ローダは次に <filename>/boot/loader.rc</filename> + <para><application>loader</application> + は次に <filename>/boot/loader.rc</filename> を読み込み、通常、変数の標準値を定義した <filename>/boot/defaults/loader.conf</filename> と、そのマシンにローカルな変数を定義した @@ -350,190 +328,153 @@ boot:</screen> <filename>loader.rc</filename> はそれらの変数にもとづき、 選択されたモジュールとカーネルをロードします。</para> - <para>ローダは最後に、標準設定で 10 秒のキー入力待ち時間を用意し、 + <para><application>loader</application> は最後に、 + 標準設定で 10 秒のキー入力待ち時間を用意し、 入力がなければカーネルを起動します。 入力があった場合、コマンド群が使えるプロンプトが表示され、 ユーザは変数を調整したり、すべてのモジュールをアンロードしたり、 モジュールをロードしたりすることができます。 - その後、最終的な起動や再起動へ移行します。</para> + その後、最終的な起動や再起動へ移行します。 + <xref linkend="boot-loader-commands"/>では、 + もっともよく使われる <application>loader</application> + のコマンドをまとめています。 + 利用可能なコマンドをすべて知りたい場合には、 + &man.loader.8; を参照してください。</para> - <sect3 xml:id="boot-loader-commands"> + <table xml:id="boot-loader-commands" frame="none" pgwide="1"> <title>ローダの組み込みコマンド</title> - <para>もっともよく使われるローダのコマンドを以下に示します。 - 利用可能なコマンドをすべて知りたい場合には、 - &man.loader.8; を参照してください。</para> - - <variablelist> - <varlistentry> - <term>autoboot <replaceable>seconds</replaceable></term> - - <listitem> - <para><replaceable>seconds</replaceable> + <tgroup cols="2"> + <thead> + <row> + <entry>変数</entry> + <entry>説明</entry> + </row> + </thead> + + <tbody> + <row> + <entry>autoboot <replaceable>seconds</replaceable></entry> + <entry><replaceable>seconds</replaceable> で与えられた時間内に入力がなければ、 カーネルの起動へと進みます。 - カウントダウンを表示し、標準設定では 10 秒間です。</para> - </listitem> - </varlistentry> + カウントダウンを表示します。標準設定では 10 秒間です。</entry> + </row> - <varlistentry> - <term>boot + <row> + <entry>boot <optional><replaceable>-options</replaceable></optional> - <optional><replaceable>kernelname</replaceable></optional></term> - - <listitem> - <para>すぐにカーネルの起動へ進みます。 + <optional><replaceable>kernelname</replaceable></optional></entry> + <entry>すぐにカーネルの起動へ進みます。 オプション、カーネル名が指定されている場合は、 それらが使われます。 - <emphasis>unload</emphasis> コマンドを実行後、 + <emphasis>unload</emphasis> を実行後、 カーネル名をコマンドラインから指定することができます。 <emphasis>unload</emphasis> を実行しないと、 - 一度読み込まれたカーネルが使われます。</para> - </listitem> - </varlistentry> + 一度読み込まれたカーネルが使われます。</entry> + </row> - <varlistentry> - <term>boot-conf</term> - - <listitem> - <para>すべてのモジュールの設定を、 + <row> + <entry>boot-conf</entry> + <entry>すべてのモジュールの設定を、 起動時と同じように指定された変数 (最も多いのは <envar>kernel</envar>) にもとづいて自動的に行ないます。 このコマンドは、変数を変更する前に、 最初に <command>unload</command> - を行なった場合にのみ有効に働きます。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>help - <optional><replaceable>topic</replaceable></optional></term> + を行なった場合にのみ有効に働きます。</entry> + </row> - <listitem> - <para><filename>/boot/loader.help</filename> + <row> + <entry>help + <optional><replaceable>topic</replaceable></optional></entry> + <entry><filename>/boot/loader.help</filename> を読み込み、ヘルプメッセージを表示します。 topic に <literal>index</literal> が指定された場合、 - 利用可能な topic の一覧を表示します。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>include <replaceable>filename</replaceable> - …</term> - - <listitem> - <para>指定されたファイル名のファイルを処理します。 - ローダはファイルを読み込み、行単位で解釈します。 - エラーが発生した場合、 - include コマンドの実行はその時点で停止します。</para> - </listitem> - </varlistentry> + 利用可能な topic の一覧を表示します。</entry> + </row> - <varlistentry> - <term>load <optional>-t - <replaceable>type</replaceable></optional> - <replaceable>filename</replaceable></term> + <row> + <entry>include <replaceable>filename</replaceable> + …</entry> + <entry>指定されたファイルを読み込み、行単位で解釈します。 + エラーが発生した場合、 + <command>include</command> の実行は直ちに停止します。</entry> + </row> - <listitem> - <para>指定されたファイル名のカーネル、 + <row> + <entry>load <optional>-t + <replaceable>type</replaceable></optional> + <replaceable>filename</replaceable></entry> + <entry>指定されたファイル名のカーネル、 カーネルモジュール、あるいは type に指定された種類のファイルをロードします。 <replaceable>filename</replaceable> - 以降に指定された引数はファイルへと渡されます。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>ls <optional>-l</optional> - <optional><replaceable>path</replaceable></optional></term> + 以降に指定された引数はファイルへと渡されます。</entry> + </row> - <listitem> - <para>指定された <replaceable>path</replaceable> + <row> + <entry>ls <optional>-l</optional> + <optional><replaceable>path</replaceable></optional></entry> + <entry>指定された <replaceable>path</replaceable> にあるファイルを表示します。 <replaceable>path</replaceable> が指定されていなければ、ルートディレクトリを表示します。 <option>-l</option> - が指定されていればファイルサイズも表示されます。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>lsdev - <optional>-v</optional></term> + が指定されていればファイルサイズも表示されます。</entry> + </row> - <listitem> - <para>モジュールがロード可能なすべてのデバイスを表示します。 + <row> + <entry>lsdev + <optional>-v</optional></entry> + <entry>モジュールがロード可能なすべてのデバイスを表示します。 もし <option>-v</option> が指定されていれば、 - より詳細な出力がされます。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>lsmod - <optional>-v</optional></term> + より詳細な出力がされます。</entry> + </row> - <listitem> - <para>ロード済みのモジュールを表示します。 + <row> + <entry>lsmod + <optional>-v</optional></entry> + <entry>ロード済みのモジュールを表示します。 <option>-v</option> が指定されていれば、 - より詳細な内容が出力されます。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>more <replaceable>filename</replaceable></term> - - <listitem> - <para><varname>LINES</varname> - 行を表示するごとに停止しながら指定されたファイルを表示します。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>reboot</term> - - <listitem> - <para>すぐにシステムを再起動します。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>set <replaceable>variable</replaceable></term> - <term>set - <replaceable>variable</replaceable>=<replaceable>value</replaceable></term> - - <listitem> - <para>ローダの環境変数を設定します。</para> - </listitem> - </varlistentry> - - <varlistentry> - <term>unload</term> - - <listitem> - <para>すべてのロード済みモジュールを削除します。</para> - </listitem> - </varlistentry> - </variablelist> - </sect3> - - <sect3 xml:id="boot-loader-examples"> - <title>ローダの使用例</title> + より詳細な内容が出力されます。</entry> + </row> - <para>次にあげるのは、ローダの実践的な使用例です。</para> - - <itemizedlist> - <listitem> - <para>普段使っているカーネルをシングルユーザモード - <indexterm><primary>シングルユーザモード</primary> - </indexterm>で起動します。</para> + <row> + <entry>more <replaceable>filename</replaceable></entry> + <entry><varname>LINES</varname> + 行を表示するごとに停止しながら指定されたファイルを表示します。</entry> + </row> + + <row> + <entry>reboot</entry> + <entry>すぐにシステムを再起動します。</entry> + </row> + + <row> + <entry>set <replaceable>variable</replaceable>, set + <replaceable>variable</replaceable>=<replaceable>value</replaceable></entry> + <entry>ローダの環境変数を設定します。</entry> + </row> + + <row> + <entry>unload</entry> + <entry>すべてのロード済みモジュールを削除します。</entry> + </row> + </tbody> + </tgroup> + </table> + + <para>次にあげるのは、ローダの実践的な使用例です。 + 普段使っているカーネルをシングルユーザモード + <indexterm><primary>シングルユーザモード</primary> + </indexterm>で起動します。</para> <screen><userinput>boot -s</userinput></screen> - </listitem> - <listitem> <para>普段使っているカーネルとモジュールをアンロードし、 - 古い (もしくは別の) カーネルをロードします。</para> + 古いもしくは別のカーネルをロードするには、 + 以下のように実行してください。</para> <screen><userinput>unload</userinput> <userinput>load <replaceable>kernel.old</replaceable></userinput></screen> @@ -547,94 +488,189 @@ boot:</screen> <primary><filename>kernel.old</filename></primary></indexterm> で指定できます。</para> - <note> <para>普段のカーネルで使っているモジュールを指定したカーネルでロードする場合は、 次のようにします。</para> <screen><userinput>unload</userinput> <userinput>set kernel="<replaceable>kernel.old</replaceable>"</userinput> -<userinput>boot-conf</userinput></screen></note> - </listitem> +<userinput>boot-conf</userinput></screen> - <listitem> <para>カーネルの自動設定スクリプトをロードします。</para> <screen><userinput>load -t userconfig_script <replaceable>/boot/kernel.conf</replaceable></userinput></screen> - </listitem> - </itemizedlist> - </sect3> - </sect2> - - <sect2 xml:id="boot-kernel"> - <title>カーネル起動時の応答</title> <indexterm> <primary>カーネル (kernel)</primary> <secondary>起動時の応答</secondary> </indexterm> + </sect2> - <para>カーネルがデフォルトのローダもしくはローダを迂回して - boot2 によって読み込まれると、起動フラグが調べられ、 - それに応じて動作が調整されます。</para> + <sect2 xml:id="boot-init"> + <title>最終ステージ</title> + + <indexterm> + <primary>&man.init.8;</primary> + </indexterm> + + <para>カーネルがデフォルトの <application>loader</application> + もしくは <application>loader</application> を迂回して + <application>boot2</application> によって読み込まれると、 + 起動フラグが調べられ、それに応じて動作が調整されます。<xref + linkend="boot-kernel"/> には、 + 良く使われる起動フラグがまとめられています。 + 他の起動フラグの詳細については、 + &man.boot.8; を参照してください。</para> <indexterm> <primary>カーネル (kernel)</primary> <secondary>起動フラグ</secondary> </indexterm> - <para>良く使われる起動フラグは次のとおりです。</para> + <table xml:id="boot-kernel" frame="none" pgwide="1"> + <title>起動時のカーネルオプション</title> - <variablelist xml:id="boot-kernel-bootflags-list"> - <varlistentry> - <term><option>-a</option></term> + <tgroup cols="2"> + <thead> + <row> + <entry>オプション</entry> + <entry>説明</entry> + </row> + </thead> + + <tbody> + <row> + <entry><option>-a</option></entry> + <entry>カーネル初期化中に、 + ルートファイルシステムとしてマウントするデバイスを尋ねます。</entry> + </row> + + <row> + <entry><option>-C</option></entry> + <entry><acronym>CDROM</acronym> + からルートファイルシステムを起動します。</entry> + </row> + + <row> + <entry><option>-s</option></entry> + <entry>シングルユーザモードで起動します。</entry> + </row> + + <row> + <entry><option>-v</option></entry> + <entry>カーネル起動時に、より詳細な情報を表示します。</entry> + </row> + </tbody> + </tgroup> + </table> - <listitem> - <para>カーネル初期化中に、 - ルートファイルシステムとしてマウントするデバイスを尋ねます。</para> - </listitem> - </varlistentry> + <para>カーネルの起動が完了すると、&man.init.8; + というユーザプロセスに制御が移されます。 + これは <filename>/sbin/init</filename>、 + もしくは <command>loader</command> の + <envar>init_path</envar> 変数で指定される場所にあります。 + これは起動プロセスの最終ステージです。</para> - <varlistentry> - <term><option>-C</option></term> + <para>起動シーケンスでは、 + システム上で利用できるファイルシステムの一慣性を確認します。 + もし <acronym>UFS</acronym> ファイルシステムにに問題があって + <command>fsck</command> が不一致を修復できなければ、 + 管理者が問題を直接解決できるように、<application>init</application> + はシステムをシングルユーザモードへと移行させます。 + 問題がなければ、システムはマルチユーザモードに移行します。</para> - <listitem> - <para>CDROM から起動します。</para> - </listitem> - </varlistentry> + <sect3 xml:id="boot-singleuser"> + <title>シングルユーザモード</title> - <varlistentry> - <term><option>-c</option></term> + <indexterm><primary>シングルユーザモード</primary></indexterm> + <indexterm><primary>コンソール (console)</primary></indexterm> - <listitem> - <para>起動時にカーネルコンフィグレーションを行なう - UserConfig を実行します。</para> - </listitem> - </varlistentry> + <para>このモードには、ユーザが起動時に <option>-s</option> + を指定した場合、あるいは <application>loader</application> で + <envar>boot_single</envar> 変数を設定することによって移行します。 + マルチユーザモードから <command>shutdown now</command> + を呼び出すことでもこのモードに移行できます。 + シングルユーザモードは、以下のメッセージで開始します。</para> + + <programlisting>Enter full pathname of shell or RETURN for /bin/sh:</programlisting> + + <para>ユーザが <keycap>Enter</keycap> を入力すると、 + システムは Bourne シェルを起動します。 + 別のシェルを使うには、シェルのフルパスを入力してください。</para> + + <para>シングルユーザモードは、 + 通常ファイルシステムの一貫性に問題があって起動しないシステムを修復したり、 + 起動設定ファイルの間違いを修正するために使われます。 + また、<systemitem class="username">root</systemitem> + パスワードがわからなくなった場合に、 + リセットするために使うことも出来ます。 + シングルユーザモードのプロンプトは、 + ローカルファイルシステムおよび設定ファイルへのアクセスを与えてくれるため、 + これらが可能となりますが、ネットワーク接続は出来ません。</para> + + <para>シングルユーザモードは、システムの修復には有用ですが、 + システムが物理的に安全な場所になければ、 + セキュリティのリスクがもたらされます。 + デフォルトでは、システムに物理的にアクセス可能なユーザは、 + シングルユーザモードで起動後はシステムをすべてコントロールできてしまいます。</para> - <varlistentry> - <term><option>-s</option></term> + <para><filename>/etc/ttys</filename> + でシステムの <literal>console</literal> + が <literal>insecure</literal> に設定されている場合、 + システムはシングルユーザモードに移行する前に + <systemitem class="username">root</systemitem> + のパスワードを入力するように求めます。 + <systemitem class="username">root</systemitem> + パスワードがわからなくなった場合のリセット機能が無効になっている間は、 + セキュリティ対策が必要となります。</para> - <listitem> - <para>シングルユーザモードで起動します。</para> - </listitem> - </varlistentry> + <example xml:id="boot-insecure-console"> + <title><filename>/etc/ttys</filename> の + insecure コンソール</title> - <varlistentry> - <term><option>-v</option></term> + <programlisting># name getty type status comments +# +# If console is marked "insecure", then init will ask for the root password +# when going to single-user mode. +console none unknown off <replaceable>insecure</replaceable></programlisting> + </example> - <listitem> - <para>カーネル起動時により詳細な情報を表示します。</para> - </listitem> - </varlistentry> - </variablelist> + <para><literal>insecure</literal> コンソールとは、 + コンソールが物理的に安全でない (insecure) と考えられるため、 + <systemitem class="username">root</systemitem> + のパスワードを知る人だけがシングルユーザモードを使えるという意味です。</para> + </sect3> - <note> - <para>上記以外の起動フラグの詳細については、 - &man.boot.8; を参照してください。 - </para> - </note> - </sect2> + <sect3 xml:id="boot-multiuser"> + <title>マルチユーザモード</title> + + <indexterm><primary>マルチユーザモード</primary></indexterm> + + <para><application>init</application> + がファイルシステムが正常であると判断するか、 + ユーザがシングルユーザモードでのコマンドを終了し、 + <command>exit</command> を入力してシングルユーザモードを終了すると、 + システムはマルチユーザモードへ移行し、 + システムのリソースの設定を開始します。</para> + + <indexterm><primary>rc ファイル群</primary></indexterm> + + <para>リソース設定システムはデフォルト設定を + <filename>/etc/defaults/rc.conf</filename> から、 + また、システム独自の細かな設定を + <filename>/etc/rc.conf</filename> から読み込みます。 + そして <filename>/etc/fstab</filename> + に記述されるシステムファイルシステムをマウントします。 + その後、ネットワークサービス、 + さまざまなシステムデーモン、 + そして最後に、ローカルにインストールされた package + の起動スクリプトを実行します。</para> + <para>リソース設定システムについてもっと知りたい場合には、 + &man.rc.8; を参照してください。また、<filename>/etc/rc.d</filename> + にあるスクリプトを実行してみてください。</para> + </sect3> + </sect2> + </sect1> <!-- <sect2 id="boot-kernel-userconfig"> <title>UserConfig: The Boot-time Kernel Configurator</title> @@ -642,7 +678,7 @@ boot:</screen> <para> </para> </sect2> --> - <sect2 xml:id="boot-splash"> + <sect1 xml:id="boot-splash"> <info> <title>起動時のスプラッシュスクリーンの設定</title> @@ -657,45 +693,28 @@ boot:</screen> </authorgroup> </info> - <para>スプラッシュスクリーンは、 - これまでとは別の起動画面を表示します。 + <para>通常、&os; システムが起動すると、 + コンソールにはシステムの起動の進捗状況を示すメッセージ群が表示されます。 スプラッシュスクリーンは、 - コマンドラインまたはグラフィカルなログインプロンプトが表示されるまで、 - 起動時の検出メッセージやサービスのスタートアップメッセージを隠します。</para> + 起動時の検出メッセージやサービスのスタートアップメッセージを隠すような、 + これまでとは異なる起動画面を表示します。 + スプラッシュスクリーンが有効な場合でも、起動時には、 + 起動オプションメニュー、タイムウェイトカウントダウンプロンプトなど、 + いくつかの起動ローダメッセージは表示されます。 + スプラッシュスクリーンは、起動プロセスの間、 + キーボードから何かのキーを押すことで、 + いつでもやめることができます。</para> <para>&os; には、2 つの基本環境があります。 ひとつは、レガシーなバーチャルコンソールコマンドライン環境です。 システムの起動が終わったら、 コンソールにログインプロンプトが表示されます。 - 2 つ目の環境は、<xref linkend="x11"/> - で説明されているグラフィカル環境です。 + 2 つ目の環境は、設定可能なグラフィカル環境です。 <xref linkend="x11"/> では、 グラフィカルディスプレイマネージャやグラフィカルログインマネージャのインストールおよび設定方法について説明しています。</para> - <para>スプラッシュスクリーン機能は、 - 256 色のビットマップ (<filename>.bmp</filename>), - ZSoft <acronym>PCX</acronym> (<filename>.pcx</filename>) または - TheDraw (<filename>.bin</filename>) 形式に対応しています。 - 標準の VGA アダプタで動かすには、 - スプラッシュイメージファイルは 320x200 - ピクセル以下の解像度である必要があります。</para> - - <para>(最大解像度 1024x768 ピクセルまでの) - もう少し大きなイメージを使いたい場合には、 - システムの起動時に - <acronym>VESA</acronym> モジュールをロードしてください。 - <xref linkend="kernelconfig"/> - で説明されるカスタムカーネルに対しては、<acronym>VESA</acronym> - カーネルコンフィグレーションオプションを追加してください。 - <acronym>VESA</acronym> のサポートをロードすることで、 - フルスクリーンでスプラッシュスクリーンを表示できるようになります。</para> - - <para>スプラッシュスクリーンは、起動プロセスの間、 - 画面に表示されますが、キーボードから何かのキーを押すことで、 - いつでもやめることができます。</para> - - <para>スプラッシュスクリーンは、 - スクリーンセーバのデフォルトでもあります。 + <para>システムの起動後は、スプラッシュスクリーンは、 + スクリーンセーバのデフォルトとなります。 一定期間使われないと、スプラッシュスクリーンが表示され、 イメージの輝度が、明るくから暗くなるように変化し、 そのサイクルが繰り返されます。 @@ -708,66 +727,62 @@ boot:</screen> 仮想コンソールにのみ適用され、 グラフィカルディスプレイマネージャには影響しません。</para> - <para>スプラッシュスクリーンを有効に設定していても、起動時には、 - ブートオプションメニューや、 - タイムウェイトカウントダウンプロンプトなどのブートローダメッセージは表示されます。</para> - <para><link xlink:href="http://artwork.freebsdgr.org/node/3/">http://artwork.freebsdgr.org</link>. のギャラリから、 サンプルのスプラッシュスクリーンファイルをダウンロードできます。 - <package>sysutils/bsd-splash-changer</package> port + <package>sysutils/bsd-splash-changer</package> package または port をインストールすると、 - 起動時にスプラッシュイメージのコレクションからランダムに一枚が選択されます。</para> + 起動時にスプラッシュイメージのコレクションからランダムに一枚が表示されます。</para> - <para>スプラッシュスクリーン <filename>.bmp</filename>, + <para>スプラッシュスクリーン機能は、 + 256 色のビットマップ (<filename>.bmp</filename>), + ZSoft <acronym>PCX</acronym> (<filename>.pcx</filename>) または + TheDraw (<filename>.bin</filename>) 形式に対応しています。 + <filename>.bmp</filename>, <filename>.pcx</filename> または <filename>.bin</filename> イメージは、ルートパーティション、たとえば - <filename>/boot</filename> に置く必要があります。</para> - - <para>デフォルトのブートディスプレイの解像度 + <filename>/boot</filename> に置く必要があります。 + 標準の <acronym>VGA</acronym> アダプタで動かすには、 + スプラッシュイメージファイルは 320x200 + ピクセル以下の解像度である必要があります。 + デフォルトのブートディスプレイの解像度 256 色、320x200 ピクセル以下の場合には、以下を含むように - <filename>/boot/loader.conf</filename> を編集してください。</para> + <filename>/boot/loader.conf</filename> を編集してください。 + <replaceable>splash.bmp</replaceable> の部分は、 *** DIFF OUTPUT TRUNCATED AT 1000 LINES ***
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